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2013年1月22日 (火)

花は咲きたがっている

これは僕の勝手な思い込みというのか、信念なのだけれども、何事も毎日5年続ければ、その道のスペシャリストになれるんじゃないかと思っている。つまり食べて行けるという意味で。

そういう点から言わせてもらえば、就いた仕事を半年も続けないで、自分に合わないとか、会社の体質が合わないとか、次から次へと仕事を替えてしまう最近の若者たちには、感心しない。

同じ仕事を続けることは、時に退屈極まりないかも知れないが、プロフェッショナルとしての力量は間違いなく培われて行く。

僕の仕事は塾教師だ。僕らの世代の塾教師と言うのは、学校の教員を目指していたり、司法試験や公務員の試験をチャレンジする若者たちの、飯の種のつなぎの仕事だった。一生塾の仕事をしようと考えていた同僚は皆無だったような気がする。

自分の高校の同級生はもちろんのこと、大学の同級生でも、未だに塾教師をやっているのは間違いなく僕一人だけだ。言わばシーラカンスのような存在である。

若い頃生活のつなぎとして塾講師をやった方が、訳知り顔で塾業界の世界を評したりするのだけれど、塾の仕事だけではなく、半年や1年の経験で、自分の携わった世界を論じては欲しくない。その道の方々に失礼な話だと思う。

そう言えば、このブログも途中何度か存続の危機に立たされたが、どうにか5年半書き続けてきた。僕はいつも女房に言われるが、本当に不器用な人間だ。逆にその不器用さゆえに、塾の仕事も、音楽も、そしてこのブログも続けてこれた気がする。

5年続けてみて、本当にダメだったら、その時は身の振り方を考えてみてはどうだろうか。たいてのことは、5年で花が開くはずである。花は咲きたがっている。蕾のままでもぎ取ってはかわいそうだ。

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