巧妙に操られる情報
1999年のノストラダムスの予言に始まった地球滅亡のスパイラルは、宗教団体や出版業界を潤し、似非宗教家や自称コンタクティなる人物が妄想や妄言を並べ立て、善良なる市民を不安にかきたてた。
人類滅亡を煽り立てて、助かるための処方箋を提示するパターンは、自称予言能力者やスピリチャル系の書籍の常套手段であり、これはドラックストアーが酒を安売りする傍らで、肝臓や胃腸を強化する健康茶やドリンクを販売している図式とそっくりである。
考えてみれば、人間の日常とは実に多くのパラドックスに満ちている。富や貧困、病気や健康も、両極の振り子があって初めて分かるありがたさであり、不幸感だ。
戦争があって初めて平和のありがたさが実感できるようではいけないのだが、人間は良くも悪くも忘却の彼方に自身の身を起き、嵐が去るのをただじっと待つ生き物のようだ。これは今回の東京電力福島第一原発がもたらした放射能汚染についても言えることだ。
一関市ではようやく野球場やサッカー場などの運動施設の除染を決めた。幼稚園や小学校の校庭の除染がほぼ終了したのでというコメントがあったが、なぜ同時に行うことが出来なかったのだろうか。復興予算が尖閣諸島に使われている現実を知るにつけ、愕然としてしまう。
人類滅亡がメデイアによって煽られ、多くの利益を得た組織がある。同じようにツイッターやブログを巧妙に操り、放射能の危険性を忘却させようと企む輩も多い。
情報操作に洗脳されないようにする一番の方法は、偶然の出来事は起こらないという認識を持つことと、自分の感情に素直になることだろうと思う。
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かねごん様:謹賀新年
昨年はこのブログ、大いに楽しませて頂きました。執筆に上梓掲載、お疲れ様です。旧年の記事に今頃の亀レス、恐縮であります。
何時もの如く、世間に蔓延る「情報操作」に直面しては、悲憤慷慨、立腹至極の心境と推察します。しかしながら、かねごん様、情報とその流通は今も昔も「企図され管理・操作されているもの」だと思います。
個々人が独り独り意識して情報に対処する他はないと思います。私も、このブログの存在を確認したのは、某・放射能障害(放射性物質が惹起する障害や社会的な荒廃)対策ブログでの書き込みを基にリンク伝いに到着してからです。
今年も、このブログにて、大いに悲憤慷慨しメッセージを発信して下さい。
お元気で。
(かねごんあ9
Yozakura様本年もよろしくお願い致します。
貴重な時間を僕のブログにお付き合い頂き感謝申し上げます。
今年も時に吠え、時にぐだぐだと書き続けていきたいと思います。
投稿: Yozakura | 2013年1月 5日 (土) 09時13分