笑っちゃうぜベイベー
家の壁が剥げれば、ペンキを買ってきて塗る。台所の床がぶよぶよになれば、板を買ってきて張り付ける。廊下の天井がシミだらけになれば、100円ショップですだれを買ってきて天井をコーティングする。そんなふうにして僕は、日曜大工をして我家を修繕してきた。
庭の松の木の雪吊りも自分でやるし、もちろん植木の剪定もやる。塾もそうだ。22年前に始めた時は、大学受験専門の英語塾だった。それが今では、高校英語だけでなく幼児から中学3年生まで全教科を教える塾になっている。
幼児から小学校の低学年は、家内がシュタイナー教育をベースに指導しているが、それ以外の学年の教科は全て僕が一人でこなしている。
なんでも自分でやってきたが、なんともならないものが生じてしまった。放射能だ。自宅の周りの杉林の線量が高く、息子たちの寝室の放射能の値が高かった。杉林を全て伐採した。
燃やすことも資材に利用することもできないので、専門の業者に処分してもらった。樹齢100年以上の杉や欅の木を20本は切っただろうか。費用はゆうに100万円を要した。雨樋も取り替えた。高圧洗浄機を買ってきて、庭のコンクリートも除染した。
そういった経費を、昨年の申告の際に全て経費として計上した。税務署からクレームが来たら、裁判に持ち込むつもりだった。税務署職員に僕の殺気が伝わったのだろうか、認めてもらった。
結果、昨年の僕の年収は15万円だった。笑っちゃうぜベイベー。
原子力発電の反対や放射能のことをブログで書くと、嫌がらせが来るので書くのをやめたという方が多い。僕は嫌がらせなんかに屈しない。どっからだってかかってきやがれ!てな感じだね。
年収15万円の50を過ぎた男に、失うものなど何もない!
そんなわけで新年から吠えまくっているかねごんである。2日の夜、教え子のMくんと二人で新年会をやった。チェン店の大衆酒場に入ったのだが、Mくんが暖簾をくぐると、予約客しか入店できないと断られた。後から僕が顔を出すと、なんだか分からないけれど店員さんがいいですよと言ってくれた。きっとやばいおっさんだと思ったのかも知れない(笑い)。僕らの後からやってきた40人ほどのお客さんが全て断られたいた。お気の毒様である。
今年の僕は殺気立っているのではなく、気合を入れているのである。どうもここ数年、何事にも強気になれないでいた。震災のダメージは、僕の内面を動揺させてきた。
しかし開き直って生きていくしかないと決めた。仕事に公がつく人達には、きっと自営業者の苦悩や哀愁など分からないだろうと思うけれど、自営業の世界は、まじキツイ。まじキツイけれど、ここは頑張って生きて行くしかない。
今日の中3特訓なんて、飛鳥時代から明治まで、歴史の入試の要点を1時間10分の授業で教えてやったぜ~。ワイルドだろう。
ふ~。
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