5億円の寄付
【河村能宏】東日本大震災の復興支援のため昨年、1年間の期間限定で16年ぶりに再結成した女性ロックバンド「プリンセスプリンセス」が、主にコンサートで得られた収益約5億円を、義援金として被災地に寄付することを決めた。
コンサートは11月の仙台公演を皮切りに、3カ所8公演を実施。計15万人を動員した。義援金は第1弾として、岩手と宮城、福島の3県に各5千万円、看護師を目指す人への通信講座を開く福島県郡山市の専門学校に2千万円を寄付することを決めている。
残りの送り先についてメンバーは「プリンセスプリンセスの5人に、そして皆さんとの出逢(であ)いをくれ今なお、強い絆で結びつけてくれている、『音楽』に、感謝と恩返しを込めた、未来に続く、私達(わたしたち)なりの支援を考えております」とのコメントを出している。朝日新聞
5億円を義援金として寄付とは、プリンセスプリンセスには頭がさがる。震災後は多くのビックアーチストが被災地に訪れコンサートをやり、被災地に音楽を届けてくれた。
しかしこれから被災地に本当に必要なのは、現実としてお金だ。震災で家や会社を失い、仕事が無い多くの方々のために、本当に必要なのはお金だ。そのお金も、赤十字やお役所関連の団体への寄付ではなくて、ピーポイントの義援金が必要な時期に入っている。
看護師を目指す人への通信講座を開く福島県郡山市の専門学校に2千万円を寄付する今回のプリンセスプリンセスのような支援が、多くの意義ある社会支援に繋がっていく。
昨日塾にテレビを観る環境がない僕は、一関市役所のロビーに花巻東の試合を観戦に行った。市役所に立ち寄ったついでに野球を見ていた方もいたようだが、僕のようにテレビがなく、わざわざ見に来ていた方がかなりいたような気がする。
もちろん僕の場合は、僕なりの考えがあってPCやテレビを身辺に置いていないわけだが、服装や手にしているビニール袋の摩耗の様子が、生活の大変さを物語っている方々が何人かいらっしゃった。
一関には沿岸の町で被災した多くの方々が移住して来ている。震災の傷跡は無くなってきた一関ではあるが、市内には仕事がない。夜も8時を過ぎるとメインストリートはゴーストタウンだ。
特にお盆が終わり、急に人がいなくなった田舎町は、そのコントラストが強烈だ。
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