人生とは摩訶不思議なものである
悟りをひらくとか、煩悩に打ち勝つなどという表現があるが、残念ながら僕には程遠い世界だ。100%煩悩の塊と言っていい存在だ。我ながら困ったものである。
煩悩の中でも1番なのがお金の煩悩だ。お金があったら人生は薔薇色とは言えないかも知れないが、ストレスは確実に軽減するだろうと思う。
あと2年ちょっと生きると、父が他界した年齢になる。20代後半に家の舵取りを任され、祖母、母、女房、そして息子2人を養うべく、塾と農業を営んできた。
常に頭から離れなかったのは、お金の工面のことだった。サラリーマンを辞めて独立した当初、お金を稼ぐことの困難さを心から実感した。塾を始めたことを後悔したことはなかったが、経営の大変さから開放された年はなかった。
今でこそ酔うまで酒を飲むことはなくなったが、30代の頃は、毎晩酔いつぶれて眠っていた。きっと経営者としての緊張感から、酒の力を借りて逃げたかったのだと思う。
出来の悪かった中学・高校時代、まさか自分が将来先生とよばれる仕事をするなどと夢にも思わなかった。人生とは摩訶不思議なものである。
塾教師になって今年は区切りの30年を迎えた。あっと言う間の30年だった気がする。
運転免許証の自分の写真を見ると、どこのジジイかと思うのだが、自分だと知って愕然とする(爆笑)。
ジジイの青春はまだまだ続きそうだ・・・・・。
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