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2013年5月28日 (火)

本当のことを言うと人は怒る

高校1年生のY君が、先日こんなことを言ってきた。

「人間って本当のことを言われると怒りますよね」

「Y君すごいな。15歳にしてそのことを知ったのか。僕なんか40歳も半ばを過ぎてその真理に気づいたよ」と僕。

僕のような仕事は、時としてきつい事実を告げなければならない時がある。相手のやる気を損ねないようにして、しかも生徒が伸びていくような、そんな話の持って行き方をしなければならない。

いかにして真実を伝えるか、何年この仕事をやってきても苦悩する日々だ。きっと僕が未熟なせいだろうと思う。

相手の良いところを言うなら誰も悩みはしないだろう。相手の欠点を指摘することは至難の技だ。指導上、親御さんや子どもが隠しておきたい事実を表に出してこなければならない時などは、特にそうだ。

人間社会は、嘘をつくことでうまく成り立っているところがある。全部本当のことをぶちまけたら、きっといたるところで乱闘や戦争が起こるだろう。

しかし善意の嘘にも多くの問題がある。相手を傷つけないようにと思うが故の嘘が、後々致命的なダメージを相手に与えてしまいかねないのが、実は思いやりの嘘だったりする。時と場合によっては、真実を伝えることは、重要なことだ。

励ましのつもりの嘘が、相手の人生を負の方向へ変えてしまうことがある。

自分の欠点を指摘されて腹をたてるのは、きっとプライドを傷つけられるからだろうと思う。年を取れば取るほどその傾向は強くなって行く。だから誰も大人に向かって正面では非難をしない。

「俺はこのやり方で生きてきたんだ。文句あるか」

そんな啖呵を切られた日には、もう何も言えない。

その点子どもたちはまだ聞く耳を持っている。人の意見を取り入れようとする人間は伸びていく。欠点を指摘されて素直に直せる人間が、人生の階段を高みへと登って行く。

完璧な人間なんていない。本当のことを言われたら、怒る前に反省してみてはどうだろうか。自分の信念が盲信でないかどうかを確認するのに、年齢もキャリアも関係ない。

だから僕も、女房にこれは直しなさいと言われると、一応反省はする(苦笑い)。本当に毎日が反省ばかりのかねごんである。

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コメント

おはようございます。
本当のことは言う側も聞く側もドキドキします。
どちらも、相手に対する敬意と愛があるとじんわり効いてくるような気がします。
実際は、いくつになっても本当のことを言われるとドギマギしてしまいます。

(かねごん)
たんた様コメントを頂きありがとうございます。
本当のことって怖いですよね。
まったくその通りです。
女房に今度は何を言われるかと、毎日ドキドキです。

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