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2012年8月10日 (金)

普通に

群馬大学の早川由紀夫先生から頂いた放射能汚染マップを見て、塾生や保護者の皆さんは、改めて岩手県一関市の汚染状況を確認し、食や日常の生活への防御を認識して頂いている。

世の中に於いては、一見偶然を装った事象が何らかの意味を持つことが多い。福島第一原発の放射能が拡散した時、一関市や平泉、そして奥州市がこれほどまでの放射能を浴びることなど誰が予想しただろうか。

一関市の放射能値が上がった時、誰もが疑ったのが女川原発の放射能だった。しかし福島原発から100キロの仙台市は放射能の難を逃れ、第一原発の放射能は、180キロ離れた一関市を直撃し、空気線量が0.2マイクロシーベルトを超える汚染地帯となってしまった。

一関市から避難をした友人や知人がいる。一方、仕事や家庭の事情で、意に反し留まざるを得ない方々も多かった。様々な情報が錯綜した。真実を知りたい人々が様々なアクションを起こす中、最後までこの事態に対応しなかったのが、国や県、市の行政だった。

この夏休みようやく、本当にようやく小学校や幼稚園の校庭の除染が始まった。1年5ヶ月の間、子どもたちは普通に校庭で運動をし、泥だらけになり、そして間違いなく学校で低被曝をしてしまった。

学校の先生方はみんな、パソコンで早川先生や多くの専門家の情報を手に入れられたはずである。10マイクロシーベルトを超える学校が一関市にあることが新聞で公表されてさえも、学校や教育委員会はアクションをなかなか起こさなかった。

普通に部活動をさせ、普通にプールに入れ、普通に給食を食べさせ続けた。

ただ岩手県南が汚染されたことにより、間違いなく東北人の食に対する危惧は大きくなり、食による内部被曝への防御は高くなったと僕は思っている。

今後30年間、この地は震災前の豊かな大地に戻ることはない。その哀しみを僕はかみしめている。

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