女房の誕生日だけれども・・・
今日は女房の誕生日。気持ちは21歳らしいのだが、いよいよ大台に近づいてきた(余計な事を書くとまた怒られそうだが・・・)。
結婚して25年、山あり谷ありの四半世紀だった。神奈川から岩手の山奥に嫁いできて、一番困ったのは、言葉が分からなかったことだったようだ。
「へながいでがすっちゃ~」なんて言葉を理解できるはずがなく、来た当初は????
今回の放射能汚染が彼女にとっては、人生最大の国難であり、対処しなければいけない重大事で、日々全力投球をやっている。
シュタイナー教育を実践するかたわら、子どもを放射能から守る運動に彼女の頭は占領され、夫である僕にはあまり関心がないようだが、それはそれで僕も日常が束縛されず、自由にやらせてもらっている。
今日までが、我が家の夏休み。息子も僕も明日から仕事が再開だ。今日はケーキを買ってきて誕生日のお祝いをやった。
しかしである。一関の放射能汚染状況は油断を許さない。相変わらず一関市の会報には、野菜が不検出と書かれているが、先月は玉葱が71ベクレル、大根が41ベクレルを示し、今月号では、ジャガイモが61ベクレルを示している。
国の基準である、100ベクレルを超えていないという意味の不検出という表現は、いかがなものだろうか。61ベクレルのじゃがいもを食べさせてはいけない。30ベクレルが検出されたブルーベリーを食してはいけない。
子どももさることながら、これから赤ちゃんを出産する若者も、内部被曝は避けなければならない。60ベクレルを超える食材が、普通に売られている状況はおかしい。
市内のスーパーでは、復興野菜などというタイトルで福島産の野菜が売っている。チェルノブイリ事故の教訓が全く役だっていない状況に、僕は苛立ちを覚える。
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