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2013年3月16日 (土)

潜在能力は努力で開花する

高校入試は、3年連続全員合格とはいかなかった。僕の指導不足である。申し訳ないという思いと、合格発表の時の塾生の気持ちを思うと、本当に心が痛い。

入試の合格発表の会場は、喜びと落胆の風景が交錯する。ガッツポーズをする生徒、そしてうつむいて去っていく生徒。毎年目にする光景だ。

50歳をとうに過ぎた今でも、僕は自分の合格発表の日の痛みを毎年思い出す。掲示板の前で発せられる歓声の声。自分の番号がないのは、見落としじゃないかと、もう一度掲示板を見渡す焦燥感。そして猛烈な虚脱感に襲われる自分を、もう一人の自分が冷静に見つめているあの浮遊感は忘れられない。

自分の勉強不足だということを認めてしまえば、まだしも心が楽になるのだろうけれど、自分には運がないんじゃなないだろうかとか、テストの結果云々ではなく、自分の人間性のようなものを否定されたような感覚は、厄介な精神状態に自分を追い込んでいく。

ここ2,3日、多くの少年や少女達が、38年前の僕と似たような感情に苛まれているのではないだろうか。当事者の辛さは、当事者にしか分からない。しかし間違いなくこれだけは言える。受験に失敗したのは、運が悪かったでもなく、人間性を否定されたのでもない。落ちた生徒に、違う道が、違う選択肢が用意されただけだ。その事実を受け止めて欲しい。

君たちの人生は君たちのものだ。だから自分にシラケチャいけない。自分をけなしてはいけない。あなたにしかない力が、あなたにはある。そのことを実感するするためには、努力というアンテナを張り巡らすことだ。潜在能力は努力で開花する。

その一歩はまず自分を信じることだ。こどもである時代は長いようで短い。いつも親の庇護の下で暮らすことは出来ない。自分の脳力でお金を稼ぎ、生活をして行かなければならない。大人になって行くということはそういうことだ。

社会は決して冷酷ではないが、かと言ってそれほど寛容でもない。機転が利き、話術がたけた人間が要領よく生きて生ける社会のように思えるかも知れないが、実はもっと大事なことがある。

それは、他人のおだてや、他人の悪意に動じない強固な精神力だ。心のタフさが無ければ、この魑魅魍魎が闊歩する時代を生きては行けない。

おどおどした秀才よりも、たくましい鈍才でなければならない。今新たな道を模索しなければならない諸君。ピンチはチャンスである。過去も未来もどうでもいい。今、今を頑張っていこう。

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コメント

かねごんさん、こんにちは。
旅立ちの季節ですね。おっしゃる通りですね。
「他人のおだてや、他人の悪意に動じない強固な精神力,
心のタフさが無ければ、この魑魅魍魎が闊歩する時代を生きては行けない。」
これを意識できるだけでもお得になります。そこにユーモア、笑い、明るい心があればなんとかなっていくと思うのです。

(かねごん)
たんた様コメントを頂きありがとうございます。
男も女もタフさが必要ですね。
頭脳の明晰さはタフじゃなければ開眼しません。
そしてたんたさんが言うように、ユーモアーは絶対必要ですね。

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