想いの反映
想いはエネルギーなのだということを理解すると、自分の人生を彩ってきた様々なことが、自分の想いの反映であることが分かるはずだ。
言葉もそうだが、無意識に刻まれた感情や思考は、現実を作り出す。人は皆幸せを求めている。誰も不幸など求めてはいない。なのにどうして不幸な人がいるのだろうか。
それは幸福のイメージが出きていないだけじゃないかと思う。幸福になれない人は、幸福のイメージが出来ないだけだと知るべきだ。
どんな本を読んでも、人の話を聞いても、自分が幸せである状況を想いの中で創造出来ない人は、幸福を招き寄せることは難しいだろうと思う。
自分の感情に素直になれない人は、必ずと言っていいほど、何らかのトラウマを抱えているものだ。
親子の関係や、兄弟の関係、しいては夫婦間の関係もそうだろうと思う。本来学びであるはずの今生の人間関係から逃避することばかりを考えていて、そこにある学びの根底に気づいていないのではないだろうか。
あの人がいるから私は幸せになれない。そんな感情に支配され、自分の長所にも自分の才能にも気づくこと無く人生を過ごしてしまうのは、大きな損失だと僕は思う。
お金がなければ幸せになれない。学歴がなければ幸せになれない。容姿が悪いから幸せになれない。勝手に作った自分の思いグセによって、成功や幸福から遠ざかってしまう人生は、つまらないだろう。
幸せはどこにでもゴロゴロと転がっている。あそこにも、ここにも。
全てを肯定することは不可能かも知れないが、せめて自分の周りで起きていることの意味を考えてみるといい。
神様が導いてくれたくれた人や、出来事、言葉を、見逃してはいないだろうか。モノにあふれた時代の中で、更にモノを持つことで精神の安定を保とうとする脆弱さは、物質の要求に想像が撹乱され、幸福の実体がつかめなくなってしまっているかのようだ。
便利な道具によって、僕らは想像力を失ってきた。山や海の自然に対峙した時に、写真やビデオで撮りまくる前に、じっくり心に風景を刻むことが魂の糧になると僕は思う。
作られた擬似幸福のドラマを観て、自分が幸福になったつもりでいては、真の幸福はやって来ない。自分の言葉と自分の信念とそして自分の心で、幸福を作って行かなければならない。
« 須川岳に沈む夕陽 | トップページ | 僕が朝起きてやること »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 人生の困難にぶつかると読む本が増える(2015.12.25)
- 想いの反映(2013.05.06)
コメント