高所恐怖症との戦い
今回の名古屋・岐阜への旅は往復飛行機だった。当日の花巻は23度、名古屋は連日38度の猛暑日だった。
僕は自他共に認める高所恐怖症。時間の都合上飛行機の旅と相成ったわけだが、離陸して10秒後、僕は飛行機を選択したことに完璧に後悔していた。
心臓はバクバク、耳鳴りはマックス、そしてめまいがする高度。15分以上目を開けられず、過呼吸にならないように、神に祈るばかりだった。
なにせ僕は4階以上のフロアーでは、仕事が出来ない状態になるほど、高い所が苦手だ。外の風景が見えなくても不安に苛まれる。
目を開けたのは、美しい客室乗務員の方がコーヒーを持ってきてくれたからだったが、13000メートル上空で飲むコーヒーはハラハラドキドキの味がした。
新潟上空を過ぎ、松本に近づいた頃、幸運にも雲間から富士山を見ることができた。この時ばかりは恐怖も安らぎ、富士の威厳に見とれていた。
名古屋空港に着いた僕は、迎えに来て頂いた、上野塾の上野先生、学心塾のとよ爺先生、志道館学園の美川先生、四畳半スクールの永田先生、そして向上館の熊谷先生らの熱烈な歓迎を受け、感動の照れ隠しで、ニンマリとしていたのだが、帰りの飛行機のことを考えると、冷や汗のかねごんであった。
今回乗った飛行機は、写真では大きく見えるのだが、横幅はスクールバスほどの飛行機で、雲の中に入ると揺れが半端じゃない。
僕には電車が一番ほっとする。いやそれ以上に軽トラックがほっとする(笑い)。
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