疑似快楽
勉強が嫌いだし、部活は興味がないし、やりたいこともない。
そんなことをつぶやく中学生や高校生がいる。性欲や食欲さえも欠落しているようなアンニュイ感を醸し出している。
そういった子どもたちのほとんどがゲーム漬けだ。毎晩2時3時までゲームに興じている。親が寝た後の、彼らの部屋はバーチャルのパラダイスだ。社会人になっても給料の殆どをゲームに費やしている若者も少なくない。
ゲームをやることに彼らは何を見出しているのだろうか。虚ろな目をした彼らから読み取れる退廃感は、アルコールや薬物依存症のそれとあまり変わらないような気がする。
もしバーチャルなゲームに興じることで、彼らの脳が疑似快楽を体験しているのなら、彼らにとって現実の世界は、実に退屈なものだろうと思う。指先のアタッチメントで構築されていく世界。まるで自分が神にでもなったような錯覚をバーチャルの世界で味わっているのではないだろうか。
日本の国力が落ちている。ゲームを攻略しても、人生のステージが上がるわけではない。そろそろ目を覚ましていんじゃないだろうか。
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