ポジティブシンキングという言葉を近年多く耳にするが
本屋さんに行って眺めてみれば分かるが、日本という社会はよっぽど幸福願望が強いのか、もしくは不幸なのか、幸福になるためのノウ・ハウ本がこれでもかと言うくらい山積みにされている。
ポジティブシンキングという言葉を近年多く耳にするが、出版されているそういった類の本の中身は、どれも似たようなものばかりだ。
感謝が運を運ぶとか、思考が現実を作るとか、言葉が幸せの波動を作るなどなど。そんな本を一杯買い込んで読んでいる方には失礼かも知れないが、いくら本を読んでも、行動を起こさなければ、絵に描いた餅のようなもので、人生は変わらない。
宗教の教義と同じで、知識として習得すれば人生が変わると思う方が多いようだが、残念ながらそれは勘違いだろうと思う。
想いは行動に起こして初めて現実を呼び寄せる。郷里にいる親が心配ならば、行って会ってくればいい。お金が必要ならば、金運アップの招き猫を飾って眺めてないで、働けばいい。頭が良くなりたいならば勉強すればいい。
棚からぼた餅的な人生を望んでいる人間には、決して幸運など訪れない。
かなり前のことだが、幸運についてブラックな本を読んだ。運が無い人の5ヶ条というものだが、こんな感じのことが書かれていた。
1,やたら神社仏閣に祈願する人。
2.お人好しの人。
3.悪いことがあると運命という言葉を使う人。
4.忙しぶってため息をつく人。
5.やたら本ばかり読んでいる人。
僕は思わず笑ってしまった。全部自分に当てはまっているからだ。午前中は高校で非常勤の英語教師をやり、午後は小・中・高生に塾で勉強を教え、日曜日は中学生の卓球の指導をしている。
塾から夜中に帰ってきては、夜な夜なあやしいブログを書き、歌を歌ってくれませんかと頼まれれば、ギターを抱えて、小学校でも路上でも、どこへでも軽トラックで出かけていく、素人芸人である。
そして散歩がてら、毎日神社にお参りしている神社オタクである。
やっぱり僕には運がやってきそうにないな・・・・《爆笑》
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