年を取るということ
自分ではそうは感じていないのだが、僕の日常はオーバーワークらしい。
貧乏暇なしの毎日を20年以上過ごしてきた。睡眠を毎日5時間維持していないことも原因だが、休みがないのが体調を崩してしまう原因かも知れない。
強烈な肩こり、眼底疲労、高血圧、痛風、そして喘息に花粉症。いつも僕のカバンの中には、一杯の常備薬が入っている。
最近一番困っているのは老眼が進行してきたことだ。すでに気づいている方も多いと思うが、ブログの文字を一回り大きくした。普通の文字では、打ち込みが出来なくなってしまった。
教室での指導も、メガネをつけたり外したり、視力が良かった昔が懐かしい。
年を取るということは、若さがなくなって行くことではなくて、若さを忘れていくことだと思う。精神が肉体の老朽化に侵食されていくのが、老けていく一番の原因なような気がする。
50歳を過ぎた時、肉体の衰えはさほど感じなかった。どちらかと言うと30代の後半の方が、体力の衰退をいやというほど思い知った。
「還暦まであと○年だ」なんていう話題を、知人がするようになってきた。年金暮らしが待ち遠しいなんていう言葉も耳にする。50代というのはそんな歳なのかも知れない。
僕は蓄えもないし、国民年金も当てにならない世代だ。働ける年まで働かなければならない。
息子達が家庭を持ち、独立する頃には、きっといい爺だろう。それまで命があれば、ラッキーだろうけれど、神のみぞ知るである。
50歳を過ぎて、ブログを通じて多くの友人が出来た。女房が僕に言った。
「おとうさん、友だちが少なかったのに、この年になって友達がふえて良かったわね」
本当にそうだ。
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