北上川の瀬織津姫
一関の狐禅寺を過ぎ北上川を渡ると、すぐ右に曲がる道がある。北上川沿いに川崎・千厩方向に走る沿道の風景は、絶景だ。たゆたう北上川の川面に、山々の紅葉が映え、心が凛とする。
しばらくすると北上川に架かるレトロな造りの、大船渡線の横石鉄橋が見えてくる。そこを過ぎると杉林の間に、小さな小さな神社が現れる。銚子浪分神社である。かつては下の写真のように愛らしい狛犬が鎮座していたが、心ないものが盗んで持って行ってしまい、今は台座だけが残っている。
この神社のご祭神が、瀬織津姫であることが、ほんの数日前にわかった。昭和55年に岩手日報社から出された『ふるさとのお社』という本の中に、瀬織津姫の名前を発見したのである。
瀬織津姫ファンとしては、確かめに行かないわけにはいかない。昨日高校の授業が終わった後、早速浪分神社に向かった。
途中の酒屋さんでお供えするお神酒を買った。瀬織津姫が祭られているとなると、ご眷属は龍神様である。ここは襟を正し、お参りをしなければならず、神様に手ぶらで参るわけにはいかない。
軽トラックを神社の前に停め、僕は境内に入っていった。嫌な感じは全くしない。お神酒を供え、祝詞を奏上し、瀬織津姫の名前を呼び、縁を持つことができたことに感謝の言葉を申し上げた。その瞬間である。猛烈なプレアデスカラー(青点の光)が僕の眉間に差し込んできた。
間違いなく、この神社には瀬織津姫の御霊が勧請されている。残念ながら時の流れとともに、近隣からは民家が消え、廃れてはきたが、この地に秘められたパワーはただ者ではない。
本によると社の建造は、天平時代で、757年とある。またもや77の登場だ。岩手県でも1,2位を争う歴史のある社ということになる。
通りすがりの際には、どうぞお参りをしてはいかがでしょうか。瀬織津姫のパワーを感じ取って頂ければ幸いです。
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かねごん様
市内より態々、郊外に赴き、今は寂れた神社への参拝、お疲れ様です。霊験を得られたとの由、何事かの吉兆であれば、幸いです。
数年前に撮影されたのであろう銚子浪分神社の境内写真、拝見しました。地元も過疎化が進んでいるそうですが、参道の両側には巨木が繁り趣のある境内ですね。また、近隣神社の参拝などでインスピレーションを感受された際は、このブログにて御披露下さい。
猶、私は只の読者です。宗教関係者ではありませんから、寄附のお願いとか教団への勧誘はやっておりません。御安心下さい。
お元気で。
(かねごん)
Yozakura様コメントを頂きありがとうございます。
神社大好き中年オヤジなもので、いろいろなところに出没しては、それぞれのご神霊のパワーを楽しんでおります。
また面白い体験があれば書きたいと思います。
いつも拙いブログを読んで頂き感謝申し上げます
。
投稿: Yozakura | 2012年11月14日 (水) 12時20分