震災のモニュメント
3.11の地震では一関市は6強の揺れを観測した。いたるところで道路が陥没し、東北本線の線路はアメのように曲がり波打ってしまった。
あれから2年3ヶ月が過ぎ去った。ほとんどの幹線道路には災害時の痕跡がなくなった。わが家では市に申請していたヒビ割れの入った玄関の補修の認可がようやくおり、修理が始まりそうな気配だ。
倒壊した建物の撤去作業の費用に関しては、市が全額補助してくれるのだが、修理費に関しては母屋の修理費に限り半額補助を申請することが出来る。
つまり母屋以外の修理は完全な事故負担だ。
わが家の車庫のコンクリートには、3・11の地震の時に長いひび割れが入った。きっと納屋の土台下までこのヒビは続いているのだろうと思う。
床下を調べる気力もなく2年3ヶ月放置したままだ。朝軽トラックに乗って仕事に出るたびに、この地割れを目にすることになる。
修理する余裕ができる日がくるかどうかは別にして、しばらくは震災のモニュメントとして、この地割れは存続して行くのだろうと思う。
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