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2012年10月28日 (日)

その判断は改めるべきではないだろうか

岩手県が子どもの内部被ばくについて、尿に含まれる放射性物質を調査した結果、132人のうち119人の尿から放射性セシウムが検出され、最も値が高かったのは、尿1リットルあたり6ベクレル以上7ベクレル未満だったということです 

しかし、岩手県の専門家は、「健康への影響は極めて小さいと考えられる。調査を継続する必要はないと考えられる」という結論を出しました。

 この尿検査の検出限界値は1ベクレルなので、9割の子どもが1ベクレル以上ということでしょう。

 予想以上の多さに愕然としました…。こちらの記事にも書きましたが、尿中セシウム平均約1.23Bq/L以上の慢性被曝で、チェルノブイリ膀胱炎(前ガン病変)が発症しやすい、というデータがあります。{放射線被曝から子どもを守る会・多賀城の記事より転載}

この数値を見てただ愕然とするか、内部被曝に対して最大の防御をとるか、今や国民は個人の判断に任されている。岩手県は福島第一原発から200キロ離れている。

僕の住んでいる岩手に限ったことではない。子どもの内部被曝は全国的な問題であるといっても過言ではない。岩手は、特に県南部は放射能値が高い。高いがゆえに食事には注意を払っている親御さんは多い。しかし細心の注意を払っても子どもの内部被曝は進行してしまっている。

線量の低い地域の皆さんは、生産地や加工食品に注意を払わない方が多いと聞く。福島や岩手や北関東の問題だと油断はしないほうがいい。疑いのあるものは口にしてはいけない。

小学校の学校給食は、相変わらず国の基準に準じている。その結果が上の状況を生じさせていると言っても暴言にはならないのではないだろうか。

僕の知人の教諭達も、給食の食材に危機感を覚えている方々は多い。立場上なかなか発言ができない先生方も多いとは思うが、申し訳ないが国の下僕になっては決していけないと僕は思う。

国の言うことは正しい。その判断は改めるべきではないだろうか。

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コメント

困ったものだ。立場によって言うことが違うのは仕方ないが、事実と判断した根拠だけは正しく公表して欲しい。

一方で、いかにも正論らしく、こんな社説を出す新聞もある。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121029/plc12102903330006-n1.htm

(かねごん)
takectake2様コメントを頂きありがとうございます。
紹介された記事を読みましたが、ひどい記事ですね。
テレビも新聞も国の太鼓持ち。唯一東京新聞だけは、気骨のある記事を震災後書いていますが、大手新聞はほとんどOUTですね。
100ベクレル以下なら大丈夫という根拠はどこから来るのでしょうか、本当は国は安全だと思っていないとしたら、大犯罪です。

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