地球の1日が短くなった
IQが高くて学歴があってもダメだなんて言う、自称人間評論家的な方々がおられるが、IQが高くて学歴があってもダメなら、IQが低くて学歴がない人間は、一体どうしたらいいと彼らは思っているのだろう。
今の日本社会を見ていると、汗水たらして必死に頑張ってお金を稼ぐことがダサいような風潮があって、猫もしゃくしも、冷暖房の効いた快適な部屋で、コーヒーでもすすりながら、パソコンをたたくような仕事をやりたがる。これじゃ日本経済が衰退していくのも当然だ。
確かにパソコン一つでお金を稼ぐ方法はいくらでもある。実際若者のニーズを捉え、億単位のお金を稼ぐものもいる。プロ野球や多くのスポーツのスポンサー企業を見ると、圧倒的にIT関連の会社が増えている。情報がお金になる時代だ。
教育産業もパソコンのネットワーク時代に突入している。ブログに自分の塾の名前を冠して、こうやってどうでもいいような記事を毎日配信している僕も、同じ穴のムジナだろうと思う。僕のような零細個人塾でさえ、パソコンが無ければお手上げだ。
1日くらい食べるものが無くても平気だけれど、1日パソコンやケータイがなかったらOUTという人は多い。
パソコンやケータイによって時間が短縮されている。地球の1日が短くなった。30年前なら1週間かかった書類の作成が、今は半日で出来る。1ヶ月かかった情報のやり取りが、1時間で済む。しかしそれが、いいのか悪いのかは、実は誰にも分からない。
前出のテーマに戻るが、僕はIQが高くないし、高校も大学も4流だ。しかし、卒塾生も3流、4流かと言えば、決してそんなことはない。早稲田・慶応はもちろんのこと、東大や難関の医学部にも塾生は今までに合格している。
生徒を合格させることに必死だったというよりは、女房子ども、そして年老いた祖母や母を食わして行くことに必死だった。手前味噌だが、そんな僕の必死に生きる姿が、塾生たちに伝わった結果じゃなかったかと思っている。
IQが高くなくても、親から譲り受けたDNAが優れていなくても、必死な日常が人生を歩ませてくれると僕は思っている。企画力が優れているとか、資本があるとか、ものすごい合格率を誇るから、塾が存続して行くのじゃなくて、生きて行くんだという必死の覚悟が、見えない何かを動かしている気が僕はする。
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かねごん先生
生きて行くんだと言う必死の覚悟・・・。
まさに同感です。
どんな仕事でも覚悟がなければ、
一人前にはなれません。
そうですよね。かねごん先生!
日曜日はとよ爺先生に会います。
雪の美濃国にお越しです。
かねごん先生の来岐、楽しみにしていますよ。
暖かくなったら動きましょうね。
お互い・・・。
(かねごん)
上野先生コメントを有難うございます。
今年は本当に寒くて寒くて大変です。
ほとんどの中学校や高校がインフルエンザに侵略され、学級閉鎖が相次ぎ、塾の指導も思うように進みません。
岐阜行きを春休みにとも考えましたが、暖かくなる5月の連休がいいでしょうね。
おじゃまの際にはよろしくお願いいたします。
投稿: 上野義行 | 2013年1月27日 (日) 00時18分