あやしい教師は必ず浮上してくる
岡山市立中学で女子生徒2人に対し、上半身を裸にして背中に患部固定用のテープを貼り、写真を撮影したとして、岡山市教育委員会は6日、同校の50代男性教諭を懲戒免職とした。また、監督責任などがあったとして、校長を減給、教頭や市教育長らを文書訓告とした。
市教委によると、男性教諭は6月初旬と7月初旬、顧問を務める部活動の女子生徒を上半身裸にさせ、前後から携帯電話やデジタルカメラで撮影。背部の肩から腰にかけてテープを貼り、再度写真を撮った。
男性教諭は「腰痛を訴えて部活の練習を休んでいたため、テープを貼った。効果が分かるように撮影した」などと話し、わいせつ目的を否定しているという。
7月初旬、女子生徒らが女性顧問に相談し、発覚した。市教委は「非常に重く受け止めている。再発防止に向けて取り組み、信頼回復に努める」としている。(時事通信)
100歩譲って、暴力教師の言い分というのは、分からないわけではないが、この記事のような言い訳は、言語道断だ。
教員の質の向上を目的として、教員免許の更新制度がかつての自民党によって決定され施行されているわけだが、おかげで、夏休の部活指導が出来ない先生が続出しているし、能力があるのに、免許を更新しないでしまい、現場に復帰できない先生まで出てしまっている。
生徒や父兄による先生評価に加え、教員同士の評価制度を取り入れれば、あやしい教師は必ず浮上してくる。そういった教師を研修対象にすればいいのであって、現行の制度は、お金と時間の無駄だ。
問題が発覚しなければ首に出来ないという公務員制度もどうだろうか。税金を使って給料を払っているのだから、一般企業なみの査定があってしかるべきではないだろうか。
一所懸命やっている先生も、破廉恥な先生も待遇が同じというのはどうだろう。能力なきものは去るべきだし、能力ある先生を適材適所に抜擢する制度が充実しなければ、教育の現場はますます諦観としらけが充満するんじゃないだろうか。
生徒達はとっくにそれを察知しているよ。
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コメント
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こんにちは。教師の残念な事件です。
常識の無い教師が増えたのか、病んでしまった教師が増えたのか。この男性教諭は、「これぐらいは大丈夫だろう」とでも思ったのだろうか。或は、「してはいけないけど、衝動を抑えられない自分」がいたのだろうか。
人間だから失敗や間違いはあるが、やってはいけないことがある。ならぬものはならぬ。
常識から外れていないと判断したのか、抑えられない衝動だったのかいずれかわからないが、この教師は、いつもこういった考え方か危うい状態で生徒に接していたんだと思う。生徒は迷惑であり可哀想だ。
会社員の査定や公共の乗り物など常に安全の為の定期検査がある。教師はどういったことになっているのか。
同僚や先輩教師などお互いについて話し合える環境もないような気がする。
被害にあった生徒のケアをしっかりしてほしい。
(かねごん)
たんた様コメントを頂きありがとうございます。
教師が病んでいるというより、個人の倫理観が喪失してしまっているんでしょうね。
テストの成績は良かったんでしょうが、大切なものを学ばないでしまったんでしょうね。
投稿: たんた | 2013年8月 7日 (水) 16時05分