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2013年4月14日 (日)

先生らしさが出てしまっているのだろうか

笑うと免疫力がアップすると言われている。僕は楽しい指導をモットーとしているので、もちろん笑いは大歓迎だ。

しかし僕らが学校で教わっていた頃は、笑うことが品がないと思っていたのか、笑うことをよしとしない教師が結構いた。

表現は悪いが仏頂面をして50分間、全く笑いのない授業をする先生が多くいた。これには参った。よく考えてみれば、戦争の激動を生きてきた先生たちがたくさんいたわけで、人生の中で、笑いという豊かさを忘却の彼方に追いやってしまった先生がいたのだろうと思う。

威厳という言葉があるが、本物は威厳が感じられないものだ。つまりある種の高度な能力を有する人間こそ、ごく普通のおじさんやおばさんの雰囲気がそこはかとなく漂っている。

それらしき威厳やポーズをとる人間は、まだまだ一流じゃない。したがって相手に職業を言い当てられる人間はまだまだということだ。あくまでも僕の持論ではあるが。

僕のブログがちょっと皆に読まれるようになってしまってからは、僕の職業が多くの方々にバレてしまったが、それまでは、僕の職業は未知の謎だった(笑い)。

飲み屋さんでも、卓球をやっていても、ギターを片手に歌を歌っても、僕が先生とよばれる仕事をしているなどとは、誰もつゆ知らず、とっても居心地のいい日々だった。大体に於いて、怪しいひげをはやしたハゲオヤジなので、容貌も味方していたのだろうと思うのだが、我ながら職業を言い当てられないことがプチ自慢だった。

ところがである。ブログの有無は差し置いて、高校で講師をやるようになって3年後あたりから、「かねごんさんは、学校の先生ですか」と初対面の人に言われることが、増えてきた。

これはまずい。無意識のうちに学校の先生の雰囲気が出てしまっていた。ということは、僕はまだまだの未熟者だということになる。

高校の講師としては、あたりまえのことだが、プロの領域に全然達していないということだ。普通のおじさんになるには、もっともっと努力が必要だ。先生らしさが出てしまっているのだろう。反省である。

先生としてではなく、人間としてまだまだ磨かなければならない。自分に喝を入れなければ。

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コメント

こんにちは。面白い記事ですね。楽しく読ませていただきました。
仏頂面の先生っていらっしゃいますね。職場にもいました。人によってはきっと笑顔や笑うことが苦手なのかもしれないですね。職場の仏頂面の人が見落としてしまうぐらい小さく笑っていることを見たことがありました(笑)。
ちょうど、今年度の小学校で進級した息子の担任が仏頂面の先生のようです。担任は、中学生の息子さんがいる女性教師です。昨年度のクラスでは一度も笑ったことがないそうです。そう聞くと、一度ぐらい笑わせてみたくなります。がかなり手ごわいようです。
やはり、人間は相手の清々しい笑顔を見ると安心するものです。
かねごん先生、質問してもよろしいですか?
何故「学校の先生の雰囲気が出てしまうと未熟者」なのですか?
雰囲気が出ないようにしたいのでしょうか??それとも教師とばれたくないのでしょうか??

(かねごん)
たんた様コメントを頂きありがとうございます。
先生らしさは、先生であることを意識している証拠だと思いますね。全然悪いことでは無いでしょうが、一流じゃないでしょうね。
未熟という表現を使いましたが,発展途上の段階だと思いますね。
僕の知っているベテランの先生方の中には、先生と言われることを嫌う方がいます。40年近くも教諭をなさってきてです。
そういった方々は、先生である前に、一人の人間として、学び人でありたいという謙虚さがあふれています。
僕も未熟ですが、そういった先生方に少しでも近づきたいですね。

ありがとうございます。先生らしさとは、「先生であることを意識している」ということでしたか。そうですね、先生に限らず尊敬できる方は決して奢らず謙虚ですね。初心を忘れないということでしょうか。私も親としてそうありたいです。

(かねごん)
あまりうまい説明が出来ませんで申し訳ありません・・・、

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