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2013年9月11日 (水)

29万人の避難生活が続く

2013年9月11日(水)4時37分配信 時事通信

 
 1万8500人以上の死者・行方不明者を出した東日本大震災は11日、発生から2年半となった。住宅再建が本格化するなど明るい動きが出る半面、岩手、宮城、福島3県などで被災した約29万人は今も避難生活が続く。東京電力福島第1原発がある福島県では、除染の遅れや放射能汚染水漏れ問題が復興に影を落とす。
 復興庁によると、8月12日現在の避難者は28万9611人で、この半年間に約2万5000人減少。ただ、放射能への不安を抱える福島県は県外避難者が5万2277人いる。
 福島第1原発では、放射能汚染水の管理が危機的な状況にある。貯蔵タンクからの大量漏出、地下水汚染などが相次ぎ発覚し、海洋汚染への懸念も強まり、事故収束への道のりは険しさを増している。
 警察庁によると、今月10日時点の死者は1万5883人、行方不明者は依然2654人に上る。3県沿岸部では11日、警察や海上保安庁などが1000人規模で不明者の一斉捜索を行う。
 
 29万人の方々が避難生活を強いられているなか、オリンピックの東京開催が決定した。東京電力福島第一原子力発電所事故の収束のめどが立たない中、何故にオリンピックなんだと歯ぎしりをしたくなるこの頃だが、世の中はそうではないらしい。
 仮設住宅から永住の棲み家への移行は、全くなされていない。資材不足、コンクリートの高騰、円安による燃料の高騰、そして人材不足。オリンピック選手村などの施設建設が始まれば、被災地の復興はますます後回しだろう。
 7年後の東京オリンピックが、多くの犠牲のもとに開催されてはいけない。スポーツの祭典より、市井の人々の暮らしが大事だ。
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