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2013年9月 7日 (土)

英語ができるから優れているという幻想から脱却しなければならない

英語が出来る生徒と出来ない生徒の違いは、ひとえに勉強をするかしないかに関わっていることであって、単純なことなのに、世の中は様々な理由をこねくりだしてくる。

やれ教材がだめだとか、外人を入れろとか、時間が足らないとか、留学が1番だとか、100人が話し出せば100通りの方法論がぶちまけられる。

英語という学問ほど、方法論が取り沙汰される学問はない。あえて学問という表現を使ったが、日本人にとっての英語は、いろんな意味で多くのトラウマを抱えている。

どれほどの日本人が、英語を話そうとして挫折していっただろうか。その結果小さい頃から子どもに英語を教えようとする。児童向けの英会話教室が花盛りだ。

じゃその子たちが、大人になって英語を流暢に話しているかと言えば、その結果は言うに忍びない。

なぜか。受験英語のしがらみに呪縛され、平均化された英語が得意な生徒で終わっていく。仕事上必要とされない限り、過去の英語で終わって行くのだ。

どっかの会社が、社内での会議を英語でやろうと言うことで、語学が堪能な学生を募った。その学生たちが営業や運営に手腕を発揮出来ているかと言えば、その後の不評を聞けば、自ずと結果は見えてくる。

とある銀行では、課長昇進の条件として英検2級以上の資格を義務付けているところもあると聞く。

英語ができるから人間が優れているとか、仕事が出来るという幻想は、やはり日本人が抱えているトラウマによる。そのトラウマは何か、簡単に言ってしまえば西洋崇拝だ。キリスト教的呪縛と言っても良いかもしれない。

日本にやって来ているアメリカ人やイギリス人を見てみるといい。すべてがそうだとは言わないが、若年の連中が上から目線で日本人を見てくる。つまり自分たちは優秀な人間であり、東洋人は劣っているという潜在意識を持っている。

僕にはアメリカ人の友人もいるし、英語という語学を通じて、多くの宣教師や牧師とも学生の頃から関わってきた。

日本人を啓蒙したいという意図を、彼らの言動から払拭することはできなかった。アメリカが世界の警察を自認する背景には、未だにアングロサクソン民族の誇りと、奢りがある。

宗教的優位や、人種的優位さを未だに誇示する国家。僕に言わせれば、1番たちが悪い。

英語が世界の必須言語であることは否定しないけれど、その英語に日本の受験や学問の道がかき回されていいわけではない。僕はそう思っている。

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コメント

う~ん、でも好き嫌いも結構ありますよね。英語は得意でも他の教科はダメだって人もいますし。現状では英語や米ドルが世界共通で使われるということは否定できませんが、思想の左右問わず西洋文化がどの人も好きなのかなと。大学でも学生に米英(ユーロ)への留学を勧めますし。でも自分は米英(ユーロ)の衰退とともに、相対的に浮かび出た日本や中国が米英のようにならないことを祈るのみです。

(かねごん)
大河様コメントをありがとうございます。
日本における語学教育は、アメリカの陰謀とまではいいませんが、英語教師をしながらずっと疑念を抱いてきました。
うまくアメリカに占領されてしまいましたね。

”とある銀行では、課長昇進の条件として英検2級以上の資格を義務付けている”

って、ウケ狙いですよね?1級ではないのですか?まともな企業なら準一程度でも相手にされませんよ。本当の話なら、そんな程度の低い銀行にお金を預けたくはないですね。

日本人が英語が出来ないのは簡単で、ずばり出来ないようにしている国策だと思います。日本人が英語を流暢に操れるようになれば、技術者などは安い給料で日本で働かずに、処遇もステイタスもずっと良いアジアでも欧米でもどこにでも行ってしまいます。英語が出来ないのは体の良い労働資本の囲い込みではないでしょうか?

(かねごん)
犬王様コメントを頂きありがとうございます。
日本の国策というより、日本の語学教育の失策でしょうかね。英語が話せて当たり前という常識を、日本の教育は断固として否定してきました。受験という柵を作って。
その結果が今です。

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