青春譜
1月になってインフルエンザが猛威を振るっていたが、ようやく沈静化の兆しが見えてきた。
高校3年生は塾も今週限りで、ほとんどの生徒が入試のためのロードに出かける。そして各高校では3年生が自由登校となり、3月の卒業式まで、それぞれが旅立ちの準備だ。
社会人になる者にとっては、この季節が青春時代最後の長期休暇になる。自動車免許の取得に励む者、旅行に出かける者、そして資格の取得に向け、勉学の精神を新たにするもの、それぞれの春が過ぎて行く。
今回の僕の卒塾生の中に、10年間に渡り塾に通ってくれた生徒がいる。今は卒業研究に忙殺されているが、関東に向かう前に、二十歳を過ぎた彼と、酒でも飲みに行きたいと思っている。
春は別れの季節だ。毎年繰り返す刹那さとの葛藤中で、僕は子どもたち見送る。彼らのドラマは始まったばかりだ。夢を見続ける限り青春は色あせはしない。
笑い、涙、怒り、哀しみ、全てが人生の糧になる。皆さんに素晴らしい出逢いの春が訪れますように。
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