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2013年7月23日 (火)

魂の声を黙殺している

「やっぱりか」「なぜ今日なのか」。東京電力福島第1原発の敷地内で出た放射性汚染水について、22日、懸念されていた海洋漏れが「あった」と認めた東電に対し、原発事故の影響で漁自粛が続く福島県の地元漁協は怒りをあらわにした。計り知れない風評被害の拡大へ不信感や危機感をのぞかせた。【中尾卓英、神保圭作、高橋秀郎】

 福島県いわき市沿岸では今年9月から、シラスなどの試験操業が原発事故後で初めて開始される予定で、この日は地元で漁協組合長らが専門家を交えて協議していた。その後飛び込んだ最悪のニュースだった。県内のある漁協関係者は「海に流れているのではないかということはうすうす感じていた」と話し、別の漁業関係者は「選挙が終わった日になぜ」と話していた。(毎日新聞)

風評被害をなくすには毎日水揚げされてくる魚の放射能値を、抜き打ちでいいから測ることだ。とにかく放射能の汚染が無いことを確認できるか否かが先決問題であって、国民が放射能値の情報を共有できなければ、食の安全はあり得ない。

民主党は原発事故に対する対応が無力で失墜したが、自民党は原発の再開やTPPの問題の前に、これから起こるだろう健康被害の対応を間違えれば、党そのものの存続というより、日本国そのものの政治の舵取りが不能になり、チェルノブイリ事故の後のように、独裁政治の権力統制がはびこり、国が崩壊する。

間違いなく政府や国は、放射能問題に対しては情報を持っている。その秘匿している情報を、公開しないで済む未来を熱望していているようだが、棚からぼた餅的な幸運をもし願っているとしたら、多額の借金を宝くじで返そうと考えている末期的な経営者とかわりがない。

多数決の概念が、真実の声を黙殺してきた。選挙も同じだ。戦争に突入した過去の群集心理も、そして現在の虚無的な競争社会も、魂の声を黙殺している。

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コメント

毎日拝見し学ばせていただいてます。

以前のブログで、蝉が全く鳴かないという
情報を読んで、本当かな?と疑っていたのですが、
過日、郷里がある茨城県北部に帰省した折、
森林があるのに、全く蝉が鳴いておらず
異常な肌寒さと静けさに「放射能の影響?」と
勘ぐらざるを得ませんでした。

数年前に大量の蝉が発生した事があり、
その時に出尽くしてしまったのだろうと地元の人は
言ってましたが、そんな事があるのだろうかと。

杞憂であって欲しいですが、
東日本と東北がこれから
どうなっていくのか
正しい情報を出して欲しいものです。

(かねごん)
都内在住者様コメントを頂きありがとうございます。
福島第一原発で必死に働いている多くの皆さんの被曝、そして高濃度の汚染区域で今も生活をしている皆さんの被曝、そのことがどんな事態を引き起こすかは、ある程度予想出来ることです。
政府は沉默をしていますが、その責任は重大です。

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