貧乏暮らしのススメ
お金がないのに無理をする必要はない。連休になると、家族旅行やら外食やら、そんな家族のイメージがあるようだが、車で外出すればガソリン代がかかる。家族で食事をすればこれまたお金がかかる。家で本を読んだり、家の周りを散歩するだけで、十分心が豊かになるものだ。遠出などしなくていい。
お金が無ければ無いなりの暮らしでいいのではないだろうか。見栄をはることは必要ない。自殺の原因の多くはうつ病と言われているが、その発症のきっかけはお金のトラブルが多いという。
お金が無いのに、無理に家を建てたり、高級車を買ったり、子供を大学に入れたり、命と引き換えに実行するほどのものではない。
家は雨風がしのげればいい。車は動けばいい。息子や娘を大学に入れるお金が無ければ、そのことを伝えればいい。本当に大学に入りたければ、自分で稼ぐだろうし、ノイローゼやうつ病になってまで頑張ることじゃない。僕はそう思っている。
僕は15歳の時、私立高校に行きたいと言ったら、授業料を自分で払えと言われた。そこで3年間奨学金とバイト代で支払った。東京の私立大学に行きたいと言ったら、アパート代とお米ぐらいは工面するが、授業料は自分で払えと言われた。そういう訳で4年間自分で支払った。
一生懸命働いている両親の経済力は十分承知していた。貧しいければ貧しいなりの生き方がある。
昨年23年間乗ってきた軽トラックを廃車にした。50を過ぎて生まれて初めて新車を買った。軽トラックだ。軽トラックなら1年間の税金が4000千円で済む。10年間支払っても40000円。普通自動車の1年分の自動車税だ。
震災後、築40年近くになる自宅の台所を自分でリフォームした。床板と壁板の費用が3万円で出来上がった。息子たちの部屋も10年前自分でリフォームをした。
写真が横になってしまったが、台所はこんな感じ。
僕はお金が無いので外では飲まない。新刊本も買わない。いつも105円の中古本のみ。ジャケットはここ5年間で3着買ったが、すべて古着屋のバーゲン。
塾だってそうだ。同じ指導時間で、20000円の他の塾と、うちのような5000円の塾のどこが違うのだろう。若くてピチピチのギャル先生もいないし、イケメンの青年教師もいないが、人生経験豊かなハゲオヤジならいる(爆笑)。
貧乏は全然悪くない。身の丈にあった暮らしをすれば、贅沢は出来ないかもしれないが、心豊かな暮らしは工夫次第でできるはずだ。
ちっぽけなプライドや、不本意な社会への迎合などは必要ない。
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素晴らしい。。 切れ味鋭い。。。 激しく同意します......
(かねごん)
かずよしさんコメントを頂き有難うございます。
賛同いただきまして嬉しいです。
今日のブログは自分でもイケてる内容だと思います。アクセスはすくないですが・・・・。
投稿: かずよし | 2013年3月 5日 (火) 19時39分
「心豊かな暮らし」に共感します。
慣れてしまった日々の経済活動に、ついつい忘れがちになる
心を主体とした、身の丈を思いだしたいと思います。
結局はお金が目的となった、狸の皮算用に踊らされぬよう
質素であっても喜んで、工夫して生きていこうと思いました。
(かねごん)
通ります様コメントを頂きありがとうございます。
現代人は、あまりにもお金の奴隷になっています。
豊かな生活は、お金だけで構築されるものではないと思います。やっぱり工夫ですよね。
投稿: 通ります | 2013年3月20日 (水) 15時52分