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2012年9月14日 (金)

夏まつりに思う

暦の上ではもうとっくに秋なのだが、毎日30度を超す猛暑が続いている。夏が長い今年の岩手だ。

ところで全く個人的な嗜好なのだが、僕は夏まつりが好きじゃない。その中でも特に花火大会が苦手だ。

近年はオリンピックも花火がバンバン上がるが、爆弾を打ち上げる感覚がどうも好きになれない。だいたいにして夏まつりの花火は、ほとんどが川べりでの打ち上げだが、水鳥や魚たち、そして虫たちにはいい迷惑だ。

ご先祖の送り火として始まった花火だろうが、送り火にしてはド派手すぎると思うかねごんである。一発数万円から数十万円の花火を打ち上げるお金があったなら、もっと有効なお金の使い道があると思うのだが・・・・。

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祭りの日、色んな神輿が繰り出すが、あの夏の日だけ急に神社神輿を担ぎ出すあの雰囲気が好きじゃない。だいたい酒を飲んで酔っ払って、神輿を担ぐ若者を見ると、殴りたくなってくる(笑い)。だから見に行かない。

祭りとは本来どんちゃん騒ぎをして、酒を飲んで、女を口説くイベントではないはずだ。祭りとは厳かで厳粛で、神様に感謝を申し上げるものだ。祭りの日、境内に手を合わす姿もめっきり減った。花火を見て、金魚すくいをして、焼きそばを食べて帰ってくるのが、祭りではないだろうと思う。

瀬織津姫を祀る岩手早池峰神社の夏祭りは、花火もなければ、神輿もないけれど、境内の舞台で舞う神楽は素晴らしい。

山の神を崇拝する人々の清々しさと情熱をひしひしと感じる祭だ。

*早池峰神社の境内での神楽・夏まつりは毎年7月31日の夕方から夜中にかけて行われます。神社での禊祓は3時過ぎ頃から始まりますが、ぜひ瀬織津姫の神様のパワーを感動しに行ってみてはいかがでしょうか。

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コメント

かねごん先生こんばんは。お祭りについては田舎育ちの私が言うのもなんですが、今は都会の方が盛んのような気がします。伝統的かどうかは別にして、夏にはどこでも神輿が盛んに舞っております。さて、お神楽の件ですが以前夏休みに家族で島根に旅する機会があって石見町という町に一泊だけしました。その晩に旅館から少し離れた公民館のような小さな演舞場で観た石見神楽は今でも忘れられません。演目は3つあって、恵比寿となんとかと大蛇です。中でもあの狭い舞台で3匹の火を吹く大蛇を退治する須佐之男命は圧巻でした。(大蛇のカシラをもぎ取った時に舞台横で走り回っていた多分役者さんのお子さんとおぼしき男の子の頭にぶつかるというハプニングがあったり...)ところで、僕の田舎にも伝統的なお神楽がありました。(いや、あります。かな?)若くしてな亡くなった父親が舞っていました。今思えばもう少し映像なり、写真をとっておけば良かったなあと悔やんでいます。全ての演目をすると何日もかかると聞いた記憶がありますが本当かどうか解りません。

(かねごん)
shinkunnopapa様こんばんは。
そうですか石見神楽ですか。ぜひ見てみたいですね。
ここ数年神楽にはまっています。
どうも神輿の喧騒は僕は苦手でダメですね。
夏の暑さを吹き飛ばしたい気持ちはわかりますが、神様をだしに使ってはいけませんね。根本が違うような気がします。

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