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2012年10月30日 (火)

嫌な寝汗をかいている

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僕が高校生だった頃、一関には映画館が3つあって、休日には映画のはしごまでして見に出かけた。

『シベールの日曜日』というフランスの映画を見た時は、その映像の美しさとフランス語の哀調を帯びた響きにとりこになり、この映画を何度見ただろうか。

実はこの映画への愛惜が、数年後悲劇を生むことになろうとはつゆ知らず、調子にのっていたかねごんである。

大学に入った時に、第2外国語を必修選択しなければならず、僕は友人たちのアドバイスを無視し、フランス語を選択した。もちろんシベールの影響である。

複合過去・単純過去・前過去・大過去・・・・なんと英語のhaveに相当する動詞の活用が24個もあることに気づいた時は、ときすでに遅し。僕はフランス語に対する気力が完全に消滅し、1年から3年まで単位を落とし続けた。

4年生になり卒論も何とか順調にいってた頃、大きな危機が訪れた。フランス語の単位をまた落としたら、卒業が出来ない事実が判明したのである

前期のテストは20点。後期のテストで80点以上を取らなければ留年確定。これにはさすがの僕も参った。なにせフランス語のアルファベットさえ怪しい僕が、80点などとれるはずがない。

テスト範囲は、フランス語の原書の小説一冊全部。和訳オンリーのテストとの公示。う~

原書の訳本を探しに神田神保町へ向かった。丸一日を費やしてなんとか訳本をゲット。テストに向けて僕がやったこと。・・・・・小説の全暗記。

試験前ほぼ3日間、寝ることもなく、風呂に入ることもなく、250ページに及ぶ小説の暗記に全てを捧げた。結果はぎりぎり80点。セーフ。

しかしこのことの代償は大きく、いまだにフランス語を聞くと鳥肌が立つ。あれ以来シベールの日曜日も一度も見ていない。おまけに今でも夢でフランス語のテストの場面が出てくる。夢だと知ってほっとするのだが、嫌な寝汗をかいている。

私立高校で一緒に授業をしているアメリカ人の先生は、ドイツ語もロシア語もフランス語も堪能だ。授業中フランス語だけは勘弁して欲しいと思うかねごんであった

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コメント

こんにちは、学び舎です。

この話は、初めてうかがいました。
実は私もフランス語基礎を三年間受けました(笑;)。

一年目、二年目は五月病のごとく新学期の頭で挫折。たしか発音に苦労して履修放棄しました。三年目はすばらしい先生で、一番厳しかった先生ですが一番分かりやすく、しかも私みたいに脱落しそうな学生を励ましてくれる先生でした。

今考えれば基本文例の「暗記文」方式なのですが、これが私には向いていたように思います。三年目は基礎をやりながら、同時にフランス語講読も受けなければならないという、とんでもない受講をしてました。ですから月曜から土曜までほぼ毎日フランス語の講義を受ける信じられないような毎日でした。

訳読はメリメの「カルメン」とバルザックの「ゴプセック」で、カルメンは文庫本があったのでよかったのですが、「ゴプセック」はバルザック全集にしか入っておらず、図書館通いとなりました。

ただ、いい先生方に恵まれてフランス語アレルギーにはならずに済みました。今でもそのことは感謝しております。すみません、長々と書いてしまいました。

(かねごん)
小林先生コメントを頂きありがとうございます。
本当に僕はフランス語には苦労しました。今でも1年に1回は、夢でうなされます。困ったものです。

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