岩手県産米を「こうべ育ち」 兵庫県警、JA兵庫六甲を書類送検
岩手県産米を「こうべ育ち」 兵庫県警、JA兵庫六甲を書類送検
大量の岩手県産米を混ぜたブレンド米にもかかわらず「こうべ育ち」の表記で販売したとして、兵庫県警生活経済課は22日、不正競争防止法違反容疑で、JA兵庫六甲(神戸市北区)の法人と、男性幹部ら担当者4人を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
送検容疑は、今年3月17日と19日、岩手県産米「ひとめぼれ」9割に兵庫県産米1割を混ぜたブレンド米なのに、兵庫県産米のみの商品「こうべ育ちオリジナル米」の袋に入れ、神戸市西区の直営店舗で客2人に販売したとしている。
捜査関係者などによると、JA兵庫六甲は昨年6月以降、東日本大震災の復興支援のため、岩手県産米を仕入れ、この直営店舗で販売。1袋販売するごとに50円の義援金を被災地に送ってきた。しかし今年春以降、売り上げが落ち、「こうべ育ち」として計約1721袋を販売したという。
袋裏側の表記産地は通常「兵庫県内産」だが、岩手県産米を混ぜた袋は「国内産」で、販売直後から購入者の問い合わせが相次ぎ発覚。販売を中止し、返品に応じていた。
県は今年4月、日本農林規格(JAS)法に基づき、JA兵庫六甲に原因究明や再発防止の徹底などを指示していた.。産経ニュース
100ベクレルという国の基準が、こういった偽装表示を誘発してしまっている。岩手に住んで百姓をやっている僕がいうのもなんだが、市の広報は、100ベクレルを超えない野菜やお米を不検出と表記している。こんなものを誰が率先して買いたいと思うだろうか。
このブログで何度も書いてきたが、幼児が口にするものは、10ベクレルを絶対超えてはいけないと思っている。5ベクレルでも不安だが、それを言ってしまうと食べるものがなくなってしまうので、泣く泣く妥協せざるを得ないのだが、それししても100ベクレルという基準はふざけている。
放射能に汚染されていても、僕の母は野菜づくりをあきらめず、今年も白菜や大根を収穫した。健康と生きがいのため、畑仕事をやっている母から楽しみを奪うのも気の毒で、家族は食べないけれど僕は傍観していた。
家内が、白菜を検査してきてもらったところ、セシウムが不検出だった。限りなく0だった。母の畑に対する愛情が、奇跡を起こしたのかどうかは分からないが、白菜はなんとか安心して食べられそうである。
自衛隊の化学部隊が、瞬時にセシウムやストロンチウムを測定できる器械を所有しているのだから、必ずや大手器械メーカーは家庭向きの測定器を作れるはずである。500万円もする測定器しか市販されていないのは、国の策略としか思えない。
兎にも角にも、産地偽装は許されるものではないが、食品の測定器の普及が急務だと思う。
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