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2012年9月23日 (日)

どうすれば子どもはヤル気が起きるか

30年間の塾教師生活の中で、一番相談を受けたのが、『どうすれば子どもにヤル気が起こるのでしょうか』という悩み、いや教育の真髄とも言える親御さんの叫びである。

自分の経験や、指導してきた子どもたちの経験知で話すことは楽だけれども、時として想像を超える深遠が横たわっている時もある。

僕は神社・仏閣好きな中年オヤジだが、実はこの物好きにもそれなりの理由がある。僕も一応先生と呼ばれたりする輩なものだから、それなりに教育関係の本を読むことはある。発達障害や感情障害、しいては30年前から日本の心理学書に突如として表れたトラウマなる用語に関する様々な提言に目を通してきた。

しかしである。そういったいわゆる心理学関係の範疇を超越した現象に出遭う時、僕は人間の本質とはなんだろう、人間の思いとはなんだろうと、立ち止まり思案に明け暮れることが多かった。

今僕の家内が取り組んでいるシュタイナー教育を読み込んで行ったのも、そんな状況の打開を考えてのことであったし、塾の本棚に置いてあるちょっと怪しい書籍も、何かのヒントになればとの、探究心のあらわれである。

裕福な家庭の子どもがいる。貧しい家庭の子どもがいる。親の経済力が間違いなく子どもの教育環境を左右する。しかしもっと左右するものがある。それはその家(血脈)に流れるエネルギーだ。この事を研究すれば、間違いなくオカルトや占いの類にはまってしまう。僕はその狭間の世界で揺れ動いたこともあった。

聖書を読み、古事記を紐解き、民俗学や神話学の世界に耽溺した時もある(実はいまもそうであるが)。僕は何を知りたかったのか。それは人間の死や、魂と呼ばれるものの本質を知りたかったからだ。そのことを無視して、もしくは知らないふりをして教育は語れない気が僕はしている。

たまたま頭がいいとか、たまたま障害を抱えているとか、そういった偶発的な感覚で人間の特性や性質を解釈する先には、なにも解決策は見いだせない。うつ病ですと言えば薬を処方され、精神疾患があれば病院に隔離される。優秀な生徒は、優秀な学校に入り、スコップや鋤を持つこと無く人生を終えて行く。

多くの先駆者たちの思想や想いが、彼らの死と共に消滅してきたならば、この地球に於ける進化は、これほどまでに精神性を重んじた社会の構築に繋がらなかっただろうと思う。

医学が進歩し、化学の研究が進む中で、物理的・生物学的人間としての解明は飛躍的に解き明かされてきた。解明されてきたからこそ、逆に理解に苦しむ現象が増えてしまったのも事実だろうと思う。

20歳の時に祖父がなくなった。前世も来生も信じない無神論者の若造っだった僕は。本当に戸惑った。本当に悲しかった。人間は死んだら火葬されて無機質になってしまう。こ人間の人生にはなにか救いはないのだろうか。そんなことをしばらく考えていた自分がいた。

高額なお金をふんだくり、葬儀屋宗教になってしまったお寺や、弱者を食い物にするインチキ宗教が蔓延していった時代、時を同じくして、学校では、不登校や学級崩壊などどいう言葉が新聞やメディアで取り上げられるようになっていた。そして時代はバブルに突入する。

それからしばらくして、僕は大学を卒業し、塾教師としての人生を歩むことになるのだが、あることを勝手に決めた。それは世の中には神様がいるということ。この人生は一回きりの人生ではなく、輪廻転生する魂の世界であると自分で決めた。

それから、本当に不思議なことがよく起きるようになった。本を読んでいて、気になる言葉が出てきて調べようと思っていると、翌日知人の先生から、そのことに関する本を偶然紹介されたり。

神社庁の冊子を読んでいて、この神社のご神体はこんな神様なんだ、ちょっと行って参拝してこようなんてノリで、その神社に行ってみると、数日後にその近くの生徒が塾に入ってくるなんてことがちょくちょく起きる。

人間というのは、目に見えない糸で繋がっている、思いのさざ波のようなもので、生かされている存在なのではないかと僕は考えている。

来年で僕の塾の卒塾生が700名を超える。50冊ほどになった22年間の指導ノートを眺めてみると、学ぶことがどれほど大切かを実感する。堆積する思いはやがて未来への自分に反映される。

人生は快楽と自己保存に流される営みではない。なぜ学びが必要なのか、親御さんは子どもと真剣に語り合ってはどうだろうか。心が決めたことは、やがて実現する。

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