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2012年8月16日 (木)

邪魔な課題だ

本は読むもの、音楽は聴くもの。そしてスポーツはやるものだ。

勉強は?覚えるものだ。

一人勉強のいうものが15年ほど前からはやりだし、今は宿題の主流になった。小学生でも毎日ノート3ページの書取り演習が義務付けられている。プラスプリント演習があったりする。僕から言わせればすごい宿題の量だ。

さぞかし日本人の基礎学力は向上したと思いきや、そうでもないらしい。なぜだろう。答えは簡単だ。一人勉強は実はできない生徒の基礎力向上にはなっていない。もう一つ言わせてもらえば、優秀な子どもにとっては、邪魔な課題だ。

書き取りの一人勉強が、児童や生徒から読書時間を奪い取っている。考える時間を略奪してしまっている。

勉強の基本が書き取りだとしたら、作業をやってノートを埋めるナルシストを増やすだけだ。分量より質の向上がとても大切だ。下手な鉄砲数撃ちゃ当たる的な課題を、教師は出し過ぎる。

社会系や語学、そして現代文の読み書きの能力は、読書で培われるものだと思うのだが、世の中の教育はどうも違うらしい。

つまり子どもを信頼していないし、作業をさせることで、教える側の面目を保っているだけだ。実は多くの親や教師はそのことに気づいている。

ひたすら鉛筆を動かし、ノートのますを埋めていく作業に不気味さを感じるほうが、ノーマルな精神の持ち主だと僕は思う。

もう一度問う。

勉強は?

勉強は作業じゃない。知恵を持つことだ。物事の道理を学ぶことだ。教師はプリントを多量に作る暇があったなら、本を読み叡智を磨き、子どもたちに伝授すべきだ。学問の喜びを、学問の素晴らしさを。

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コメント

宿題について疑問を持っています。宿題の量の多さにも驚きます。それは高校生まで続くと聞きます。担任によっても宿題の量に差はありますが。先生は大量の宿題に目を通し管理する仕事が増え大変だなと頭が下がります。

息子は毎日出る宿題の漢字の書き取りや日記に大抵抗です。プリントも1~2枚、音読もあります。
私は、宿題や勉強を強制する事に抵抗を感じています。
小学2年生の息子は、学校から下校すると公園に友達と遊びに行くことに夢中です。
本人は、5時間の授業と6時間の授業に集中力を使い果たし、家でも書き取りなどする気が起きないと言います。
驚くことに宿題の他に自主勉としてノートに書き取りをするクラスメートが多数です。一学期で自主勉ノート3冊の生徒も。息子の自主勉ノートは一冊目の3ページで止まっています。
宿題や課題をやらないと黒板に名前を書かれたり、先生からやんわりプレッシャーをかけられるという形です。
決められたことばかりこなしていると自分で考える力が育たないと思うのですが、「やらなきゃいけないことはやらなきゃいけない。」「勉強は強制できない」と息子に対してどう接していいか迷ってばかりです。

多くの宿題をこなす日本の学生の学力低下が著しいことも不思議です。私の子どもの頃は宿題はさほどなかったような記憶です。勉強もあまりしませんでした。
愚痴のようになってしまいました。

(かねごん)
たんた様貴重なご意見をありがとうございます。
宿題の量よりも、授業の質を上げることが最優先されるべきことだと思います。
小学生は遊びのなかで社会性を身につけます。また素晴らしい話だと思えばしっかり聞きます。
作業だけの学習のつまらなさは大人が一番知っているはずなのに、一向に改善がありません。 この宿題の多さが、不登校の原因のひとつにもなっています。考えなければなりません。

一学期に二度の授業参観がありました。二度目の算数の授業参観では驚くことが二つありました。
一つは、一年生の時よりも、教科書も授業の内容も、難しく複雑に感じました。皆、よくついていっているな、ついていけてるのかなとも思いました。

授業そのものは先生には申し訳ありませんが、とてもつまらなく、わかりずらく、地味なものでした。
理解させたいという意図が強く感じられました。
他の4クラスもほぼ同じような指導内容と進め方かと思います。

二つ目の驚きは、息子の授業態度です。あくびをしたり、姿勢悪くふにゃふにゃしたり、ぼーっと一点を見つめていたりという感じ。
一度目の参観の時とは全く違う姿に驚き、担任の先生に確認すると、「金曜日の五時間目でくたびれていたのでしょう」とおっしゃいました。ただ、そういった生徒は皆、共通してサッカーやスポーツの習い事をしていると付け加えられました。
たしかにサッカーを週二日、土日にしています。
学校では週に四日は五時間目まで、一日は6時間目まで授業があり、毎日昼休み後に15分の学習タイム、放課後20分の居残り学習は週三回と盛りだくさんです。
そして、例の宿題と自主勉です。
先生も子どもも大変です。

(かねごん)
たんた様コメントを頂きありがとうございます。
文科省なる組織がトップダウンシステムで作成している指導要領なるものは、現場の声を無視したものです。
学校が、独自に地域に合わせた指導プランを作らなければならない時代ではないでしょうか。僕はそう思います。

かねごん先生こんばんは。
私もちょっと前に書きましたけれど、
作業勉強なんか必要ありませんよね。

でも、勉強を強制作業化するしかない苦しさを
現場の先生だって感じているのではないでしょうか。

要は、
学校の先生、塾の先生、保護者さん、全ての大人が
誰かの批判ばかりするのではなく、
捨て身になって子どもたちの教育に携わる時に
なったのではないかと思います。

(かねごん)
美川先生コメントを頂きありがとうございます。
毎日、僕のところに通う高校生は、宿題の批判をしています。これじゃ受験勉強ができないと。
宿題が邪魔なのは分かっていても、内申点等のことを考えれば、やらざるを得ず、作業的宿題に時間を取られいます。
小学生も中学生も同様です。
塾の宿題が割り込む隙などありません。
それでも、親は宿題を出してくれと言います。
塾のカリキュラムは完全に学校の宿題に侵略されています。参りますね。

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