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2012年9月 8日 (土)

心がすべてを決める

何かの見返りを求めて行動をすることは多いものだ。労働に対する見返りは賃金であるだろうし、勉強に対する見返りは、受験合格であったり、就職であったり、人は代償を求めて努力をし、精進をする。

幸福や成功を求めて、僕らは日々生きている。幸福を求めない人はいない。良い仕事に就きたい。良き伴侶を得たい。子どもに恵まれたい。次から次へと幸福への願望は生まれ、募っていく。

しかし世の中には努力だけではクリアーできない問題が多くある。それを裏付けるように、願望達成のノウハウ本が数多く出版されている。宗教関係の書籍も多い。手にとって読まれた方も多いだろうと思う。

必ず感謝や、イメージなどという単語が登場する。あれだけ多くの幸福になるための啓発書が世に出ているのだから、多くの人達が幸せだろうと思いきや、現実は違う。なぜだろう。

僕は幸福というものの尺度をどう捉えるかの違いであって、実はすべての人が幸福なのではないかと思っている。つまり不幸である人は、幸福を感知できないだけで、本当は不幸なんかじゃないんじゃないかと思う。

自分じゃない誰かと比較することで、自分の価値観を自分でおとしめてしまっているのではないだろうか。

他所様の家で、自宅を新築した。外車を買った。子どもが大学に入った。所有物や表面的な状況で判断を下す習慣が、僕らは身についてしまっている。

一番分かりやすいのは、中学校や高校での成績順位だ。努力したかしないかじゃなく、順位ですべてを判断してしまう。

漢方薬と同じで、徐々に効き目が現れる努力タイプと、抗生物質のように、いきなり効くタイプがある。僕らのような塾屋家業は、後者の抗生物質的結果を求められるわけだけれど、本当は漢方的処方箋が、後々確実な結果を残していく。

世の中の時間がとても早くなった。そして快楽を求める願望が増加した。幸福と快楽を混同する方々が増えている。

僕は宗教家でもなんでもないが、真の幸福とは、魂(精神)の浄化なくしては手に入れる事はできない気がする。他者のために生きる愛や、見返りを求めない援助、常に善良なる思いを持ち続ける日常の心が、平和や安らぎを与えてくるものだろうと思う。

心がすべてを決める。所有物ではない。

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