ストロンチウム90が10兆ベクレル海洋に流失
東京電力福島第1原発で放射能汚染水が海に流れている問題で、東電は21日、事故直後に流出防止工事をした2011年5月以降も、2、3号機のトレンチ(ケーブルなどの配管用トンネル)にたまった高濃度汚染水が海に流出した可能性があり、ストロンチウム90とセシウム137で最大計30兆ベクレルに達するとの試算を発表した。
東電が規定している放射性液体廃棄物の平常時放出管理目標値と比べ、二つの放射性物質で約60倍になる。
東電は海への流出量の最大値について、ストロンチウム90が10兆ベクレル、セシウム137が20兆ベクレルと試算。放射性物質が流出するルートとして2、3号機のトレンチのほか、汚染された地下水の流出も否定しなかった。時事通信
ストロンチウムがいかに危険であるのかをウエーブ上からピックアップしてみました。海洋汚染は日々進んでいます。食事からの内部被曝を防御してください。震災から2年半以上が経ち、危機意識が風化してきた感があります。子どもたちの食には充分な注意を。
(転載)
体内に入ると骨などに蓄積する
体内に侵入したストロンチウム90は長期間に渡ってβ線を放出し続ける
骨のがんや白血病を引き起こす可能性がある
カルシウムと同じような働きがあり、体内で動き、分布する
プルトニウムとストロンチウムの比較
プルトニウム
半減期:24.5万年
体内に入ると骨、肺、生殖線などの部位に取り込まれる。
ストロンチウム(29年)の半減期で比べると、圧倒的にプルトニウムの半減期が長い。
食品と飲料水に含まれる放射性ストロンチウム90の許容量
(ベクレル/ℓ)
1.パン及び穀物製品 5ベクレル
2.粉ミルク 100ベクレル
3.果物
10ベクレル
4.肉及び肉製品 20ベクレル
5.魚及び魚肉製品 35ベクレル
6.牛乳及び乳製品 20ベクレル
※福島原発の近くの土壌から発見されたストロンチウムは、1キログラム当たり、3.3ベクレルから32ベクレル。
関連リンク
福島第一原子力発電所から30キロ以上離れた場所の土と植物から、骨に蓄積する性質のある放射性ストロンチウムが検出されました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A6%E3%83%A0
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