うぐいすの羽から53万ベクレル
通常のウグイスなら、見たこともない「おでき」が…(東洋経済)
石田准教授らは、福島県阿武隈高地の中でも特に放射線量が高く、現在、「帰還困難区域」に指定されている浪江町赤宇木地区(福島第一原発から約25キロメートル)で2011年8月に野生のウグイス4羽を捕獲したところ、「うち1羽から今までに私自身、ウグイスでは見たこともないおできが見つかった」(石田准教授)。これまで350羽あまりを捕獲した経験のある石田准教授が驚くほどの病状で、このウグイスには血液原虫も寄生していた。また、捕獲したウグイスの羽毛を持ち帰って放射線量を測定したところ、セシウム134と137を合わせて最高で約53万ベクレル/キログラムもの汚染が判明した。
石田准教授はその後も自宅のある埼玉県横瀬町と福島を15回にわたって行き来し、鳥類の定点観測や自動録音による野生動物のモニタリングを続けている(なお、研究成果の一部は、中西友子・東大大学院教授らの編纂した英文書籍で、シュプリンガー社から3月に出版された。電子ファイルは誰でも無料で自由に読める。(こちらからご覧いただけます)
僕の住んでいる山里では、震災直後の春から夏にかけて、カッコウーの声を全く聞くことがなかった。そして雀の姿が消えた。
僕がこのブログで放射能の警告を書き始めるきっかけでもあった。鳥は他の動物達よりも、放射能の影響を受けやすいのかも知れない。
ウシガエルは放射能拡散の後、僕の住んでいる山里から消えた。夜にはうるさくて眠ることが出来ないくらいだったウシガエルの声を、もう2年間聞いていない。
世の中は放射能が消えたかのような雰囲気が漂っているが、気を緩めては絶対いけない。着実に放射能汚染は僕らの日常に忍び寄っている。
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かねごん先生、お久しぶりです。
ここのところ公私ともに忙しく、なかなかブログが読めませんでした。
先日、上野先生にブログを読んでいないのではとお叱りを受けました。
読み損じた分はすべて読ませていただきました。
やっぱり躍動してますよね、先生の文章は…。
とても満足感がありました。
(かねごん)
とよ爺先生、こちらこそご無沙汰しております。
熊ちゃん先生とのコロボがいよいよ始まるんですね
。きっと度肝を抜くようなパワーが炸裂するんでしょうね。
楽しみです。
投稿: とよ爺 | 2013年4月 6日 (土) 22時55分
以前コメントさせていただきました。神奈川から福岡に避難しました、ナツママです。夫もようやく福岡勤務になり、一年の母子避難生活も終わりました。息子はこちらの幼稚園に入園予定です。福岡の放射能汚染はどの程度かわかりませんが、この間、大宰府近くの、遺跡がある公園に散歩に行ったら、小さな雨蛙を二匹見ました。東京にいたころは、何十年も見たことがありませんでした。神奈川に住んでいた一昨年、震災後の夏には、空から、死んだカラスが落ちてきました。鳩も、雀も、弱っていた。私がいま住んでいる福岡の片田舎では、今まであまり見たことのなかった鳥も元気に飛び回っています。これ以上の核汚染は絶対阻止しなければ。子供が避難、疎開できる場所が、どんどん減ってしまうことを危惧しています。
(かねんごん)
ナツママ様コメントを頂きありがとうございます。
震災後中国に避難したかたより、中国は親日家がいていいですよというコメントを頂きましたが、その後、きな臭い状況が続いています。空気汚染も深刻です。
どこへ逃げても、安全な場所が少なくなって来ました。
自己防衛が大切だと思います。
投稿: ナツママ | 2013年4月 7日 (日) 10時38分