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2013年10月 2日 (水)

英語力は日本語力

昨日は10月に入ったというのに、一関は猛烈に暑かった。塾のエアコンはマックス、近くの林では大ゼミが鳴いていた。

子どもの頃は、岩手の10月はこたつが欲しいほどの寒さが忍び寄ってきたものだが、大ゼミが鳴く10月は全くの想定外だ。

衣替えをした高校生は、汗をかきながら下校して行く。不思議な光景ではある。

昨日は市内の中学校は中間テストだった。このところずっと英語が出来ないという相談を承っている。

教科書が変わって、学校の先生方が教えるペースを掌握しきれてないのもあるかも知れないが、入試問題の長文読解や英作文対策に力を入れようとするあまり、置いてけぼりにされる生徒が、圧倒的に増えているのが現状のような気がする。

このブログで何度か述べてきたが、とにかく中学校スタート時での子どもたちの英語力に差がありすぎる。小学校の頃から英会話教室や英語塾で英語を学んできた児童と、ローマ字の書き取りさえままならない児童が、中学校の英語の時間を同時にスタートするのは、無理がある。

英語の先生は、どうしても出来る生徒を中心に授業をやりたくなるのが心情だろう。英語嫌いが増加する。思い切って能力別の英語授業を1年次からやる必要があるのではなだろうか。

「英語が出来なくって生きていけますよね!」

昨日も女子生徒が叫んでいた。もちろん生きてはいけるが、とりあえず受験科目なので、勉强しなければならないのは避けられない事実なわけで、気持ちは分からないわけではないが、かと言って同情はしない。

僕も英語が本当に出来なかった。英語の授業が苦痛だった。学校での授業を遵守して勉強することを放棄したら楽になった。マイペースでやってみるべきだ。教科書を声を出して読む。単語を覚える。単純なことだけれど、これがお金のかからない英語の勉強法だ。

高校入試の英語は、1500個ぐらいの英単語で十分だ。ゲームの攻略よりずっと楽だと思う。日常の日本語をしっかり受け止めていれば、1500個の英単語のうち半分ぐらいは外来語としてキャッチ出来るはずのだが、それが出来ないのは、やはり日本語能力が問題なのだろうか。

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コメント

県によっては公立中学でも1年生から能力別、希望別に英語の授業を行っているようです。

(かねごん)
羅皇様コメントを頂きありがとうございます。
そうですか。情報ありがとうございます。
そうすると、英語教育も新しい展開を見ることができますね。

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