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2012年8月 1日 (水)

天国からのサポート

歩んでも歩んでも到達できない終着点に、時に人は戸惑う。

人はたとえ命が途切れても、終わりじゃない。未来永劫続く道のりを、人が知ってしまったなら、今生を生き抜く元気が出てこないだろうと、神様は僕らの過去生の記憶も、そして未来生の記憶も、消去してくれたんじゃないのだろうか。そんな気がする。

様々な国、地域、民族、そして時代を越えて、僕らは学んできた。そして魂の中に刻まれた多くの想いは、今生を生きる糧となり、僕らの人生を彩って行く。

一見遠回りと思えるような生き様さえも、間違いなく僕らを成長させ、新しいステージへと背中を押してくれる。それが人生じゃないだろうか。

震災後厳しい塾営業を強いられている僕だが、精神的にもっと辛い時代もあった。母が癌を患い入院し、その後僕までも体調を崩した年、自分の身体をごまかしながら、なんとか指導を続ける毎日だった。

営業をやれず、もちろんブログを書く以前のこと、自分の信念を発することも出来ず、途方にくれていた。

しかしその翌年の春は、不思議なほど中3生が入ってきた。友達の紹介が多かったように記憶するが、25名もの生徒が一気に入ってきた。

そんな春の日に、僕は教室で何気なくつぶやいた。『どうして今年はこんなに中3生が一気に入ってきたのだろう・・・』

『僕のソウルメイト達だよ、お父さん』 僕の心の中に、ピアノの調べのような言葉が響いいてきた。

涙が溢れて止まらなかった。

僕ら夫婦には、6歳違いの息子が二人いる。その間に、この世に生まれてこれなかった息子がいた。生まれて成長してしていればその年、高校受験を迎える中3になっていたはずである。

天国にいる息子が、窮地に立たされている僕をすくってくれたのだ。彼の存在を忘却の彼方に押し込んでしまっていた自分の不甲斐なさと、そして息子の優しさに、ただただ涙が止まらなかった。

人生は多くの人たちの愛と真心に支えられている。目に見えるものがすべてではない。僕たちは歩み続けなければならない。すべてのために。

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コメント

そういえば、
私の姉弟にも、生まれて来れなかった命があります。
私の一つ違いに兄と下に一人いると聞いています。

兄が生まれてたら私はもしかして存在しなかったかもしれません。
以前母から、兄に名付ける予定の名を聞いたことがあります。私と一字違いでした。
私は兄に守られて生きているのかもしれません。
今までは、悩んで悩んでどうしようもなくなった時や
岐路に立った時に”第六感”が教えてくれたり、手を差し伸べてくれる人が必ずいました。

ただ単なる運が強い→最善を尽くせば助けてくれる人がいる と思い生きてきましたが、

本当は兄を含めいろいろな力が守ってくれているのだと知りました。

これからはさらに、見えるモノ見えないモノに感謝して生きて行きます。

(かねごん)
よっし~様コメントを頂きありがとうございます。
第六感は、天界からのサポートだと僕は思っています。
震災後、偶然の一致が増えています。
感謝したいですね。

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