石川佳純がベスト4に
女子シングルス準々決勝で、19歳の石川佳純(全農)が4―1でユエグ・ワン(シンガポール)を下し、シングルスの日本人勢では男女通じて史上初の4強入りを決めた。
第1ゲームは8―11で落としたものの、「サーブが効いていたし、焦らずにプレーできた」と言葉通り、2ゲーム目から11―5、11―4、11―8、11―4と4ゲーム連取。「前よりもラリーで強いボールを打てるようになった」というサウスポーは一気に勝負を決め、初の五輪で準決勝の舞台まで駆け上がった。
各国の卓球代表選手には中国から帰化した選手が多い。世界のベスト4はいつも中国人同士の戦いだが、オリンピック初出場の石川が、中国の壁と対戦する。
石川の武器はバックショートの多様さと、サウスポーから繰り出す強烈なファードライブだ。身体のバランスが、彼女の細い身体からパワーを生み出している。
左足の強靭な力が、ドライブのタイミングを支えている。左右に揺さぶられても軸がぶれないホームが、安定した返球を可能にしている。
オリンピック史上初の卓球のメダルが、日本にもたらされる可能は十分ある。伸びしろがまだまだある19歳。幼さが残る愛くるしい表情の中に、気迫の闘士がみなぎっている。
世界ランキング6位の石川佳純だが、3球目攻撃は、世界のトップクラスだ。自信をもって準決勝に望んで欲しい。
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