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2013年8月 6日 (火)

生半可な気持ちじゃ、生まれてこないんだよ

ひとむかし前のテレビドラマなどで、グレた息子や娘が急に叫ぶシーン。

「誰も産んでくれなんて頼んじゃわけじゃないわよ」

これを実際の日常で子どもに言われたきついだろうな。

これって自分の存在の否定だけじゃなく、親の全否定だもんな。

結婚式なんかで「産んでくれてありがとう」なんて言う言葉に、涙ぐむ親は多いけれど、やっぱり産んで欲しくなかったなんて言われたら厳しいよな。

ところで、お腹にいる胎児の染色体を調べる出産前診断というのがあるらしいのだが、その性能がグレードアップし、障害を持って生まれるであろう胎児のパーセンテージがより精密に分かるようになったいということが、最近各紙で取り上げられている。

倫理観がどうのという声も多いけれど、何かキナ臭いにおいがするんだよね。

福島の原発事故の後に、このことが急にクローズアップされたよね。もちろん政府は、チェルノブイリ事故後のベラルーシで、多くの障害を抱えた新生児が生まれたことを知っているわけで、将来補償問題が絡んでくるので、疑いあるものは出産させないように、なんていうもくろみがあるんじゃないだろうか。

うちの女房は、シュタイナー敎育というのをやっているんだけど、子どもは親を選んで生まれてくるって、常日頃言っている。

中にはまれに、障害を持つという経験をあえて選んで生まれてくる子どももいるって話す先生もいる。

僕も生まれつきの軽い障害を1つ2つ抱えているけれども、障害って健常者(この言葉はあんまり使いたくないけれど)から見たディスアドバンテージだよね。普通じゃないってことだろうけれど、親自身が、障害があろうとなかろうと、自分の所に生まれてきた存在を尊重するならば、魂の世界観を持っているならば、問題はないんじゃないかと思う。

僕の友人や知人にも、障害を持つお子さんをお持ちの方がおられるが、みんななんか明るいんだよね。表面を無理に取り繕っている感じじゃなくて、本当に明るいんだよ。子どもたちもとてもチャーミングだし。

でもさ、そういった子どもたちが、出産前検査でもって、生まれてこれなくなるとしたなら、どうだろう。何も議論することなく、ことがすすめられる日本って怖いよね。

身体がどうあれ、能力がどうあれ、魂の優劣はないんだよね。地球に生まれてくる生命は、すべて使命をもって生まれてくる。生半可な気持ちじゃ、生まれてこないんだよ。だから生命は大切にしなくちゃいけない。

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