50歳を過ぎて作ったラブソング
今日は朝から雨。久しぶりの休日だった。家の周りを少し片付けたぐらいで、あとはストーブの前でジャズを聞いていた。
今日聞いていたのはハンク・モブレー。1960年代を圧巻したジャズプレーヤーだ。ジャズは語るものではなく聴くもの。時代時代の空気感が漂ってくる。
不思議なもので、幼少期を過ごした時代のジャズを聞くと、その時代の自分を取り巻く世界の空気感が伝わってくる。ジャズなど聞いていたはずがないのに。
僕はジャズ的感性がかなり偏っていて、ビックバンドやオーケストラの演奏によるジャズを聞かない。ソロ的な演奏を聞くことが多い。サックスとピアノそしてドラムのトリオ演奏が好みだ。
これも一匹狼的な生き方を好む、僕の指向性が、ジャズの好みにも反映しているのかも知れない。
友人のミュージシャンである、吉野崇さんからイーハトブ音楽祭IN平泉の出演オファーの電話を先週頂いた。夏には吉野さんがパーソナリティを務めるFMasumoの番組で、僕の歌を収録させて頂いた。どのライブでも最近は同じ曲ばかりで、歌う僕のほうもマンネリ化してきていた(特に家族のブ~イングはキツイ・・・)。
そこで先週、50歳を過ぎて初めてのラブソングを作った。何かが舞い降りて2時間ほどで書き下ろした(・・笑い)。何のことはない、3年前に作ったエールという曲のコード進行をそのままパクったリメイクの曲である。
お披露目は11月17日土曜日の夜、平泉の和菓子屋・吉野屋さんでのイーハトーヴ音楽祭での演奏となる。
多くの才能がきらめく、アマチュア・セミプロの音楽家が出演します。お時間のある方はぜひ立ち寄って見て下さい。観覧無料、臨時駐車場も当日はありますので、見に来てけらい~。
« 桑名正博追悼 | トップページ | その判断は改めるべきではないだろうか »
「音楽」カテゴリの記事
- ひふみ祝詞(2016.04.13)
- ボブディランがやって来る(2016.04.02)
- Kenny Dorham, Sunset(2016.02.16)
- Jim Hall/ My Funny Valentine(2016.02.14)
- 365日の紙飛行機(2016.02.09)
ジャズ良いですよね。教室で流してると不思議と普段やかましい生徒が静かに勉強したりすることがあります。
それはそれでちょっと寂しかったりするのですが...
(かねごん)
永田先生こんちは。
今日は土砂降りの雨で何も出来ず、久しぶりにまったりしていました。
ジャズはいいです。
投稿: 永田 | 2012年10月28日 (日) 17時17分
かねごん先生こんばんわ。義母の見舞で実家に一時戻った連合いのいない部屋で先生のJAZZのお話を聞いて、突然昔の思い出が蘇りYOU TUBEで検索しましたら懐かしい曲がちゃんとアップされていました。Mal WaldronのLeft Aloneというアルバムです。中学3年ごろに長男である兄が当時でいうところのUターンで実家に帰ってきました。横浜で暮らしていた彼はJAZZにハマッテいて(当時はそういう言い方はありませんでしたが)山水のSPやらオープンリールのデッキやらを持って帰りました。そして地元で初めて買ったアルバムがそれでした。休日に弟である僕を連れて(まだ彼女がいなかったという事でしょう)大町の楽器屋さん(なんて言いましたっけ。さとうや楽器店?今もありますでしょうか)で買ったのを覚えています。そのアルバムはビリーホリデーの追悼アルバムのようなものでしたが、そのアルバムの中の一つがMinor Pulsationという曲です。しみじみとしたLeft Aloneはまだ子供の僕には
理解出来ない音楽でしたが、この曲は当時を思い出させてくれる私の知る数少ないJAZZの曲の一つです。 MJQやらオスカーピーターソンなどを聴いていた兄はすっかり田舎のおじいちゃんになりましたが、当時は都会帰りの若者でした。こうして昔の思い出の曲が容易に楽しめる事を教えてあげたくなりました。
(かねごん)
shinkunopapa様コメントを頂きありがとうございます。
さとうや楽器はまだまだ健在です。ギターの弦を買いに行ったりして、ちょくちょくお世話になっています。Left Aloneはいいですね。岩手の田舎町にはなぜかジャズが似合います。
磐井川の堤防で、たまにジャズを吹いている高校生がいたりします。ぼ~と哀愁に浸りますね。
投稿: shinkunnopapa | 2012年10月28日 (日) 22時23分