最近のトラックバック

« 僕の来年の夢 | トップページ | 賀正 »

2012年12月31日 (月)

日本政府は内部被ばくによる健康被害について、甲 状腺がんなどのがん増加だけしか認めていない

 僕のパソコンのメールボックスには様々なメールが、友人や 知人、そして読者の方々からやって来る。今年ももうすぐ終わるが、やはり一番多いのは、放射能に関する情報だ。震災以降教育に関する相談事や質問は影を潜め、放射能による影響の心配や、様々な組織に関するリークや告白的なものが増えている。

もちろん怪しげなメールや、偽装的なメールも多くやって来る。中には僕の知人になりすまして、メールやコメントを送ってくる輩さえいる。原子力の恩恵から離れたくない人間はいる。確かに数十年後の未来より、現在の生活が大切だという 気持ちは分からないではない。

しかし、確実に子どもたちの健康は放射能という危険物に晒されている。そのことに目を背ける親御さんもいるが、守らなければならないものは、この国の未来を背負って行く子どもたちだ。

昨日も下記のようなメールを頂いた。福島第一原発の爆発が引き起こした放射能汚染の拡散は、間違いなく健康被害を子どもたちに与えた。東電や国の対応があまりにも杜撰で他人ごとであることに、怒り心頭な状態がずっと続いてきたが、この国の政治は変わりそうもない。

我々国民が、声を出し続けなければならないだろう。

(転載メール)

 

 茨城県で毎年実施されている小中学生の健康診 断で、心臓疾患が急増していることがわかった。 教育委員会が持つデータを市民団体が分析。心室細 動などから突然死にいたることもある「QT延長 症 候群」が、2010年に比べ8倍に急増している状 況な どを公表した。

 「要精密検査」は2.6倍に

このデータを発表したのは、3つの市民団体。「生活 ク ラブ生協取手支部(根岸裕美子代表)」「放射NO!ネッ トワ ーク取手(本木洋子代表)」「とりで生活者ネットワー ク(黒 沢仁美代表)」。

 茨城県では毎年5月、小学校1年生、中学校1年生に 対して心臓検診を行っている。2012年には、この 検査を受けた児童・生徒1,655人のうち73人が「要 精密検査」と診断された

2011年度に同検査で「要精密検査」と判定された のは28人。1年間で、約2.6倍に急増している。

 「突然死リスクあり」は8倍にまた心臓に異常が認められたケースのうち、突然死 リ スクのある「QT延長症候群」の疑いがある、と診断 さ れた児童・生徒は8人にぼった。福島第一原発事 故 以前の2010年には、同様の異常は1人にしか見 ら れていない。

 QT延長症候群は、心電図の一部に間延びが表れ る もので、心室頻拍(しんしつひんぱく)や心室細 動( しんしつさいどう)により、失神したり、突然死 し たりするリスクがある。 

 ベラルーシでは85%の子どもに異常

 日本政府は内部被ばくよる健康被害について、甲 状腺がんなどのがん増加だけしか認めていない が、世界的には心臓への影響を懸念する声が高 い 。 

中でも有名なのが、国際的な内部被ばくの専門 家 、ユーリ・バンダンジャフスキー博士による研究だ。同博士 は 代謝が少ない心臓の筋肉にセシウム137が蓄積する こ とで、不整脈や心筋障害などの疾患が引き起こ さ れる、と警告する。

 同博士の調査によると、チェルノブイリ事故で大きな被 害を受けたベラルーシのミンスクでは、子どもの85%に心 電図の「病理学的変化」が見られたという。

統計を見ても、ベラルーシでは人口が減少しているに もかかわらず、チェルノブイリ事故以来、心臓病患者は 右肩上がりで増加している。 

 市民団体の報告を受け、取手市の藤井信吾市長は 「データを確認した上で対応策を考える」としてい るが、日本政府が内部被ばくによる心疾患を認め ていない中、どのような対応策がとれるのか、疑 問視される。

にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へこのブログが一人でも多くの皆様の心に届いて頂ければ幸いです。応援の一押しをお願いします。

 

 

 

« 僕の来年の夢 | トップページ | 賀正 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 僕の来年の夢 | トップページ | 賀正 »