自分を尊敬できるか
表現は悪いが、糞暑い日々が続いている。毎日35度の猛暑が10日以上続いただろうか。岩手に生まれて半世紀以上経ったが、この暑さは尋常じゃない。初めての経験だ。
冬も物凄い寒さだったが、夏の暑さもアンビリバボーだ。天候が狂っている。
学校の教室は33度。生徒もキツイだろうが、教師もキツイ。塾はエアコンがあるが、今月の電気代を見てびっくり、22年間塾を営んできたが、最高額を記録した。
これほどの猛暑が続いても、結局は電気は止まらなかった。電力会社の恐喝は空振りに終わった。原子力がなければ電気が足らないという嘘を見抜かれた電力会社は、新たな強硬手段を取ってくるかも知れない。
そう言えば最近、NHKがやたら地球温暖化をテーマにした映像を流している。また水面下で何かが蠢いているのだろう。気をつけなければならない。
世の中を動かしているのは、正義でも誠実さでもない。悲しいかなお金だ。
僕は自他共に認める貧乏オヤジだ。働いても働いてもお金に縁が無いのは、どこかでお金を嫌っている自分がいるからだろうという確信がある。
女房にもたびたび言われることだが、お金に貪欲な人間を軽蔑している自分がいる。正確に言うと、お金に目が眩んだ、利己的な人間がうざい。
お金を貯めることだけを考えて、さっぱり市民のために動かない市会議員。県民のために働かない県会議員。そして国民のことよりも自分の都合を優先する国会議員。
企業もしかりだ。お金という飴玉を政治家にしゃぶらせ、世論も国民の声も抹殺してしまう電力会社や大手メディアの陰謀は、いやというほど目にしてきた。銀行だってそうだ。お金持ちにはどんどん融資するが、貧乏人にはびた一文貸してはくれない。
高級車に乗り、夜の街を闊歩する同年代の金持ち連中を見ていると、なんだか気分が悪くなる。何を言っても貧乏人の遠吠えになってしまうので、あまり言葉をこれ以上連ねないが、付き合いたくない連中だ。
最後に勝つのは、お金でも権力でも地位でもないと思うね。
己が終焉を迎えるときに、自分を尊敬できるかどうかじゃないだろうか。自分を一番知っているのは自分だ。そこには欺瞞や嘘が入る余地はない。だから教育で大切なことは、自分を尊敬できる子どもに育てることだと思う。
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コメント
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かねごんさん、おはようございます。
今朝、ラジオを聞いてたらこんな情報が出てきました。関電は「電力不足予測は過大だった」と認めた。
という内容です。「電力不足になる」「計画停電」など言って原発再稼働をした関電、夏が終われば原発を止めるべきだという声がまた大きくなっているようだと締めくくっていました
他人と比べたり、物に執着しなくても、満足感を得ることができること。当たり前のことに感謝と幸福感を感じられることを子どもには教えていきたいと思います。
(かねごん)
たんた様コメントを頂きありがとうございます。
そうですね。足ることを知ることが、これからの日本人には必要なことだろうと思います。
執着心のかたまりですものね。
投稿: たんた | 2012年8月29日 (水) 08時13分
人はお金を持っている人に頭を下げるけど
心の中で頭を下げてもらえるような人になりなさい
そんなことを幼かった息子たちに良く言っていました
さてそんな大人に育ってくれたことやら
(かねごん)
yaeko様コメントを頂きありがとうございます。
素晴らしい教育だと思います。僕も見習いたいと思います。
投稿: yaeko | 2012年8月29日 (水) 20時49分