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2012年9月23日 (日)

危険信号が点滅している

放射能に関して正直もううんざりだ。

政府の対応ばかりではなく、疑心暗鬼が被災地に暮らす人たちを分断してしまった。放射能を気にしていない人はいない。しかし気にしないふりをしている人は多い。

避難した人を変人扱いする人間。避難しない人を、数年後には癌で死ぬぞと脅す人間。

言論の自由は誰もが持っている。当然のことだ。でも僕ら東北人は怒りの矛先が間違っている。

僕は今までに1300のコメントを公開してきたが、200くらいのコメントは公開せず削除してきた。公開することで、多くの人が不快になるコメント、何らかの組織的な意図を感じるコメント、営利目的のコメント、そして削除をお願いされたコメントを消してきた。

なぜ公開してくれないのかと、追い打ちをかけるコメントがやってくる。そうかと思うと、腹いせなのか、何度も何度も迷惑メールをよこすものもいる。それを覚悟で書き続けているブログだ。書いている僕もある意味命がけである。

震災後、ブログを始めた被災地のブローガーの多くの方がブログを閉鎖した。きっと僕と同じような経験から疲労困憊したのだろうと思う。

本当は避難したいのに、のっぴきならない理由で避難できない人間に対して、「命が一番大切ですよ」というのは、真実ではあるが、無償避難をさせ、仕事や住居を提供しなければならない東電とその東電を野放しにしてきた政府に、物言わない我々東北人は切な過ぎる。

ある方がコメントしてきた。避難するのも地獄、しないのも地獄だと。またこんな声も聞かれた。助かる時はどこに居ても助かるし、助からない時はどこに行っても助からないと。

完全に思考能力が低下し、感情で物事を捉える人間が増えてきている証拠だ。危険信号が点滅している。

放射能の特性を知り、危険を回避する努力を放棄し、確率論や偶然の幸運に頼ってはいけない。

毎日書いて疲れないですか。昨年はよく言われた。物好きのブローガーとでも思われていたのかも知れない。僕のブログは、エロサイトから放射能ブログまでいろんなところに貼り付けられているようだ。従ってアクセス数は多いが、ほとんどの人は素通りしていく。アクセス数など気にしない。僕は毎日もしくは定期的に僕のブログを読んでくださる方のために書いている。

不安と疑心暗鬼で毎日を生きることほどつまらない人生はない。免疫力が低下するばかりだ。お金も仕事ももちろん大切。家族も子どもも言わずもがなである。

あれほど一関市の放射能が騒がれたのにもかかわらず、放射能の線量が低い町から、一関一高附属中学を受験する児童が多かった。気にしていない人は気にしていないのである。

一関の放射能の警告を書いている僕のブログを読んで、沿岸部から僕の塾にきてくれた生徒がいた。人の考えはランダムに拡散する。

あそこは危険だから行くな、と言われれば言われるほど行きたくなる人間がいる。そろそろこのブログも考えた方がいいのだろうか。

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コメント

はじめまして。
去年から毎日のように伺っているのですが、コメントは初めてです^^;

放射能について色々思いますが、
本当に簡単には発言出来ない感じです。
そして私は実家が福島なので、それを感じますが、ここ山梨の方達はもう終わった事故と捉えている様子。
もう、ほとんど関心がない様子です。

どうなっているのでしょう。

(かねごん)
ekuku様コメントをいただきありがとうございます。
僕はこのブログで何度も書いてきましたが、これは東北だけの問題ではないと思います。
放射能ばかりでなく、いろんな負の波動が拡散しているように思います。

かねごん様

 無沙汰しております。このブログは昨年、某・放射能警戒ブログの投稿欄に貼り付けられていたリンクから訪問した経緯があります。爾来、機会があれば大検セミナーを覗いております。
 で、かねごん様、其の投稿元の警戒ブログでも、その種の「怒りの矛先を間違えた亡者の妄言」が屡投稿欄を穢しては、ブログ主宰者を怒らせ、且つ嘆かせて居ました。

 岩手県南部の状況が知れる本ブログは、貴重な情報源です。しかし、ブログの維持継続が負担に感じられるのであれば、身軽になる道を選択されるのも、一方途かと推測します。執筆の間隔を少し空けるのも、一法やも知れません。
 お元気で。

(かねごん)
yozakura様お久しぶりです。
こころ温まるお言葉ありがとうございます。
当方やけになって書き続けている感が無きにしもあらずです。
道草を食いながら、のんびり行こうかと思います。 

はじめまして。
県内に住むアラフィーのオバサンです。
高1の自称進学校に通う子供がいますが、高校に入ったとたん勉強しなくなりました。でも、部活(思いもよらない部にはいりました)に楽しそうに行ってます。さて、先生の下記の文↓私もなんとなく思っていました。

私の家にも+のエレルギーが流れて欲しい・・(?)

「かしもっと左右するものがある。それはその家(血脈)に流れるエネルギーだ。この事を研究すれば、間違いなくオカルトや占いの類にはまってしまう。僕はその狭間の世界で揺れ動いたこともあった。」

(かねごん)
et様コメントを頂きありがとうございます。
プラスのエネルギーを家に充満させるのは笑顔ですね。
負のエネルギーに対する最大の防御だと思います。

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