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2013年10月18日 (金)

一度自分をぶち壊す勇気が必要だ

就職活動をした学生のうち2割が活動中に自殺を考えたことが18日、自殺問題に取り組むNPO法人「自殺対策支援センターライフリンク」(東京)の調査で分かった。
 同NPOは今年7月、都内で就職活動をしていた大学生ら122人に聞き取りや郵送で調査を実施。この結果、全体の21%に当たる26人が就職活動中に「本気で死にたいと考えたことがある」と回答した。
 同NPOの清水康之代表は「周囲が内定する中で、不採用が続き、極度の不安・緊張状態に置かれればうつ状態になり、自殺を考えてもおかしくない」と分析。「大学進学が目的化している教育を改め、社会で働いていくことを念頭に置いた教育に変えるべきだ」と指摘している。
 大学に対しては、就職活動で失敗したが立ち直った人の例を学生に紹介するなど、相談しやすい体制の整備を提言している。時事通信

就職難が深刻だ。大学で奨学金を借りたけれど、仕事に就けなくて返済できない若者たちが増えている。由々しき状況だ。

奨学金を返済出来ないどころか、都会での生活がままならず、夢なかばで田舎に戻り、バイトで青春時代が過ぎていく若者たちも多い。

お金がなけれ、結婚どころかデートさえままならない。

希望格差社会という言葉が生まれて久しいが、若者たちに限らず、労働をとりまく不平等感は今やマックスに達しようとしている。

本来なら学生運動や若者たちの市民運動が猛烈に起こっておかしくない状況なのに、そうはならない。飼いならされた群衆というわけではないだろうが、実におとなしい。

僕らの時も就職難だったが、自殺願望の若者なんてほとんどいなかった。仕事ななければ肉体労働でも水商売でもなんでもやった。

今の若者は頭脳明晰だが、飛躍感がない。非常に保守的だ。一度自分をぶち壊す勇気が必要な気がする。

仕事が無いのは、運が悪いわけでも、人間性を否定されたわけでもないのだ。会社が見る目が無いだけだ。雇ってくれるところがないならば、自分で仕事を作ればいい。死ぬ気になれば何でもできるなんていう言葉があるが、別に死ぬ気にならなくても、仕事の種は一杯そこらじゅうに落ちている。

僕も食えないと言われた仕事を30年もやってきた。それなりに頑張ってきたつもりだけれど、やっぱりそれなりだった。でも自分が好きで選んだ道なので後悔はしていない。

こうあるべきだなんていう幻想から脱皮しようぜ。僕はそう思うな。

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