政府は優先順位を間違っている
大震災の被害が大きかった東北3県の医師を対象にした日本医師会の意識調査で「健康状態が良くない」との回答が福島19・4%、宮城14・1%、岩手12・8%に上ることが10日分かった。福島は震災前に比べ3・5倍。震災でストレスを感じるとの回答も福島で62・9%に達し、宮城51・6%、岩手39・2%より高かった。医師不足で過酷勤務を長く続けていることや、福島では原発事故のストレスの影響もありそうだという。共同通信
今回の震災でストレスを感じない東北人はいない。放射能の影響があっても、声を大にして言えないこの日本という国は、まるでどこぞの共産圏の国と変わらない状況だ。
尖閣問題や竹島問題で、報道から福島が消えてしまった。食べ物の放射能汚染は、北京の光化学スモッグの汚染問題でかすみ、テレビや新聞は沈黙を続けるのみだ。
安倍首相は、対中国への軍事準備に躍起になり、中国を必要以上に刺激しているが、中国の策略に乗ってはいけない。他の政治家もそうだ。ほっとけばいい。中国が本気で尖閣を欲しがっていないのは、高校生でも知っている。
中国共産党は、バブルに浮かれ、権力統制が難しくなってきた国民を、対日批判を煽って支配体制を強固にしようとしているだけである。
日本にやって来る中国の汚染物質も気になるところだが、それ以上に放射能汚染の食品のチェックを優先して欲しい。
医師不足云々の問題は、国策の大失態の何ものでもない。医者が疲労困憊している以上に一般市民の疲労感はその比ではない。
兎にも角にも、政府は優先順位を間違っている。
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