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2012年9月28日 (金)

『はずだ』の世界

人生の最大の敵は、自信の喪失だと思う。そういった意味では、今の教育は子どもたちから自信を喪失させる教育が施されている気がしてならない。

ここまでやれば大丈夫だという指針がないほど、辛いものはない。やってもやっても終わりがないのが確かに学問だと思うが、ガイドラインが欲しい。

教育指導要綱や、れっきとした教科書があるのに、何を言っているのだと思われるかも知れないが、30年あまり受験指導してきて実感していることだが、入試問題に於ける文科省の指導要綱などというものは、はじめから形骸化している。

入試問題で、これは教科書に出ていないので削除などという話を聞いたことがない。この教科書の公式が理解できれば、この問題は解けるはずだ、というのが出題者の主張で、入試は、『はずだ』の世界が延々に構築されていく。

例えば中学入試や大学入試の問題は、学校のメンツもあるのだろうが、必ず難問奇問が登場する。僕は捨て問題として生徒には無視させるが、真面目で神経質な生徒は、これらの問題も解かなければと、必死になるものがいる。

その問題に数時間費やす時間があったら、もっと有意義な時間が確保出来るのにと思うのが、僕の考えだ。

一方入試要項を毎年眺めて僕は考える。真の学力とはなんだろう。人間にとって必要な知性とはなんだろうと。

一般入試を敬遠し、AO入試や推薦入試で受験する高校生が、大学入試の全体の半分以上を占めている。作文と面接で合否が決まる。

極端から極端への入試の天秤の揺れ幅は、ますます学力格差を生み出し、実態のない知性を掌握できない企業や会社は、ますます学閥社会へと傾いていく。

受験勉強を逃げ出した若者達は、自信を喪失し、最高学府という幻想にすがりつく。進学高にいなければ、普通の入試問題が解けない時代だ。その他の学校では、受験レベルの内容に入れない。そういう意味ではAO入試が救いなのかも知れないが、せめて本当の意味の基礎学力を試す問題提示が必要なのではないだろうか。

高校入試もそうだ、英語は長文読解がすべて。簡単な文法を理解しても解けない。入試で20点以下の中学生が続出する。問題が簡単過ぎると、進学校を受験する生徒が、みんな満点をとってしまい優劣が使いということのようだが、中間層がいない入試問題は、いかがなものだろうか。

『3年間中学校で勉強して、僕のレベルはこんなものか。』そんな声が聞こえてきそうだ。やる気の前に、自信を喪失する子どもたちが多くいる。

昔の入試のように、技術教科の導入がそろそろ必要な気がする。

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