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2012年8月

2012年8月31日 (金)

ちょっと不思議な体験

今日の夕方一関市須川岳方面に、UFOらしき物体を見た。葉巻型の細長いやつ。

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僕は携帯電話を持たない人間なので、写すことが出来なかったが、上のようなタイプのものだった。ひょっとすると遠くを飛んでいる飛行船を見違えたのかも知れない。細長い風船だったかも知れない。

でも、目撃した時に、気のせいか気持ちが落ち着いた。

UFOらしきものを見たのは何度かあるが、あれがもしUFOじゃないとしたらなんだろう。どこかの国が作った偵察機だろうか。分からない・・・・。

15年ほど前のことだが、須川岳の頂上付近で紅葉の山々を写真に撮った時に、1枚の写真に円盤が写っていた。小さかったので、カメラ屋さんに持って行って写真を大きくしてもらった。何も円盤らしきものは写っていなかった。ネガを詳しく見ると、やはり怪しいものは何も写っていない。でも写真にはしっかり写っていた。不思議なことがあるものだ。

いい年をしたオヤジが、何を馬鹿なことを書いているんだろうと思われるかも知れない。でもやっぱり、僕は宇宙人はいるように思う。

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9月になれば

神様大好き人間の僕は、とある願掛けを始めた。願掛けの神様は瀬織津姫(せおりつひめ)。

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早池峰神社の神様は瀬織津姫だが、毎日早池峰にはいけない。一関で瀬織津姫が祀られている神社を発見した。真滝に鎮座する熊野白山滝神社である。

で、何を願掛けし始めたのかは内緒。

ちなみに白山神社の神様は菊理媛神(くくりひめのかみ)。今回のロンドンオリンピックもそうだったが、女性のパワーは素晴らしい。瀬織津姫と菊理媛神のコラボパワーに、僕は願いを掛ける。

今日で8月も終わる。9月になれば・・・

 

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2012年8月30日 (木)

虹の彼方に

僕の息子達は楽器ができない。でも音楽が好きだ。

子ども達が小さかった頃は、幼稚園に送って行く時も買い物に行く時も、僕の車の車内にはジャズが流れていた。決してアンパンマンの主題歌やアニメソングは流さなかった。それは今も続いている。

長男はブラックミュージックにハマっている。休日となると、ライブハウスに行ってはDJをやっている。

僕は息子達に勉強は教えなかったが、本を読むことと音楽の素晴らしさは伝授してきたつもりだ。僕に似て学校の成績は良くないが、時代を読み取る感性はイケてると思っている(全くの親馬鹿だけれど・・・)。

次男は現在高校生で卓球に夢中だが、音楽の指向性が父親である僕に似ている。時に僕の奏でる音楽に対しては辛口だが、彼は僕と同じジャズのこの歌が好きだ。

今夜はレイ・チャールズでオーバー・ザ・レインボーを聴いて頂きたい。哀愁が漂ったチャールズの歌声は最高です。

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会う,合う、遭う、逢う

会う,合う、遭う、逢う。

日本語は難しい。英文を翻訳するときに、meetの漢字和訳のニュアンスがどうもしっくり来ないことが多い。

明日友達に合うことになっている。

明日友達に会うことになっている。

明日友達に逢うことになっている。

前後関係のシチュエーションや、登場人物の心情や感情によって、国語辞典的な解釈が当てはまりづらいことが多い。

昨日高校の国語の先生にレクチャーをしてもらった。

【逢う】 偶然出会ったり、恋しい感情を持っている人に出会うこと。

【会う】 顔と顔を突き合わせること。

【合う】 意気投合すること。もしくは予定している会合などで出会うこと。

【遭う】 良くないことに遭遇すること。

僕らが何気なく普段使っている日本語の漢字表記や言葉の使い方の中には、時代とともに変遷してきたものが多い。

また有名作家が生み出しだ造語が、そのまま定着した言葉もある。本当に言葉は重々難しい。

例えば僕が子どもの頃は、絶対という副詞は、否定語として使われることが多かったが、今の日本では、「絶対行く!」などのように強い肯定で用いることが普通になっている。

これから大学のAO入試が始まるが、作文指導での語法の添削は時々困難を要する。今年もどんな誤謬と出会う(出逢う、出遭う)だろうか。

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2012年8月29日 (水)

文科省がまたまた分けのわからない答申を打ち出してきた

複雑化する学校の課題に対応できる教員を育成するため、文科省の中央教育審議会は28日、教員の養成課程について大学院の修士課程まで履修すべきなどとする答申をまとめた。

 中央教育審議会がまとめた答申では、いじめや不登校など複雑化する学校の課題に対応するには、現在のように大学の4年間で基礎的な知識や技能を学ぶだけでは不十分だとしている。この上で、大学院での修士課程まで履修し、その間、実際に学校の現場で長期間の実習を行うべきとしている。NHK

文科省がまたまた分けのわからない答申を打ち出してきた。教員過程に大学院の修士過程を義務づければどうなるか。

裕福な家庭の子息しか教員になれない状況が間違いなく増える。教員の質は人間性の問題であって、大学教育の質の問題ではない。

今の学校制度では、中学生や小学生はクラスも担任の先生も選ぶことが出来ない。世の中では当たり外れが囁かれている。

教科の先生も、担任の先生も選択制にしたら、さぞかし教員の質が変わるのではないだろうか。閉鎖的な学級制を廃止したら、いじめや不登校の問題が僕は少なくなると思っている。

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2012年8月28日 (火)

自分を尊敬できるか

表現は悪いが、糞暑い日々が続いている。毎日35度の猛暑が10日以上続いただろうか。岩手に生まれて半世紀以上経ったが、この暑さは尋常じゃない。初めての経験だ。

冬も物凄い寒さだったが、夏の暑さもアンビリバボーだ。天候が狂っている。

学校の教室は33度。生徒もキツイだろうが、教師もキツイ。塾はエアコンがあるが、今月の電気代を見てびっくり、22年間塾を営んできたが、最高額を記録した

これほどの猛暑が続いても、結局は電気は止まらなかった。電力会社の恐喝は空振りに終わった。原子力がなければ電気が足らないという嘘を見抜かれた電力会社は、新たな強硬手段を取ってくるかも知れない。

そう言えば最近、NHKがやたら地球温暖化をテーマにした映像を流している。また水面下で何かが蠢いているのだろう。気をつけなければならない。

世の中を動かしているのは、正義でも誠実さでもない。悲しいかなお金だ。

僕は自他共に認める貧乏オヤジだ。働いても働いてもお金に縁が無いのは、どこかでお金を嫌っている自分がいるからだろうという確信がある。

女房にもたびたび言われることだが、お金に貪欲な人間を軽蔑している自分がいる。正確に言うと、お金に目が眩んだ、利己的な人間がうざい。

お金を貯めることだけを考えて、さっぱり市民のために動かない市会議員。県民のために働かない県会議員。そして国民のことよりも自分の都合を優先する国会議員。

企業もしかりだ。お金という飴玉を政治家にしゃぶらせ、世論も国民の声も抹殺してしまう電力会社や大手メディアの陰謀は、いやというほど目にしてきた。銀行だってそうだ。お金持ちにはどんどん融資するが、貧乏人にはびた一文貸してはくれない。

高級車に乗り、夜の街を闊歩する同年代の金持ち連中を見ていると、なんだか気分が悪くなる。何を言っても貧乏人の遠吠えになってしまうので、あまり言葉をこれ以上連ねないが、付き合いたくない連中だ。

最後に勝つのは、お金でも権力でも地位でもないと思うね。

己が終焉を迎えるときに、自分を尊敬できるかどうかじゃないだろうか。自分を一番知っているのは自分だ。そこには欺瞞や嘘が入る余地はない。だから教育で大切なことは、自分を尊敬できる子どもに育てることだと思う。

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36パーセントの子供たちに甲状腺異常

18歳以下を対象に、甲状腺超音波検査等を福島県内で行った結果、3万8114人の約36パーセントの子どもの甲状腺にしこりなどが見つかった。

これを受けて政府は、福島以外の全国3箇所で、18歳以下の4500人を対象とする甲状腺検査を実施すると発表した。

1986年のチェルノブイリ事故では、数年後から周辺地域の子どもたちに甲状腺癌の増加が見られた。福島では、現在良性以外の疑わしい子どもたちの2時検査が行われている。小さなしこりがあった13460人に対しては、経過観察としている。

一関市内でも甲状腺異常と診断された子どもたちが増えている。放射能と関係がないとは言わせない。群馬大学の早川先生から当塾に放射能汚染マップを頂いたが、ブログで公開した途端多くの問い合わせを頂き、ほぼ頂いた地図は在庫がなくなった。危機感をつのらせている市民の方々が増えている。

何度も警告してきたが、日本政府が示している食材の基準値は、子どもにはあまりにも危険だ。福島及び、汚染マップで空気線量が0.25マイクロシーベルトを超えている地域の食材は、幼児・児童に食べさせてはいけない。

自分の子どもは、親が、家庭が守らなければならない。「うちは大丈夫だから」という楽観的な親御さんの声を多く耳にするが、大丈夫の根拠が、政府が提示した100ベクレル以下を意味するならば、その考えを改めて欲しい。

福島のこどもたちの現状は、東北すべての危険を示唆している。北関東地域、及び東北の子どもたちの全員の甲状腺検査を、即刻実施してもらいたい。傍観せず、みんなが声を出さなければならない。

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2012年8月27日 (月)

脳卒中による救急搬送が急増

東日本大震災による昨年3月11日の震度7の激震と、約1カ月後の震度6強の余震の直後、宮城県内の脳卒中による救急搬送が急増していたことが27日、東北大の下川宏明教授(循環器内科)らのグループの調査で分かった。地震の揺れが脳卒中患者の増加に関係することを示すデータは初めてという。

 震災直前の11年3月4~10日、脳卒中の救急搬送数は70件だったが、震災直後の11~17日は114件に急増。

 4月上旬には平年並みに戻ったが、4月7日に震度6強の余震が発生すると、同月8~14日は前年同期比21.8%増の78件、15~21日には同15.7%増の103件に。下川教授は「強い揺れによるストレスが血圧を高め、脳卒中を誘発したとみられる」と分析する。

 調査は、11年2月11日~6月30日の、県内12消防本部の救急搬送記録を分析。08~10年の同期と比較した。これまでの調査で、震災発生後4週間で、心不全と肺炎による救急搬送人数が震災前より倍増していたことも明らかになっている。

 また、震災直後の脳卒中や心不全の増加の比率は、津波被害が大きかった沿岸部と揺れの被害だけだった内陸部で大きな差がなかったといい、下川教授は「津波被害がないエリアにも、揺れという震災の大きな被害はあった。今後、震災が発生したら、津波がない内陸部にも医師の巡回が必要」と提言している。【竹田直人】毎日新聞

僕の周りで、昨年の震災以降脳卒中や脳梗塞で亡くなる方が急増している。放射能の影響ではないかと危惧していたが、どうも地震によるストレスが大きく影響したようだ。

間違いなく岩手の内陸部も地震の被災地だ。知人の葬儀屋さんが言っていたが、震災後に亡くなったお年寄りの数が急増したそうである。いや、お年寄りだけではない。僕らの世代である50代も、随分亡くなった。やはり死因は脳卒中が多かった。

上記のような分析は県や国がもっと早急に行うべきだったと思う。放射能の影響を危惧した政府や県が、意図的に健康調査や死因の調査を怠った感がある。

強烈な揺れが毎日続いた。余震と言うにはあまりにも強い揺れだった。夜となく昼となく、揺れ続ける大地に、どれだけ不安を掻き立てられただろうか。

原子力発電所は大丈夫だろうか。また大きな津波がくるんじゃないだろうか。わが家は倒壊しないだろうか。本当に不安の連続だった。

その不安が決して解消したわけではない。しかし地震はだいぶ落ち着いてきた。かと言って防災の意識を緩めてはいけない。放射能の問題を含め、まだまだストレスとの戦いは続くだろう。健康に気を付けなければならないことは、重々承知はしているが、現実は厳しい。

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哀しみが止まらない

[アンマン 26日 ロイター] 内戦が続くシリアの反体制派によると、首都ダマスカス南西部の町ダラヤで25日、政府軍による攻撃で死亡したとみられる200人以上の遺体が見つかった。反体制派は、政権側による「虐殺」だと非難している。

ダラヤの反体制派はロイターの電話インタビューに対し、至近距離から銃撃されて死亡したとみられる遺体が多いと語った。政府軍は住宅を1軒ずつ捜索し、住民を「処刑」していったという。遺体は住宅の中や地下室から見つかった。

反体制派組織によると、シリア全土では25日の死者が440人にのぼったという。また国連の調べによると、同国ではこれまでに1万8000人が死亡している。

内戦が続くシリアで、また多くの犠牲者だ出たイデオロギーの相違や支配する人間の都合で、人間の尊厳と命を奪い去っていく愚行に、現代社会はただ傍観するしかないのだろうか。

平和に暮らせない原因が、人間の慾望にあるのなら、僕らは慾望とそしてプライドを捨てればいい。そんなもののために、命を代償にすることなどない。

国が違うから、宗教が違うから、認められないというの言うのなら、国も宗教も捨てればいい。命を優先しない国家も宗教もいらない。

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一発の銃声がすべてを奪い去る。地球上の愛はどこへ行ったのだろう。狂った政治家と、狂った暗殺者が闊歩する世界に、希望はない。

小さな島をめぐって争っているどこぞの国も、かつては殺戮を繰り返してきた過去がある。原子爆弾によって数十万人の命を一瞬に奪ってしまった世界警察を自認する大国も、平和や愛をスローガンに掲げつつ、多くの血を流してきた。

世界に希望の光りがあるとしたら、人間が根源に持ち続ける、魂の履歴を共有することだろう。怒りも哀しみも、そして絶望も学びであることを知ることだろう。そうすれば僕らは他人を、他国を、多民族を、そして自分を許せる。

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2012年8月26日 (日)

賢治の言葉

宮沢賢治の文学、その創造性は多くの日本人に影響を与えてきた。

僕にとって宮沢賢治という人間は、東北人の感性を代弁してくれる同郷の詩人であり、自己の内面に語りかけてくる言葉の振り子を、いつも揺らし続けてくれる道先案内人だ。

賢治が抱えていた魂の慟哭とも言うべき、絶対善に対する希求は、彼の詩や童話の中で、弱々しいを愚鈍を装いながらも、強烈なイデオロギーを伴い読み手を放射してくる。

賢治の詩を読んでいると、僕はいつも、雪解けに芽吹くふきのとうを連想する。厳しい寒さに耐え、雪の下で春を待つふきのとうと、賢治の言葉が重なってしまう。

僕は賢治の詩を童話を心から愛している。僕の感性の8割は、宮澤文学のエッセンスで構築されてきたと言っても過言ではない。米作りをしてきたのも、先生と呼ばれる仕事を続けてきたのも、そして詩のようなものを書き留める習癖も、音楽を奏でてきたのも賢治の影響であり、賢治の背中を追っても追っても追いつけない、僕のジレンマが、僕の生涯を突き動かしている。

今銀河鉄道に乗って宇宙を旅している賢治は、この東北の惨事を見つめ、何を思っているだろうか。

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賢治が警告し続けてきた文明の傲慢さが、100年の時を超えて現実となってしまった今、彼の魂は、地球への帰還を猛烈に求めているのかも知れない。

賢治が散策した北上川のイギリス海岸や、賢治が愛した早池峰の山にも放射能の灰は降り注いだ。雨にも負けず風にも負けずと賢治は農民を励まし、自分を鼓舞したが、賢治が今のこの東北の状況を言葉にするならば、どんな痛烈なメタファーを文学にしたためただろうか。

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2012年8月25日 (土)

年を取るということ

自分ではそうは感じていないのだが、僕の日常はオーバーワークらしい。

貧乏暇なしの毎日を20年以上過ごしてきた。睡眠を毎日5時間維持していないことも原因だが、休みがないのが体調を崩してしまう原因かも知れない。

強烈な肩こり、眼底疲労、高血圧、痛風、そして喘息に花粉症。いつも僕のカバンの中には、一杯の常備薬が入っている。

最近一番困っているのは老眼が進行してきたことだ。すでに気づいている方も多いと思うが、ブログの文字を一回り大きくした。普通の文字では、打ち込みが出来なくなってしまった。

教室での指導も、メガネをつけたり外したり、視力が良かった昔が懐かしい。

年を取るということは、若さがなくなって行くことではなくて、若さを忘れていくことだと思う。精神が肉体の老朽化に侵食されていくのが、老けていく一番の原因なような気がする。

50歳を過ぎた時、肉体の衰えはさほど感じなかった。どちらかと言うと30代の後半の方が、体力の衰退をいやというほど思い知った。

「還暦まであと○年だ」なんていう話題を、知人がするようになってきた。年金暮らしが待ち遠しいなんていう言葉も耳にする。50代というのはそんな歳なのかも知れない。

僕は蓄えもないし、国民年金も当てにならない世代だ。働ける年まで働かなければならない。

息子達が家庭を持ち、独立する頃には、きっといい爺だろう。それまで命があれば、ラッキーだろうけれど、神のみぞ知るである。

50歳を過ぎて、ブログを通じて多くの友人が出来た。女房が僕に言った。

「おとうさん、友だちが少なかったのに、この年になって友達がふえて良かったわね」

本当にそうだ。

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2012年8月24日 (金)

アントロポゾフィー医療講座 第2回

アントロポゾフィー医療講座 第2回

「保養合宿プロジェクトのカリキュラムをどう考えてつくったか」

天の星が美しい季節ですね

みなさま今年はいつもより空を見上げましたでしょうか。

去年の3,11以降、毎日の生活の中に、度々不安や恐れが入り込んでしまう方は
多いのではないでしょうか。

大人の不安な気持ちは、子どもへも影響してしまうといいます。

現代に生きる私たち大人は、どのように子どもと過ごしたらいいのでしょう。

大人は生活が忙しいし、子どもたちだって勉強や人間関係でストレスを抱えてしまう。
放射能の事、健康の事、お話を聞きにいらっしゃいませんか。

これからの生きる指針に。

心地よく生き抜くために。

皆様のご参加お待ちしています。

2012年9月2日(日)   9時~10時半

 

 

講師 安達晴巳(一般内科医、アントロポゾフィー医学認定医師)
    鶴田史枝(看護師)

参加費 無料

*今回、大人のお話になります。なるべく、
お子様は信頼されている方へお預けになり起こしいただければと思います。

場所 風と虹 一関市花泉町金沢字東要害30

参加お申込み kazetoniji@flute.ocn.ne.jp
          080-1827-2514(金田)

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塾での珍百景

僕の塾での珍百景・・・。

僕は教える立場の人間ではあるが、プライドがない。たいていの要求には応えるし、自分が我慢すれば済むことなら大抵のことは我慢ができる。だから僕が切れる時は余程のことだ・・・と思う。

僕の塾にやってきて他の塾の宿題を聞いてくる強者がいた。まったくOKだ。公文式や学研教室の宿題を持ち込んで、必死に頑張っている。「今度の教室までに宿題を終わらせないと、先生に怒られちゃうんだよ」と言って塾生は頑張っていた。

定期テストが近づくと「先生テストが近いから塾休むね」という生徒がいる。不思議な光景だ。

夏休みが終わる前日、ゆうに20ページを超える英語長文を持って来て、「先生全部訳して」という女子高生がいた。2時間かけて全部訳してあげた。なのに、その生徒の父親は、僕の態度が気に入らないと言って、塾をやめさせるという電話をしてきた。どんまいだ。

塾をやめると言ってご祝儀袋に1万円を入れて持って来た親がいた。わけがわからない!

かつて「先生のお蔭で成績が上がりました」と言って、他の塾に移っていった生徒がいた。これまた訳がわからない。

かつてバイトで勤めていた某学校でのこと。交通費を出してくれるというので、自宅の住所を書いたら、塾の住所を聞かれた。塾は僕の自宅じゃない。自宅から学校までは20キロ、塾からは2キロ。わけがわからない。

「塾に生徒を入れるために、中学校で卓球を教えているんでしょ』みたいなことを言われたことがある。世間的にみれば至極当然の思惑のように見えるだろう。しかし僕は卓球部の父兄から頭を下げられ、頼まれてやっている。ちなみに、今年の中3生も、昨年の中3生も塾に通っていたようだが、僕の塾には中3の男子部員は一人も来なかった。世間の思惑は時に当たらない。

都会から一関に引っ越されてきた方に時々あることだが、月謝が5000円ですと言うと、「1回の指導料が5000円ですね」と言われる。それだけいただければ、23年ものの軽トラックも新車に替えられるのになと思うかねごんである。

何度か書いてきたが、塾の前の道路が完全閉鎖されて1年になろうとしている。塾の営業に甚だ迷惑がかかっているわけだから、工事責任者や市の土木課から、いつまでに工事は終わるとか、道路の閉鎖を長引かせて申し訳ありません的な、言葉があってしかるべきではないだろうか。常識がない。

例年この時期夜になると塾の窓明りに虫がやってきて、玄関から虫が侵入する。コンビニのように大型扇風機を虫よけのために回すのだが、今年は虫が来ない。うれしい珍風景である。しかし状況が状況だけに喜んでばかりいられない。

まだまだ書きたい塾の珍百景があるのだが、調子に乗って爆走してしまいそうなので、このへんで筆を置く。

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僕の夢は続いていく

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連日の猛暑が続いているが、8月も末になり空がだいぶ秋らしくなってきた。

例年ならばこの時期から塾も忙しくなるのだが、震災後、昨年もそして今年も閑古鳥とまではいかないが、春からあまり変わらない時の流れが過ぎて行っている。

昨日甲子園の夏の大会が終わった。大阪桐蔭が春夏の連覇を達せいして幕を閉じた。今年も東北には優勝旗がやっては来なかった。

青森光星学院は関西の選手が多く、大阪対決じゃないかと揶揄する声もあったが、光星学院の一塁手武田くんは岩手出身の選手だ。ちなみに監督さんは東北福祉大学の出身だ。間違いなく東北のチームである。

一時期、他府県から選手を集める私立高校に対して非難が集中したりもしたが、強いチームに生徒が集まるのを止めることはできないようだ。毎年打倒私立をスローガンに頑張っている公立高校の姿があるが、それも青春だと思う。

今年の夏の甲子園は東北のチームの活躍が目立った。福島星光は素晴らしい戦いぶりだった。仙台育英も粘り強い野球を見せてくれた。被災地県の学校が、本当に勇気を与えてくれた。

いつの日か、東北の地に優勝がやってくるまで、僕の夢は続いて行く。たかが高校野球されど高校野球である。

頑張れ東北高校球児!

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2012年8月23日 (木)

ツイッター的囁き

教師って、生徒を自分より優秀にしなきゃいけない仕事なんだよね。

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だから優秀ぶっている教師はだめなんだよ。あつらできねえやつだな~なんて傍観していちゃだめなんだよ。

生徒が教師より優秀にならなきゃ、これからの日本は任せられない。そうだろう。

惜しみなく自分の知性や知識を伝授しなければならない。それが教師だ。それで生徒にみくびられたら本望じゃないだろうか。僕はそう思っている。

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放射線の影響ではない

東京電力は22日、福島第1原発で作業していた男性が心肺停止となり、福島県いわき市の病院に救急搬送されたと発表した。県警によると、男性は57歳で同日午後に死亡した。東電は「倒れた原因は不明だが、被ばく線量から放射線の影響ではない」としている。同原発の収束に当たった作業員の死亡は、東電の把握分で過去に4例ある。

 男性は22日午前9時過ぎから、全面マスクと防護服を着用し、作業員5人と汚染水貯蔵タンクの増設に従事した。同50分ごろ、熱中症対策で休憩室で休んでいたが、まもなく体調不良を訴えた。午前10時35分ごろ、別の作業員が意識不明の状態で倒れているのを発見した。

 男性は昨年8月から第1原発で勤務し、22日は1週間の休暇明けだったという。被ばく線量は同日で0.03ミリシーベルト、累積で25.24ミリシーベルト(暫定値)。【阿部周一】

毎日新聞

亡くなられた作業員の方のご冥福を、心よりお祈り致します。

放射能の影響ではない。この言葉を昨年から何度耳にしただろう。25.24ミリシーベルトの放射能を浴びて亡くなった方をそう言うのだから、東電は被曝で亡くなるという事実そのものを、この世から抹消するつもりなのだろう。

福島第一原発では、毎日3000人の方々が働いている。作業員の皆様の安全を心よりお祈り申し上げる。

言葉で何をどういっても、この過酷な環境で働いている人には、生意気で無責任な言葉にしかならないかも知れないが、放射能の防御をしっかりやって頂きたい。無理をしないで頂きたい。

誰かがやらなければならいない仕事である。命をかけた仕事である。現場から170キロも離れた所に暮らす僕は、何も出来ないけれど、日々祈ることだけはやらせて下さい。家族や愛する人のためにも、どうか本当に無理をなさらないで下さい。お願いします。

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2012年8月22日 (水)

2500稿目の記事

東京電力は21日、福島第1原発から北に約20キロ離れた福島県南相馬市原町区の沖合でサンプル採取したアイナメから、1キロ当たり2万5800ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。原発事故後、福島近海で捕れた魚介類では最も高い濃度で、一般食品のセシウム基準値(同100ベクレル)の258倍。1キロ食べた場合の内部被ばく線量は約0.4ミリシーベルトと推定されるという。
 福島県沖では6月からタコとツブ貝に限って試験操業が始まり、地元を中心に流通している。アイナメは出荷制限されており、漁もしておらず、市場に出回っていない。
 東電は「ホットスポットのようなものがあって、そこの餌を食べた可能性もある」としている。

果てしない人類の旅は、続いていく。その確信を僕らが持てるのは、途切れなかった歴史のバトンタッチを見てきたからだ。

東北の海、山が放射能で汚染された。多くの人達が、いまだに汚染された意味を解せず日常を送っている。普通に野菜を食べ、普通に魚を食べ続けている。

5年後、10年後、哀しみが生じないことを祈る日々だ。

福島の悲劇を傍観してはいけない。あの強烈な揺れと凄まじい津波が、偶然に福島第1原子力発電所を崩壊させたと思ってはいけない。

神を信じても信じなくてもいいけれど、福島第2原発と女川原発が、あの状況で崩壊しなかったのは奇跡だと思っている。

原子力発電所を作動させている人間達が、実は原子力の危うさを一番知っている。仮に僕ら人類が本当に進化し続けているならば、進化の代償はあまりにも大きい。存亡をかけた進化などいらない。

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思考を言葉が遮るのは、我々の欠点だ

時に図書館であったり、時に本屋さんであったり、本棚にぎっしりと並べられている書籍を見ると、僕はめまいを感じる時がある。

いくら本を読んでも読んでも、世の中に本は増殖し続ける。小説や随筆、そして様々なロジックを繰り広げる本というものの総体を眺めていると、雑然とした想念があちこちでぶつかりあい、エネルギーが拡散し、時に中和し、まるで宇宙の膨張を眺めているような錯覚に陥ってしまう。

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人は何故に本を書くのか、何故に本を読み続けるのか、まるで文字が人間を縛り付け、呪文の如く僕らをフリーズさせる、文字に耽溺し、そして文字に動かされて行く。

怒りや悲しみ、喜びや感動を文字にすることで、僕らの感情は共有される。目に見えない鎖の繋がりの中を、囁きが、罵声が、祈りが波紋を起こし伝わって行く。

僕らが介入し、介在する社会は、本当に現実の世界だろうか。ひょっとしたら僕らの想念が作り出したバーチャルの世界ではないだろうか。疑念がふついふつと頭をよぎっていく。

原子のレベルで物体を見ていくと、僕らが実態だと思っている世界は消滅する。すべての生物、すべての人工物が、存在物であることをやめる瞬間、それから先の視線は神の領域だ。

僕らは宇宙の外側を見ることが出来ないのと同様に、原子の中を見ることも出来ない。原子という言葉が思考をブロックしてしまい、その先に進まない。

思考を言葉が遮るのは、我々の欠点だ。言葉なき思考、文字無き思考を共有出来た時、我々人類は、新たなステージに立てるのではないだろうか。

縄文人は、原始的だから文字を持たなかったのではなく、文字を超越した思考を共有できたから文字が必要なかったのではないかと、夏の夜空に輝く星を見ながら、そんなことを考えていた。

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2012年8月21日 (火)

自覚しない人間

誰もが間違いをする。完璧な人間なんていない。

進化する人間は、失敗を原動力にする。逃げないし、誤魔化さない。

失敗が人生に影を落とすのは、失敗したことを自覚しない人間だ。

運が悪かった。そんな言葉で逃げまくっていれば、辛くはないだろうけれど、大切なものを失って行く。それは信頼だ。

能力は平等なんかじゃない。でも、頑張って失敗したことは、やがて学びとなり、力が備わっていく。

失敗に対しては、責任をとることだ。つまり自覚することだ。そうすれば自分の現在の力量が分かるし、次のステップが見えてくる。

出来ないことはやらなくていい。しかし出来ることをやらないのは、社会の損失だ。自分の能力を過小評価してはいけない。

間違ったことを間違ったと自覚できない人間が舵取りを続ければ、やがて組織や国は崩壊して行く。だから間違いを僕らは指摘しなければならない。

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2012年8月20日 (月)

理屈じゃない

いろんな人が、教育を語るけれど、子どもを教育することは理屈じゃない。

しっかりと育てればいいだけだ。

あいさつができること。

他人を傷つける嘘を言わないこと。

努力ができること。

これだけをしっかり教えれば、子どもはしっかり育っていく。

子どもが自己管理ができないのは、幼児期に親がしっかりしていなかったからだ。

そのことを他人のせいにしたり社会のせいにするから、ややこしくなる。

親が反省ししっかりすれば、子どももしっかりしていく。

それだけのことだ。

言葉だけ立派でもだめだ。

お金があるだけでもだめだ。

親もあいさつができて、他人を傷つけることをせず、努力好きであれば、子どもはしっかり育つ。

哲学も宗教も理論もいらない。

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バイク小僧

全世界での累計生産台数約7600万台(2011年末時点)。発売から54年経過した今も年間約400万台以上も販売する本田技研の顔ともいえる『スーパーカブ』が、2012年5月、全面リニューアルを敢行した。この50年以上にもおよぶチャレンジの歴史を振り返ってみよう。(文中敬称略)

 1983年に本田技研工業に入社した今田典博(二輪R&Dセンター企画室主任研究員)には創業者本田宗一郎(1991年逝去)との思い出があった。EVスクーターを試作した1989年のことだ。宗一郎が開発部署を視察に訪れることを知った幹部は、今田にこういった。

「鍵をつけていたら絶対に乗りたいといい出すから、しまっておけ」

 訪ねてきた宗一郎はスーツ姿にも拘わらず、床に膝をつけ、スクーターを隅から隅までなめ回すように見て、こういった。

「これは動くんか?」
「はい、動きます」
「じゃあ、鍵を持ってこい」

 試乗した宗一郎は満足そうな笑みを浮かべ、「ええなぁ~。なかなかええ!」を連発した。この時の光景は今も鮮明に思い出される。創業者の職人魂、技術への執着心を目の当たりにした経験は、今田にとってかけがえのないものとなった。

 2012年5月、ホンダは仕事バイクの定番『スーパーカブ50』(50cc)を全面リニューアルした。「そば屋の出前持ちが片手で運転できるオートバイを作ろう」という宗一郎の発想から生まれ、自身も心血を注いで開発されたオートバイは、優れた耐久性とリッター100キロ以上という驚異的な燃費で爆発的な人気を博した。ホンダの業績を牽引し、四輪メーカーとしての今の地位を確立した立役者として社史に刻まれた名車だ。

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僕が高校時代に乗っていたバイクはホンダのスーパーカブだ。中古で3万円で買ってもらった記憶がある。家には自家用車などなかったので、雨の日も雪の日も、僕はカブにまたがり、通学していた。

今高校2年になる次男も実はバイク通学をしている。車種は同じホンダ。スクーターで地元の県立高校に通っている。

僕らの世代にとって、バイクはホンダというイメージがある。スズキでもカワサキでもなく、ホンダというイメージは強い。

裕福な家庭の倅は、ホンダのカブではなく、DT50という原付を乗っていた。

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こんな感じのバイクである。よほど僕のあこがれは強かったのだろう、今だにこのバイクに乗っている夢を見る。

現在僕は、23年目のスバルの軽トラックに乗って通勤している。シートはボロボロ、荷台は錆だらけ、もちろんエアコンなど付いていない。それこそ高校時代はDT50に憧れたわけだが、今は何でもいいから普通に乗れる自家用車に憧れている。

先日信号待ちをした僕の軽トラックの横に黒塗りのジャガーが停まった。1千万円は下らない高級車だ。僕の車とのコンストラストが素晴らしかった(・・・笑い)。

宝くじでも当たらなければ絶対買えない車である。世の中は不景気だというのに、持っている人は持っている。

東電に賠償請求でも起こして、ジャガーならずとも、軽トラックの新車を購入したいかねごんである。

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2012年8月19日 (日)

頑固のままでいい

僕もそうだけれど、個人経営者というものは頑固で、時代が変わっても自分のやり方は正しいと思っていて、客が来ないのは、自分の店の良さを世の中が分からないからだなんて思っている。そして、その延長線上に、悲しいかな終焉がやってくる。

何代も続いてきた老舗は、それぞれの時代にあった営業戦略を練り、世の中のニーズに迎合し、ハード面でもソフト面でも研鑽を重ね、繁栄してきたお店だろうと思う。

僕は自分一代で店を閉じるつもりなら、頑固のままでいいのではないかと思う。

僕は、吹けば飛ぶような個人零細塾のオヤジだ。倅に継がせるつもりはないし、肉体的にこの仕事がしんどくなった時、もしくは生徒が来なくなった時に教室を閉じるつもりだ。それまでは、自分がやりたいように、自分が正しいと思った方向性を突き進んで行くだけだと思っている。

きっと今後ともパソコンを指導のメインに組み入れることはないし、衛星放送のようなメディアを利用することもないだろうと思う。

赤ペンを握り、メモ用紙を片手に、数学の公式を紐解き、英文の解説をし、電気回路の流れを説明し、そして歴史に於ける人間模様を話して行くのだろうと思う。

20数年間ずっとそういう指導をやってきた。個人塾なものだから、僕との相性というのがあるのかも知れない。生徒が集まる時は集まるし、集まらない時は集まらない(・・苦笑い)。

かつては塾生を合格させることが、塾が生き残って行く最大の武器だと思ったりもしたが、近年は合格実績と生徒の集客は、あまり関係がないようだ。

運というのかそんなもんがあって、部活などのリーダー格の生徒が入ってくると一気に塾生が増えたりするし、逆にあの子がいるから塾に入りたくないなんていう声も聞こえてきたりする。

経営者が運に頼ってはいけないのかも知れないが、何十年もやってくると、仕事の中身云々とは違うところで、業績が左右されることがあって、塾屋家業は本当に難しいと実感するかねごんである。

ところで僕の塾は岩手県一関市にあるのだが、放射能のホッ卜スポットとして有名になってしまった。塾屋家業ではさっぱりの僕の塾だが、このブログが、放射能関連のブログとして注目を浴びてしまい、連日多くのアクセスを頂いている。

アクセス分析を見ると、教育の話や音楽の記事を書いた時は、数秒でブログを立ち去る方が多いのだが、原子力や放射能関連の記事の時は、アクセス数もさることながら滞在時間も大幅に増える。

かねごんよ、放射能のことを書いてくれという読者の方々の暗黙の要求だろうと思う。一関では、牧草地の草を牛に食べさせちゃいけなと言われているのに、野菜は大丈夫というのはおかしいだろうと、僕は昨年から言い続けてきた。

数日前の記事にも書いたが、今月一関市で収穫されたじゃがいもは60ベクレルを超えている。玉葱も40ベクレル超だ。そんなもの幼児や児童には食べさせられないだろう。

僕の家では作った母には申し訳ないが、じゃがいもも玉葱も破棄した。野菜は九州のものを食べている。畑があるのに、野菜を食べれないジレンマ。想像してみて頂きたい。この状況が、きっと僕が生きている間続くのである。

僕は頑固だから妥協しない。しかしその頑固さも時に萎えてしまう時がある。そんな時は、思いっきりギターを片手に歌を歌う。ストレス解消に、『原子力ふざけんなよこのやろう・ブルース』なんていう曲でも作ろうかと思っている。

本当にふざけんなだ・・・。

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戦争は嫌いだ

実は僕は戦争映画が嫌いだ。連続ドラマも、戦争の時代に入ると僕は見ない。正確に言うと見られない。

戦争なんて人間の最低の行為だ。全くやる理由などない。お互いに殺しあう事に、正義もなにも合ったもんじゃない。

世界中がオリンピックで沸き返ったこの2週間、シリアでは、血みどろの戦いが続いていた。
とくに、首都ダマスカスと第2の都市アレッポでは、アサド政権は、戦車や戦闘機まで投入して、反政府勢力に激しい攻撃を加え、いったん失った拠点を奪い返した。

武器も兵力も政府軍側が圧倒的に優勢で、無差別攻撃も行っているため、市民の犠牲者が急増し、紛争開始以来の死者は、2万人を超えたと見られる。また、少なくとも15万人が、戦火を逃れ、周辺国に避難した。

自己のプライドのためなら、国民や市民の命をなんとも思わない、組織や政府のトップの愚行はいつの時代も続く。武器を作って、利益を得たい人間がいて、世界の不協和音を常に演出する企業や組織がある。

テロリス卜を煽っている宗教家や民族組織でさえ、ひょっとすると闇の商人に利用されているのかも知れない。

戦争をしなければ、得られない平和、そんな馬鹿げた考えを数千年続けてきた人間というものの存在は、本当に愚かだ。そして僕も間違いなくその仲間の一人だ。

戦争を止めることができないのは、国や民族や宗教の隔たりがあるからだ。人類は決して妥協することはできないのだろうか。隣人の幸福は自分の不幸、そんな感情がなくならなければ、戦争はなくならない。

韓国や中国は、吹けば飛ぶような小さな島を欲しいのではなく、単に日本人がいや日本という国が嫌いなのだ。過去の歴史から逃れられない教育を施されてきた両国の怨念は深い。

小さなプライドの崩壊が、多くの戦争を生じさせてきた。またきなくさい臭いがする。

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2012年8月18日 (土)

今日はブルース

今日は僕の大好きなブルースを!

日本の音楽史に於いて、ブルースと言えば憂歌団。彼らのブルースは少年だった僕の心をわしづかみにした。男の哀愁が漂うブルースって感じだね。

新井英一のブルースは、泥臭さのなかに、ジャージーな繊細さが組み込まれている。今日本で一番注目されているブルースシンガーかも知れない。

今日はここにもう一人柳ジョージを紹介しよう。天国でもしびれるブルースを歌っていることだろう。一番ひげが似合っていたシンガーだった。

最後に松田優作のブルースだ。この曲が歌われた頃、僕はなんだか宇宙を彷徨っていたような時代を過ごしていたな・・・・

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ひとりきりの遠足

ニール・ヤングのハートオブゴールドがラジオから流れていた頃、僕はわずか9名の野球チームに所属し、ホームベースから外野まで、わずか35メートルしかない小さな小学校の校庭で、暗くなるまで白球を追いかけていた。

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あれから40年もの月日が流れた。小学校はなくなり、僕のハートに刻まれたニールのギターも、そして握りしめたボールの感覚もだいぶ記憶から薄れてはきたが、確かに過ごした少年時代の風は、今も僕の心のなかに吹いている。

浅間山荘事件が起こり、ヘルメットをかぶった学生が急に沈静化した時代だった。カラーテレビが普及し始め、巨人軍が破竹の勢いで連勝を重ねていた。

小さなこども達が、仮面ライダーの変身ごっこをやって遊んでいた。僕はあの頃何を夢想していただろう。家に帰ってもつまらなかった。諸処の理由でお金がなかった僕の家では、喧嘩が絶えなかった。僕は何度布団をかぶって泣いただろうか。

僕が世の中を斜に構えて見る習癖は、きっと子ども時代に身についたものだったろう。

そう言えば、小学校の先生は、どうしてベトナム戦争が起こったのか、部落問題とは何なのか、最後まで教えてくれなかった。

「いずれ君たちがわかる時がくるよ」そんな回答だった気がするが、50歳を過ぎた今でも、僕はいまだに本質を理解していない。

僕はボブ・ディランよりニール・ヤングが好きだった。ヤングの方が孤独だったように感じられたからだ。ニール・ヤングの歌声を聞くと、僕はひとりきりの遠足に出かけた気分になる。

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2012年8月17日 (金)

AO入試が始まる

冬休みが終わってからドカ雪が降るし、夏休みが終わってから残暑が厳しくなる。なかなか季節の移ろいはうまくいかない。

昨日は36度まで気温が上がった。冷房のないわが家は、なにもヤル気が起こらない暑さだった。茶の間の網戸はこわれたまま使えず、扇風機は温風状態。本当に暑い。

今日から高校の勤務が始まる。教室は扇風機が2台回っているだけ。きっと暑いだろう。

東北の夏は涼しいと言われるが、それは勘違い。十分暑い。エアコンのない広いことだけが取り柄の農家は大変だ。冬はマイナス10度を下回り、真夏は35度まで上がる。この45度の差は身体にこたえる。

近年は夏休みが短くなった。冬休みも短くなった。その分春休みが長くなったわけだが、暑い夏は勉強に身が入らない。岩手も関東地区のように長い夏休みが欲しいような気がする。

一関市内の高校は今日からスタート。小学校や中学校も今週一杯が夏休みだ。今月の末には文化祭をやる高校も多い。進路指導のため、進学校は早めの文化祭を開催する。文化祭の開催時期で、その高校のレベルが分かるシステムだ。分かりやすいと言えば分かりやすい。

これから大学のAO入試(アドミッションズ・オフィス入試)が始まる。冬の時代を迎えた私立大学は、様々な入試緩和策を打ち出して来ている。内申点に関係なく応募が可能だったり、受験会場が自分の高校でOKだったり、一昔前には考えられない入試が増えている。

表現は悪いが、数万円の受験料を出せば合格という大学も多い。大学の質の低下が叫ばれているが、実質、学力検査がない受験がこれだけ拡散してしまえば、仕方がないことだろうと思う。

大学の価値が下がり、一番困るのは学生だろう。就職難のこの時代、大学に受かることが楽だと言って勉強をおろそかにすれば大変なことになる。学歴は必要ないが、実力は必要だ。

高額な授業料を払い、大学を出ても職がない。その負の連鎖を断ち切るのは、やはり学問に対する情熱と努力だろうと思う。就職活動を早々始める前に、やるべきことがある。

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2012年8月16日 (木)

女房の誕生日だけれども・・・

今日は女房の誕生日。気持ちは21歳らしいのだが、いよいよ大台に近づいてきた(余計な事を書くとまた怒られそうだが・・・)。

結婚して25年、山あり谷ありの四半世紀だった。神奈川から岩手の山奥に嫁いできて、一番困ったのは、言葉が分からなかったことだったようだ。

「へながいでがすっちゃ~」なんて言葉を理解できるはずがなく、来た当初は????

今回の放射能汚染が彼女にとっては、人生最大の国難であり、対処しなければいけない重大事で、日々全力投球をやっている。

シュタイナー教育を実践するかたわら、子どもを放射能から守る運動に彼女の頭は占領され、夫である僕にはあまり関心がないようだが、それはそれで僕も日常が束縛されず、自由にやらせてもらっている。

今日までが、我が家の夏休み。息子も僕も明日から仕事が再開だ。今日はケーキを買ってきて誕生日のお祝いをやった。

しかしである。一関の放射能汚染状況は油断を許さない。相変わらず一関市の会報には、野菜が不検出と書かれているが、先月は玉葱が71ベクレル、大根が41ベクレルを示し、今月号では、ジャガイモが61ベクレルを示している。

国の基準である、100ベクレルを超えていないという意味の不検出という表現は、いかがなものだろうか。61ベクレルのじゃがいもを食べさせてはいけない。30ベクレルが検出されたブルーベリーを食してはいけない。

子どももさることながら、これから赤ちゃんを出産する若者も、内部被曝は避けなければならない。60ベクレルを超える食材が、普通に売られている状況はおかしい。

市内のスーパーでは、復興野菜などというタイトルで福島産の野菜が売っている。チェルノブイリ事故の教訓が全く役だっていない状況に、僕は苛立ちを覚える。

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メダルの報奨金

今回のロンドン・オリンピックで獲得した日本のメダル数は38個。オリンピック史上最大のメダル獲得数となった。女子の活躍が目立った日本チームだった。

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今回のメダルに対する報奨金は全部で1億4千万。内訳は、金メダルに300万円。銀メダルに200万円。そして銅メダルには、100万円の報奨金が支払われる。

共産圏の国の報奨金と比べれば決して高い金額ではない。いや、低い額だろうと思う。お金ではなく名誉という考えもあるだろうけれど、僕は少ない気がする。

クイズ番組の賞金や特番の賞金と比べても、銅メダルの100万円は少ないと思う。家族や恋愛や仕事を捨て、自分の生活をすべてスポーツに捧げてきたアスリート達の努力と栄冠に対して、僕はこの報奨金は2倍でもいいのではないかと思っている。

スポーツにはお金がかかる。僕は卓球のコーチをやっているが、卓球のラバーを2枚替えると1万円近くする。毎月替える生徒もいるので、1年間にラバー代だけでも10万円だ。その他に遠征にかかるガソリン代、弁当代、etc。

強くなればなるほど、大会や遠征が増える。強いチームは日本国内に限らず、国外の遠征も多い。スポンサーや企業の報奨金がもらえる選手はいいとして、自腹を切っている選手がほとんどだ。

オリンピックは国民に元気と感動を与えてくれる。その代償はもっと大きくていんじゃないだろうか。

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邪魔な課題だ

本は読むもの、音楽は聴くもの。そしてスポーツはやるものだ。

勉強は?覚えるものだ。

一人勉強のいうものが15年ほど前からはやりだし、今は宿題の主流になった。小学生でも毎日ノート3ページの書取り演習が義務付けられている。プラスプリント演習があったりする。僕から言わせればすごい宿題の量だ。

さぞかし日本人の基礎学力は向上したと思いきや、そうでもないらしい。なぜだろう。答えは簡単だ。一人勉強は実はできない生徒の基礎力向上にはなっていない。もう一つ言わせてもらえば、優秀な子どもにとっては、邪魔な課題だ。

書き取りの一人勉強が、児童や生徒から読書時間を奪い取っている。考える時間を略奪してしまっている。

勉強の基本が書き取りだとしたら、作業をやってノートを埋めるナルシストを増やすだけだ。分量より質の向上がとても大切だ。下手な鉄砲数撃ちゃ当たる的な課題を、教師は出し過ぎる。

社会系や語学、そして現代文の読み書きの能力は、読書で培われるものだと思うのだが、世の中の教育はどうも違うらしい。

つまり子どもを信頼していないし、作業をさせることで、教える側の面目を保っているだけだ。実は多くの親や教師はそのことに気づいている。

ひたすら鉛筆を動かし、ノートのますを埋めていく作業に不気味さを感じるほうが、ノーマルな精神の持ち主だと僕は思う。

もう一度問う。

勉強は?

勉強は作業じゃない。知恵を持つことだ。物事の道理を学ぶことだ。教師はプリントを多量に作る暇があったなら、本を読み叡智を磨き、子どもたちに伝授すべきだ。学問の喜びを、学問の素晴らしさを。

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2012年8月15日 (水)

人生には多くの道がある

高校の夏休みもあと数日で終わる。終わらない宿題に顔を青ざめている生徒諸君も多いのではないだろうか。

今日は英語の話をしたい。

例えば、英語が苦手で、大学受験を諦めている高校生がいるとしよう。近年の入試問題はほぼ100パーセント長文読解である。僕らの頃のように、英語構文の書き換え問題や、スペリング問題が出題される入試ではない。そこでこんな提案をしてみたい。

センターに限って言えば、英検的な語法問題が出題されるが、所詮4択問題、言ってしまえば単語力、熟語力が勝負だ。

今の時代、英語教材がとてつもない進化を遂げている。その中から何でもいいだろう、2000円前後で買える大学受験単語集をゲットしてもらいたい。出来れば2000語~3000語レベルのもので、ぜひCD付きのものを買って頂きたい。

それを毎日1時間、3ヶ月間単語集を片手に聞いて見ることだ。厳しい言い方をするが、それをやってみて英語の偏差値が全く上がらなければ、英語はあきらめて違う道を歩んだ方がいいと思う。英語に関わる時間がもったいない。

英語なんて糞食らえだ!そんな気持ちで、切り替えることだ。人生には多くの道がある。

もし、模試等の成績が確実に上がってきたならば、その単語集をベースに、今度はZ会などが出している長文連動型の単語集に移行して行けばいい。間違いなく英語は伸びていくはずだ。

このブログで何度も書いてきたが、僕は英語が出来なかった。中学校時代を振り返って見ると、勉強をしなかったという理由が一番なのだが、あの教科書を読ませて訳させていくという授業が耐えられなかった。まったくおもしろくなかった。

高校の中頃に大学進学を決心した僕は、高校2年生の夏から、中学1年の教科書から徹底的に読解を始めた。決して復習ではない。復習というのは、一度頭に入った人が使う言葉で、僕は初めて英語を勉強し始めた。中3の教科書が終わる頃には、季節は初冬に入っていただろうか。

その後美成社から出版されていた構文150の例文を徹底的に頭に叩きこんで行った。リスニングに関しては、当時出版されていた『百万人の英語』や『大学ラジオ講座』等の雑誌を買い込み、ラジオで聞き流した。

ちなみに僕の通っていた高校は私立高校で、当時大学受験のための課外授業など皆無だったし、高2の英語にいたっては、中1程度の内容だった。そんな高校だからこそ、自由奔放に自分のやりたい勉強が出来たような気がする。

高校生諸君!特に進学校に入らず、英語の大学受験勉強に悶々としている君、テレビ・ゲーム・ケータイメールを封印して、3ヶ月間騙されたと思ってやってみてはどうだろうか。

何度も言うように道はいっぱいある。大丈夫。英語なんて糞食らえだ!

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僕の夢♪

毎年夏と冬に必ず塾に寄ってくれる卒塾生がいる。小学校の先生をやっているSくんと、東京で暮らしているMくんだ。本当に義理堅い。

卒塾して早20年近くになるが、毎年塾に寄ってくれる。感謝で一杯だ。

昨日夕方から、そのMくんと赤ちょうちんで焼き鳥を食べ、僕はいつもながらの烏龍茶で盛り上がっていた。2次会で冷麺を食べようと大町の通りを歩いていると、歌が流れている。下手なギターの生演奏だなと思ったら、なんと自分の歌だった

赤ちょうちんで盛り上がって忘れていたが、FMで僕の歌が流れる日だった。偶然とは恐ろしい。

お盆の夜だというのに、町は閑古鳥。その人通りのいない町の拡声器から僕の曲が流れている。

「あ!先生の声だ」 酔ったMくんが反応した。

(動画提供・とよ爺先生)

悩み多きこども時代、いつの日か素敵な大人になってやる♪

ちょうど歌の最後のフレーズが流れていた。

  僕の夢♪  作詞作曲/ かねごん

幼稚園の頃だった

大きくなったら何になるの?

聞かれるたびに ウルトラマンですと答えた

さすがに小学校に入った時は

ウルトラマンとは答えられず

ちょっとごまかしてウルトラの父ですと答えた

地球を守るすごいやつ

僕は心から尊敬していたんだ

でも母ちゃんにおこられた

もっとまじめに答えなさい

大人になるまで 悩み多きこども時代

いつの日か素敵な大人になってやる

それが僕の夢

あれは忘れもしない

小学2年の秋だった

家に帰ると突然弟が生まれていた

その日から僕はお兄ちゃんと呼ばれ

うれしいんだけど複雑な気持ちで

母ちゃんのオッパイを飲んでいる

弟が少しだけ羨ましかったんだ

今弟は幼稚園で

仮面ライダーになりたいと言っている

きっと将来僕の家は怪獣だらけになってしまうだろう

大人になるまで 悩み多きこども時代

いつの日か素敵な大人になってやる

それが僕の夢

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2012年8月14日 (火)

胸が痛くて切なかった

今日書く記事はだいぶ躊躇したが、被災地岩手の現状を知ってもらうためにも記事にすることにした。

夏休みに入った夏期講習中、突然塾にお母さんがやってきた。

「すみません。お金を返してもらいに来ました○○の母です」

僕は数秒間事情が飲み込めなくて、反応が出来なかった。

震災前、途中で退会した塾生のお母さんだった。2月分の月謝を払ったのだが、3回分を残してやめたので、1100×3回分の費用、3300円を返却して欲しいとの訪問だった。

1年と6ヶ月が過ぎてやってきたお母さん。猛暑の中を遠路歩いていらっしゃったのだろう、汗だくの姿だった。

お子さんはとても優秀で、市内で一番偏差値の高い高校を受験しても受かる生徒だった。しかし大学にやる経済力がないので、進学校には入れないと言う理由で、進学校には進まなかった。

冷たいお茶でも差し上げ、お子さんのお話でもゆっくり伺えば良かったのだろうけれど、授業中の突然の訪問、失礼をしてしまった。

塾教師を30年やってきたが、今回の経験は初めての事だった。実は今まで月半ばで退会した生徒の月謝を返却したことがなかったが、言わば暗黙の了解みたいなところがあった。

今回教室を訪れたお母さんの気持なり状況を、僕はその夜いろいろと思案し、そして想像をしてみた。

なんか胸が痛くて切なかった。

3万円も5万円もする月謝を厭わず、塾に通わせる親御さんがいる。そして5000円の月謝を必死に工面して子どもを塾に通わせている親御さんがいる。

消費税が将来10パーセントに上がる。民主党や政府は、貧窮する東北の状況が分かっていない。

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30年来の僕のお友達

お盆休み二日目、朝方まで猛烈な雨が降っていましたが、今は青空が見えています。一関地方では、13日の夜は、わらを焚いてご先祖の迎え火をします。そして今日は墓参り。

蓮の葉に、お菓子を盛り、野辺の花を飾り、線香をともし、感謝の気持ちを伝えます。

突然ですが、今日の夜7時30分より、FMあすもに僕かねごんが出演します。FMラジオのスタジオライブは初めての経験。吉野崇さんのトーク番組にお誘いされての30分。j時間のある方は、どうぞ。79.5メガヘルツで聞くことができます。ただしローカルFMですので、岩手県南しか入らないかと思います。ご了承下さい。

Syouzi


今回FMスタジオで弾いたギターはK.yairi、前回の恐い話で登場した、箱根の旅館のバイトで買ったギターです。30年数年間、僕の曲作りを支えてきたギターです。

楽器も万年筆もそうですが、いいものは長持ちします。時が経つに連れて味わいが出てきます。人間もそうありたですね。

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2012年8月13日 (月)

恐い話

夏といえば恐い話が涼しさを演出する季節だ。

「先生、恐い話して!」塾生たちは、勉強が疲労を増してくると、こんな話を振って来る。

適当なつくり話をして、「ワイルドだろう!」などとお茶を濁すかねごんだが、半世紀以上も生きてくるとやはり恐い経験はある。

かつて卓球の遠征で行った某ホテルでの出来事だっだ。

試合が終わり、夜8時過ぎにホテルにチェックイン。それぞれが個室だった。僕がもらった部屋のカギは結構階の高い部屋。汗をかいた身体が気持ち悪く、部屋に入ってすぐにシャワーを浴びようと思った。

部屋に入った瞬間、何か嫌な感覚が漂ってきた。10代の後半から俗に言いう金縛りに合いやすいタイプの人間。学生時代、箱根の旅館で住み込みのバイトをした時も、金縛りには苦しめられた。

不特定多数の人が泊まる旅館やホテルは、色んな想念やエネルギーが漂う。

ホテルの部屋でシャワーを浴びていると、胸に痛みを感じた。ひっかき傷のような跡ができ、うっすらと血が流れている。まるで鎌鼬(かまいたち)にあったかのようだった。まずいな~と思ったが、部屋が怪しいので替えてくれとも言えず、その日は朝方まで眠ることが出来なかった。

40代も半ばを過ぎた頃から、鈍化したのか金縛りには合わなくなったが、あのホテルでの恐さは忘れられない。

昔ホテルマンをやっている知人に聞いたことがあるが、ホテルでの自殺は結構多いらしい。坊さんをよんでお祓いなどをするようだが、部屋を借りる方とすれば、そんなことは知る由もない。

近頃は金縛りこそないが、ホテルや旅館に一人で泊まるような時は、某お寺さんの魔除けの数珠を手首につけることにしている。

僕は旅行をすることが、あまり好きではないのだが、若いころのトラウマがあるのかも知れない。

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地球の灯火

新興国を中心とする各国で夏場の電力不足が深刻化し、国民生活に大きな混乱が起きている。エジプトでは9日に大停電が起き、地下鉄がストップするなどのトラブルが続発。7月末にインドで起きた大停電は約6億人に影響した。韓国でも8月6日の気温上昇で、大停電寸前の状態に追い込まれている。背景には経済発展に伴う電力需要増に発電所などのインフラ整備が追いつかないことや、原子力発電所への逆風がある。(小雲規生)産経新聞

今や世界全体が先進国になりつつある。インターネットや携帯電話による情報の共有が、地球のすべての地域を圧巻し、文明は過去の類を見ないほど加速し電力を消費している。

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この写真には、人工衛星から写したヨーロッパ大陸とアフリカの北部が映しだされている。夜の明かりがなんと綺麗だろうか。オリンピックが開催されたイギリスは国全体が光の束だ。

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世界に目を転じると、アメリカと日本そしてインド、中国が光り輝いている。電力の供給が足りないから、原子力をという世論になれば、この星の明かりは近い将来逆に途絶えてしまうだろう。

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お盆休み

朝起きたらパソコンが繋がらない。ルーターやコードをいくらやってもだめ。暑い中悪戦苦闘。

そのうちクリーニング屋さんが集金にやってきた。

「お宅の電話繋がらないみたいですよ」

電話?

思わず電話代の請求書を探索。期限切れ!

家内は2週間九州に出張。僕は夏期講習。完全に支払いを忘れていた。

軽トラックで町のコンビニに直行。支払い後10分もしないうちに電話が回復。一安心。

昨夜山の話を書いていたら急に山に登りたくなった。今日は天気が不安定なので、明日か明後日山に行ってこようかと思う。

今日から息子たちも休み。僕も休み。夏期講習で墓掃除をしていなかったので、掃除をやってきた。

昔はお盆というと親戚がいっぱい泊まりにやってきたが、今は叔父たちが顔を出すくらいで、静かな日々だ。蝉しぐれを聞きながら、座敷で昼寝が出来る至福の時である。

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わが家の座敷は今やイベント会場となっている。シュタイナー関連のイベントが目白押しだ。お盆休み、座敷は僕と飼い猫の休憩場だ。

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山に感謝だ

昨日で夏期講習が終了した(予備日はあるが)。

オリンピックも幕を閉じる。一気に夏が秋に向かう季節がやってくる。夜は鈴虫が鳴き始めた。

塾生の児童が先日お母さんと岩手山に登ってきた。岩手山からご来光を見てきたという。羨ましい。

僕の30代は山男だった。休みになるとリュックを背負って、近隣の山を登っていた。塾の休みがなかったので、すべて日帰りの登山。残念ながら岩手山はまだ登っていない。

40代になってすぐ痛風男になってしまったのと、腰痛を患って山から遠ざかってしまった。

岩手は山が素晴らしい。登るたびに山の表情は変わる。季節によって、天気によって、そして風によって。

一番好きな山はとよく聞かれる。難しい。

登って風景が絶景なのは、早池峰だろうか。優しさを感じるのは五葉山だろうか。そして豊かさを感じるのは焼け石岳だろうか。すべての山に僕は感謝で一杯だ。

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早池峰は宮沢賢治も愛した山だ。

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大船渡の五葉山は巨石の神秘が横たわる。

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焼け石は湖が美しい。

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2012年8月11日 (土)

ご支援のお願い

自宅教室および大験セミナーの教室にて、シュタイナー教室『風と虹』を主催している我が女房が、2週間の福岡プロジェクトから帰ってきた。

教室に通う幼児・児童とお母さん方の、大遠征だった。放射能や食材を心配することなく九州の夏を元気に過ごしてきたようだ。

今回のプロジェクトに要した費用は、善意ある寄付や支援によって賄って頂いた。NPO法人賢治の学校 ふくおか」「小さいおうちクリニック」「飛ぶ教室」の皆様には、大変な支援を頂いだ。心より感謝申し上げたい。

*今後も福島・宮城・岩手の被災地の子どもたちの支援を継続していきたいと思います。ぜひとも善意ある寄付を皆様にお願いしたいと思います。賢治の学校 福岡事務局への振込先をこの記事の最後に添付させて頂きました。よろしくお願い致します。

【風と虹より転載】

シュタイナー教育を手がかりに、回復力を高めようと、

「NPO法人賢治の学校 ふくおか」「小さいおうちクリニック」「飛ぶ教室」の主催で

「光と風と子どもたち、たくさん遊ぼう!プロジェクト」へ福島県の親子、岩手県から風と虹の親子で参加して参りました。

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青い空、広い海。

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貝!

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裸足の夏。

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優しい牧野奈巳先生とあたたかなまなざしのスタッフ

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楽しいそうめん流し。

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毎日のプール遊び。

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毎日の泥んこ遊びと芸術活動。

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ずっと子どもたちに関わって下さった宇佐美先生、

お母さん方の健康オイリュトミー担当して下さった岩橋先生のオイリュトミー公演

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3・11以後、放射能汚染を気にかけて外遊びを制限し過ごすということは

心身ともにとても疲弊してしまいます。

今回のプロジェクトで子どもはもちろん大人もどんどん健康な心身を回復して行きました。

子どもたちは、見るもの触れることができるものすべてにわくわくの連続でした。

単なる自然体験だけではなく、

そこにシュタイナー教育を基盤とした呼吸するようなリズムがあり、

オイリュトミーがあり、アインライブング、芸術活動、あたたかなまなざしがあって、

子どもたちと親達が日毎に明るく元気になっていった12日間でした。

小さな団体が行なっているものです。皆様からの関心やご理解、ご寄付などのご支援をお待ちしています。

どうかよろしくお願いいたします。

http://www.kenjinogakkou-fukuoka.com/

【寄付金のお振込先】
【郵便振替】
口座番号:17440 ─2017971
口座名義:賢治の学校 福岡事務局

【振り込み先】
銀 行 名:ゆうちょ銀行
店  名:七四八(読み:ナナヨンハチ)
店  番:74 8
預金種目:普通預金
口座番号:02 01797
口座名義:賢治の学校 福岡事務局

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塾内の人間関係は難しい

ある年のこと、僕の塾に英語を習いに来ていた高校生は、京大や東北大、そして早慶を狙う塾生が多かった。そんな中で、なんとかどこかの私大に入りたいと思って、僕の塾のやってきていた生徒が辞めていった。理由を聞くと、レベルの高い生徒がいる塾なので、合わないから辞めたいということだった。

またある年のこと、どこでもいいから4年制大学に入りたいという高校生が多かった。いい大学に入りたいと頑張っていた高校生が辞めていった。理由は、レベルがちょっと低い塾だからということだった。

一斉授業をしている塾でもなく、個々に対応しているつもりだが、上記のようなことはちょくちょく起こる。これは高校生に限ったことではなく、中学生も同じだ。

集う塾生の顔ぶれで、その塾のレベルを世間は評価する。レベルが高い生徒がいる塾が、高尚な感じを世の中は持つかも知れないが、出来る生徒に教えるほうが楽だし、手間がかからない。

補習的な塾は、地味な感じがするが、一番教える側の技術が要求される。従って進学塾とか補習塾というカテゴリーで塾のレベルを判断しては、いけないのだろうと思う。

大手フランチャイズ塾は、進学校への合格実績を華々しく掲げるが、実は底辺校と言われる学校に危ないと言われた生徒を、合格に導くほうが、数倍大変だ。僕ら個人塾は、それを長年粛々とやってきた。決して合格実績として世間から評価されることはないが、心の中では勲章だと思っている。

今年は4月以降、進学校を受験しない新受験生が何人か退会していった。塾に来なくても受かるからいいやという理由だったり、志望校を変更したからやめるという理由だったが、実際は、○○ちゃんがいるから辞めたいとか、○○ちゃんが辞めて他の塾に行くから僕も辞めるというのが本音だったようだ。塾内の人間関係は難しい。

というわけで、高校3年は1名、中学3年生はあと4名ほど入塾可能です。よろしくお願いいたします

【お盆休み】

8月13日(月)~16日(木)の間は、お盆休みで塾は完全休です。夏期勉強会の予備日はお盆休み明けの8月17日午後の部と、19日の日曜日となります。

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2012年8月10日 (金)

普通に

群馬大学の早川由紀夫先生から頂いた放射能汚染マップを見て、塾生や保護者の皆さんは、改めて岩手県一関市の汚染状況を確認し、食や日常の生活への防御を認識して頂いている。

世の中に於いては、一見偶然を装った事象が何らかの意味を持つことが多い。福島第一原発の放射能が拡散した時、一関市や平泉、そして奥州市がこれほどまでの放射能を浴びることなど誰が予想しただろうか。

一関市の放射能値が上がった時、誰もが疑ったのが女川原発の放射能だった。しかし福島原発から100キロの仙台市は放射能の難を逃れ、第一原発の放射能は、180キロ離れた一関市を直撃し、空気線量が0.2マイクロシーベルトを超える汚染地帯となってしまった。

一関市から避難をした友人や知人がいる。一方、仕事や家庭の事情で、意に反し留まざるを得ない方々も多かった。様々な情報が錯綜した。真実を知りたい人々が様々なアクションを起こす中、最後までこの事態に対応しなかったのが、国や県、市の行政だった。

この夏休みようやく、本当にようやく小学校や幼稚園の校庭の除染が始まった。1年5ヶ月の間、子どもたちは普通に校庭で運動をし、泥だらけになり、そして間違いなく学校で低被曝をしてしまった。

学校の先生方はみんな、パソコンで早川先生や多くの専門家の情報を手に入れられたはずである。10マイクロシーベルトを超える学校が一関市にあることが新聞で公表されてさえも、学校や教育委員会はアクションをなかなか起こさなかった。

普通に部活動をさせ、普通にプールに入れ、普通に給食を食べさせ続けた。

ただ岩手県南が汚染されたことにより、間違いなく東北人の食に対する危惧は大きくなり、食による内部被曝への防御は高くなったと僕は思っている。

今後30年間、この地は震災前の豊かな大地に戻ることはない。その哀しみを僕はかみしめている。

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判断を間違っている

群馬県桐生市の工事現場で、栃木県足利市立西中3年、石井誠人さん(14)が死亡した事故で、石井さんをアルバイトとして雇っていた群馬県太田市内の建設会社社長(45)が9日、取材に応じた。社長は「約8年前から足利市内などの中学生約20人を雇った。約5000円の日当を払い、学校や保護者も把握していたはず」と話し、学校側も工事現場のアルバイトを容認していたと説明した。

 社長によると、石井さんの両親と校長や担任が今年5月、同社を訪れ「面倒を見てほしい」と要請を受けたという。しかし同校は他の生徒のアルバイトについて同社を訪問したことは認めているが、石井さんについては訪問前だったといい、認識が食い違っている。足利市教委は同校から他生徒がアルバイトをしているとの報告を受け、了承していた。

 社長は同校卒業生。約8年前から、足利市内の4中学のほか太田、桐生市の中学から不登校などの生徒を受け入れていた。生徒たちは空き缶やペットボトルの仕分けなどの仕事が中心だったが、工事現場に派遣されることもあったという。

 社長は「管理不足で1人の命を失ったことは申し訳なく思う」と謝罪した。石井さんが解体作業を行っていたことについては「人繰りは部下に任せていて、どこの現場にいるのか事故が起きるまで分からなかった」と話した。【角田直哉】毎日新聞

尊い命が失われたことに哀しみを覚える。

中学校側が中学生の工事現場のアルバイトを容認していたことも問題だが、中学生に工事現場の仕事をさせていた家庭環境がもっと問題だろうと思う。

そして更には、家庭の経済的理由で働かざるを得なかったのか、もしくは小遣い欲しさで働いていたのかは定かではないが、命の危険を伴う解体作業を中学生の生徒にやらせた会社の責任は重大である。教育委員会や学校が容認したとかしないとかの問題ではない。

中学生の子どもが工事現場で働く姿を想像して欲しい。普通の家庭なら絶対にやらせない。中学生は部活をやり、友だちと遊び、そして本を読んだり勉強することが本業だ。

義務教育とはそういうものだろう。僕は中学生のタレントがテレビで働くのも賛成じゃない。高校からでいいはずだ。大人の慾望の歯車に、子どもを巻き込んではいけない。

「エッチは大人になったら一杯やればいい。お前たちには今しか出来ないことがそれこそいっぱいあるだろう」

僕が、性的な衝動に負ける高校生や中学生にいう言葉だ。同じように人は大人になれば働かなけれならない。中学生時代には、やらなければならないことがある。

桐生市の生活環境をよく知らない僕が、しゃしゃり出て言うことではないかも知れないが、学校も親も判断を間違っている。

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2012年8月 9日 (木)

僕が最も嫌いなフレーズだ

 小学生や中高生を見ていると、宿題をこなすことに精一杯で、自分で自主的にやるべき習慣が奪い取られている。課題をどのようにこなすか、そのことに意識が全力投球になり、社会に目を向けること、本を読むこと、不条理に怒りを持つこと、そういった人格を形成するために不可欠な感情のゆらぎを、自らの力で調整してバランスを保つ能力が低下している。

特に進学校に於いては、深刻な課題疲労が起こっている。よっぽど国立大学に生徒を入れたいのだろうが、あの宿題の量では、演習能力の優れた生徒は育っても、自立心の強い、多角的な視野を持つ人材は育たないのではないだろうか。

「学校の勉強も出来ない奴が、社会に出てなんとかなるはずがないだろう」

僕が最も嫌いなフレーズだ。暗記力だけで社会で成功すると思うほうが、よっぽど歪んでいる。

教師や管理好きの大人に飼い慣らされた子羊達が、社会に解き放たれてしまったら、この国は危うい。

一生懸命生きることは大切なことだ。お金を稼ぎ、家族を養い、家を持ち、そして家族や社会に迷惑がかからないように老後を送って、天国へ行く。誰もが思う理想の人生だろう。

しかし、規格外の人間は疎外されていく。

学歴がない。仕事が無い。住む家がない。そして家族がいない。

「そんなふうにならないように、ちゃんと勉強するんだよ」

また理不尽な囁きが聞こえてくる。

スポーツも勉強も、いくらやっても優劣がつく。経済力もそうだ。勝ったものが勝ちという呪縛が、現代の人間を蝕んでいる。

ケータイのお金は払うけど、年金は払わない。週末の飲み代は確保するけど、子どもの給食費は払わない。パチンコをするお金はあるけど、授業料は払わない。

そんな親が増えている。それは勉強をしなかったせいだろうか。学校の宿題をやらなかったせいだろうか。僕はそうは思わない。

社会のルールが守れなかったり、自分の義務を放棄してしまうのは、快楽主義の人間が増えたかからだ。幾つになってもゲームを手放せないのも、家族を捨て異性と戯れてしまうのも、まるでガキのように飲み屋ではしゃぎ回るのも、快楽主義を第一主義に考えるからだ。

子どもの頃の抑圧が、大人になって花開く。見事なほどに。

子どもは遊ぶことで社会を学ぶ。毎日出される大量の宿題で学ぶのではない。就学前の子どもに、毎日鉛筆を持たせ、漢字や英語を書かせる親を見ていると僕は悲しくなってくる。

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スタジオ・ライブ収録

今夜は塾が終わった後、FMの収録を、FMASUMOのスタジオでやってきた。パーソナリティの吉野さんや古川さん等は、イーハトーブ音楽祭でいつもご一緒するメンバー。

身内の盛り上がりで楽しい収録だった。当初『かぶとむし』だけを歌う予定だったが、調子にのって2曲も歌ってきた。スタジオでのライブ録音は初めての経験。僕の曲がFMで流れるのは3回目だが、地元局は初めて。楽しいひとときだった。

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放送は8月14日(火曜日)よる7時半から、FM・ASUMO79.5メガヘルツ吉野崇の
Hockory Mattarydにて、慣れない僕のトークと歌を聞くことが出来ると思います(・・笑い)

(お盆休みのお知らせ)

8月13日(月曜日)~16日(木曜日)まで塾はお休みとさせて頂きます。

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2012年8月 8日 (水)

ブログというものは

僕の友人や知人の多くは、僕が毎日こんなブログを書いていることを知らない。たまに会って話をすれば、僕はシモネタ混じりのくだらないジョークを連発するただのハゲ親父で、卓球と音楽を愛するオタク人間である。

僕のブログを読んでいる方々から、実に多くのオファーや依頼、相談事を頂く。政治団体や宗教関係者からのお誘いや(・・苦笑い)、公演依頼などなど。

このブログで何度か書いてきたが、僕の身体はひとつなので、分身の術を使わないかぎり、お誘いは嬉しいのだが、スケジュールは空かない。

週に5日は私立高校に行き、英語の授業をし、毎日夕方からは小・中学生全教科の受験指導を、自分が営む小さな私塾で行なっている。土曜は朝から晩まで塾での仕事があるし、日曜日は中学生の卓球の指導をし、たまの休みは農業にいそしんでいる。そして夜中に帰ってきては、パソコンの前に座り、駄文を打ち込む毎日である。

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僕は占いオタクで、誕生日占いや四柱推命などは信じるタイプの人間である。実はこの多忙な日々はそれなりに予想はしていた。『大器晩成型』これが僕の人生のキーワードである。若い頃は苦労人生、そして晩年は多忙な日々を迎えるというのが僕の占いに出てくる大方の予想であった。したがって年をとることが楽しみでもあった。

若い頃は物書きに憧れがあった。学生時代は小説を書いたりもしたが、たいてい原稿用紙が20枚ほどに達すると、話のネタに行き詰まり、頓挫してしてしまう日々だった。

一方ブログというものは不思議なもので、誰かが読んでくれていると思うと、書くエネルギーが湧いてくる。決して一文の得にもならないのだけれど、書くことで気持ちが元気になってくるから本当に不思議である。

5年間で2500稿、原稿用紙の分量にするとボツ原稿も含め8000枚近くの枚数を書いてきた。さすがに夏期講習のような多忙な時期は、記事をじっくり書く暇がなく、写真を貼り付けたり、新聞記事を貼り付けたりしてスペースをごまかしているかねごんである。

今の目標は、なんとか3000稿まで書き続けることを自分に託している。400字詰め原稿用紙1万枚の文章を書き終えれば、新たな挑戦が見えてくるような気がする。

来生は作家にでもなろうかな。そんな妄想をしているハゲ親父である。

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2012年8月 7日 (火)

8月6日

突然のスコールが激しく襲い、雨に煙る町は夏の暑さを一瞬忘れさせてくれる。

忘却という言葉があるが、雨が降りしきる風景のなかで僕は過去に封印した思い出を忘却の彼方から呼び起こす。

不思議なくらい冷静沈着な自分がいる一方、諦観と失望を装った偽装した自分もいる。ロンドンオリンピックで盛り上がる昨日、原爆記念日を迎えた。

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この写真は僕の人生を変えた写真だ。原子力への憎しみを僕に植えつけた1枚の写真だ。広島に原爆が投下された後、アメリカ人が写した写真だ。

遺体を埋める場所に、亡くなった弟を背負い直立不動で立っている少年。彼が一人でやってきたということは、きっとお母さんや家族もなくしたのだろう。前方を見つめる少年の目には何が写っていただろうか。

戦争は愚かな人類のゲームだ。最低最悪のふざけた愚行だ。そのために作り出した核のパワーは決して平和利用など出来るわけがない。一度ならず二度までも投下した原爆の嵐は今も続いている。

作り出した意図は、数十年、数百経っても怨念が巣食ったまま、悲劇を生み出す。ウランを掘り出してしまった人類の意図は平和利用などではなかった。

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2012年8月 6日 (月)

涙の女子卓球団体決勝戦進出

今回のロンドンオリンピックは、日本の団体戦の頑張りが目立つ。個人戦の敗退が目立つ中、各競技、日本は怒涛のメダルダッシュだ。

男子フェンシングの銀、水泳男子個人メドレーの銀、男子体操の銀、そしてサッカーの躍進、まさにいぶし銀の活躍だ。そんななか、卓球女子がシンガポールを撃破し、史上初の団体戦決勝戦に進んだ。

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石川佳純、福原愛には個人戦の悔しさを、中国を相手に思う存分晴らして欲しい。パワー不足を指摘されされ続けてきた福原愛だが、彼女の存在が、日本人の卓球人口を飛躍的に増加させ、小学生・小中学生の技術レベルを躍進させた功績は大きい。

彼女たちの涙に、もらい泣きをした日本人も多かったのではないだろうか。僕らが小学生の頃、日本の卓球は世界を圧巻していた。日本チャンピオンは世界を制して当たり前、そんな風が吹いていた。

しかし、暗いと言うイメージが卓球の代名詞になり、バレーやサッカー、野球に人気が集中し、卓球人口が減っていくとともに、日本の卓球は冬の時代に突入する。

そこに現れたのが、かわいい卓球少女福原愛だった。今の大学生や高校生は、間違いなく彼女の影響で卓球を始めたという選手達が多くいるはずだ。

決勝戦の檜舞台、楽しみである。

(ちょっとお知らせ)

*収録の都合で、僕かねごんが出演するFM・ASUMOのオンエアーは来週になります。

*放射能マップは教室の玄関に置いて置きます。塾生のみなさんは、必要な枚数を持って行って下さい。

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2012年8月 5日 (日)

福島第一原発事故の放射能汚染マップ

土曜・日曜と福島県に行って来ました。

卓球の東北大会のアドバイザーとして、岩手県代表花泉中学校の男子卓球部のベンチ入りを果たしてきました。予選リーグ2勝2負で、惜しくも全国大会の切符は逃しましたが、生徒たちは素晴らしい試合を戦い続けました。

彼らの流した悔し涙はきっと将来、大きな糧となるだろうと思います。また子どもたちや応援に駆けつけた御父兄の皆様から多くの感動を頂きました。感謝の気持ちで一杯です。

今回の福島遠征に、ガイガーカウンターを持参しました。一関市の値がいかに高いかを、福島県内の道路を走りながら実感しました。

群馬大学教授の早川由紀夫先生より、福島第一原発事故の放射能汚染マップが届きました。汚染地図と、2日間に渡って計った僕のガイガーカウンターの空気線量の値がほぼ一致していました。

今回の卓球大会は福島県須賀川市で行われましたが、空気線量は、0.12マイクロシーベルほどで、岩手県一関市の半分ほどの値でした。一方高速道路の車内でさえ、福島県二本松および本宮周辺は、0.6マイクロシーベルトを示し、まさに早川先生の汚染マップが示す通り、高い放射能値でした。

福島県から宮城県を飛び越え、岩手県一関市が、猛烈な放射能を浴びてしまったことに憤りを感じます。福島第一原子力発電所から20キロ圏内の川内と岩手県一関市が同じ色に塗られていることに改めてショックを受けました。

汚染マップは大験セミナー及び、シュタイナーこども教室風と虹に置かせて頂きます。塾生の保護者および関係者各位の皆様に配布いたします。ご連絡下さい。もちろん無料配布です。

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煙草に含まれる放射能物質

食料品の放射能値の規制は当然のことだが、煙草の葉の数値の規制がJTの自主的な値に委ねられているのをご存知だろうか。

僕の家の周りでは、相変わらず刈り取った草が毎日焼かれている。夏はどうしても家の窓を開けざるを得ない。室内の線量計の値はだいぶ上がっている。ちなみに煙草の煙が充満する部屋の放射能値も最近は高い。

小さな子どもがいる家では絶対煙草はやめるべきだ。子どもたちが被曝する。東北から収穫された煙草の葉は、間違いなく全国に拡散している。

下の文章は、煙草の危険を訴えている、ブロガーさんの記事である。自分が被曝するだけな、自己責任だと言えるだろうけれど、周りの多くの方々を被曝させてしまう喫煙は絶対避けるべきである。

JTが独自に定めた暫定基準値がセシウムで500Bq/kgであることがわかりました。

そして検出された放射性物質は、セシウム合計で最大389Bq/kg,NDを除く最低値は21Bq/kg、ほとんどの地点で放射性物質が検出されていました。

セシウムのあるところにはストロンチウムあり、プルトニウムあり、ウランあり、その他線種ありです。

しかも放射性物質は燃やされることでガス化し、肺の奥底へ浸透し、強烈な被曝を伴うのです。

そして煙と一緒に漂う放射性物質は吸っている本人は元より、周りの人々も被曝させてしまうのです。

そのとき喫煙者は加害者となります。

家で、職場で、街で、レストランで、居酒屋で、バーで、至る所で放射性物質を吸わされてしまうのです。

身近に放射能再拡散装置が沢山あり、気がつくと煙の匂いと共に放射能がやってくるのです。。

既に放射能汚染地帯である東日本全域だけでなく、北は北海道から沖縄まで、全国で被曝します。

輸出されたタバコで外国にいる日本人、その周りにいる外国人も被曝します。

私は販売差し止めをJTに求めるべきだと思います。

JTは、暫定基準値くらいセシウムが入ったタバコを吸っても、健康影響はないなどと傲慢にも言い切っています。

放射性物質が入っているものを燃焼させて肺に入れ、健康影響がないなどとよくも言えたものです。

これは企業として余りにも無責任で傲慢です。

社会問題化させて糾弾するべき企業姿勢だと思います。

私も行動しています。皆さんのお力もお貸し下さい。

このままではタバコを吸わない我々も子供達も喫煙者によって被曝させられてしまいます。

放射能が入っていない食べ物や飲み物はまだ選べます。

しかし、流れてくる放射能煙を選んで吸い分けることは出来ないのです。

だから大問題なのです。

どうか何らかのアクションをお願いします。(以上転載記事)

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2012年8月 4日 (土)

暴力団が派遣作業に関与

東京電力福島第1原発の復旧工事を巡る労働者派遣法違反事件で同法違反容疑で逮捕された福島県二本松市、指定暴力団住吉会系暴力団幹部、大和田誠容疑者(33)を通じ、派遣された組員らの日当の一部が所属組織の資金源になっていた疑いが強いことが福島県警への取材で分かった。派遣先だった栃木県の建設業者の契約相手は大和田容疑者とは別業者で、作業員確保に複数の業者が介在したことも判明。県警は暴力団が原発工事に介入した経緯を調べている。

 捜査関係者によると、大和田容疑者の配下の組員ら約5人はケーブルの設置作業などに従事。放射線量が高い区域で働く作業員の日当は本来1日4万円程度だが、派遣に介在した業者らに一部が支払われ、組員らの手取りは約1万円。大和田容疑者の取り分は7000円前後だったといい、県警はこの一部が所属組織に流れていたとみている。

 発注元の東電から見て2次下請けに当たる栃木県の業者は、作業員確保のため福島県いわき市の建設業者と契約。しかし、実際に現場に来た作業員は大和田容疑者の配下の組員らだった。大和田容疑者は07年ごろから各地の原発工事現場に作業員を派遣していたと供述しているという。毎日新聞

組関係者が関与するような仕事のルーズさが東電にはずっとあったわけだが、僕は今回の福島第一原発の事故は、人災だと思っている。

危険な場所だから暴力団関係者が介在したのではなく、仕事のチェック機能がずさんだから暴力団関係者が関与してくるのだ。

下請け会社への仕事の発注が、土木関係の仕事では日常化しているのが現状だが、健康管理や危険予防が全くおろそかだ。

保険等の加入がなく、被曝しても治療を受けられない下請けの作業員もいる。臨時職員や下請け企業の労働者の人権が軽視されている。

東電やゼネコンの社員だけが甘い汁を吸い、日雇い雇用で、数万ベクレルの場所で働く人々は、命の保障さえされない。おかしいだろう!

35度を超える猛暑の中、防護服を着て、マスクを被り汗だくになって、原発と日々向かい合っている方々の命の尊厳が一番大切だ。ピンはねなどもっての外だ。

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2012年8月 3日 (金)

今日から一関夏まつり

今日から一関の夏まつりです。

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今夜は磐井川での花火大会ですが、本日の夏期講習及び通常のゼミは普通に行います。夜は花火大会の爆音で勉強ができませんので、その前に指導が終わるように来て下さい。

明日から二日間は、卓球の東北大会で福島にいきます。予選リーグを勝ち、決勝トーナメント出場となると、8月6日の月曜日まで試合がもつれますが、その時はその時で考えます。

来週8月7日夜7時半からのFM・ASUMOの番組に、僕かねごんが出演する予定です。吉野崇さんとのトークと僕の曲が流れる予定です(まだ収録はしていません)。詳しくは後日ブログにて・・・。

それからお盆休みですが、8月13日から17日まで塾はお休みとなります。

毎日34度を超す暑さが続いています。夏風邪も流行っています。お気をつけ下さい。

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東北人の我慢も限界に近づいている

 政府が1日、福島市で開いたエネルギー・環境会議の意見聴取会では、意見発表者から政府に対する批判が相次いだ。福島第1原発事故の除染や補償でリーダーシップを発揮しない一方、関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働を認めたとして、怒りの集中砲火を浴びた。
 聴取会は発表者の発言が長くなり、予定時間を約1時間オーバーした。大飯原発再稼働を容認した政府を批判する意見が続出。須賀川市の農業女性は「野田首相は大飯原発再稼働で『私が責任を取る』と言ったが、福島の事故で誰か責任を取ったか」と述べた。相馬市の男性は「安全対策が不十分なまま再稼働を認めた人は脳がメルトダウンしている」と皮肉った。
 7月に名古屋市であった聴取会で、中部電力社員が「原発事故では放射能の直接影響で死んだ人はいない」と発言したことへの反論も多かった。富岡町からいわき市へ避難している司法書士渡辺和則さん(38)は「どれほど多くの人が避難中や避難生活で亡くなったことか。怒りを覚える」と語った。
 聴取会の在り方を疑問視する声も。浪江町の農業男性は「全国11カ所で開催しても実績とアリバイづくりだ」と批判。閉会後に傍聴人が「多くの人が参加できる週末に開催すべきだ」と細野豪志環境相に詰め寄る場面もあった。河北新報

放射能汚染の記事を書き始めた頃、福島県で多くの方が被曝して亡くなっているというメールを頂いた。テレビや新聞が情報操作するなか、真実は何も伝わって来なかった。

高校生や中学生の突然死が生じているにもかかわらず、報道は一切されず、「今すぐ健康を害する値ではない」のインチキ報道が繰り返されるばかりだった。

事実を隠蔽するために、多額のお金が東電からばら撒かれた等の話も伝わってきた。連日嫌がらせのメールをもらっていた僕は、事実を確認することなく、頂いた情報を公開することも出来ず、悶々とする日々を過ごしていた。

福島県民の怒りは、僕ら東北人の怒りであるとともに、日本人の怒りでもある。

数年後、多くのがん患者が出て、もし国が放射能とは無関係ですなどの発言をするならば、クーディターが起こるだろうと思う。暴動が間違いなく起こる。

なぜなら東北人の我慢も限界に近づいているからだ。東北人は忍耐強く寡黙で、慎ましい人間性を兼ね備えているが、限界がきた時は一番激高する性格を有している。東北人である僕がそれを一番知っている。

日本が崩壊するような暴動が起きないことを祈りたいが、政府の対応を見ていると、どうも国を守るという姿勢を感じない。まさに脳がメルトダウンしているのだろう。

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2012年8月 2日 (木)

東京女学館大学の閉校

東京女学館大(東京都町田市)が来年度から学生募集を停止し、4年後に閉校する方針を示したことに対し、学生や保護者の間に反発が広がっている。少子化に伴い学生確保が厳しさを増し、私立大は苦しい経営を強いられている。地方に端を発した「閉校」の波が首都圏まで及んだ格好で、他大学への波及も懸念されている。

 「存続に前向きになってほしい」。先月12日、東京女学館大で開かれた保護者向け説明会で、学生や保護者の不満が爆発した。出席者によると、約150人が参加し、運営する学校法人「東京女学館」の福原孝明理事長(同大の学長を兼務)らに疑問をぶつけた。

 同法人が運営する小中高校(東京都渋谷区)は名門女子校として知られ、今後も継続する。だが大学は短大を母体として02年度に開校したものの、毎年定員割れが続き、累積赤字は約25億円。学校側は4月21日の理事会で募集停止を決議し、24日に文部科学省に届け出た。在学生(264人)が卒業する16年3月に閉校する予定という。

 文科省は「募集停止は経営判断」と方針を尊重する一方で、学校側に「閉校への具体的な計画を示すなど理解を得るように」と促した。学生、保護者と卒業生有志は5月30日、都内で「存続させる会」を結成。署名活動を進めている。こうした動きに同法人は「大学関係者を中心に説明している最中で回答を控えたい」とコメントしている。毎日新聞

危惧していた事態がいよいよ始まったという感じだ。関東や東京の私立大学への進学希望者が、地方において激減している。理由は経済的理由だ。

生活費と学費を含め、4年間で1千万円が飛んでいくと言われる昨今、親の経済負担は計り知れない。大学のレベル云々の前に、自宅から通える地方の私大が逆に生徒を確保し始めている。

東京女学館と言えば、かつては名門の女子大学である。累積赤字が25億円と聞いて、驚きもさることながら、他の私大も厳しい経営状況なのだろうということは、想像に難くない。

私立大学の受験料が、ドル箱だった時代は終焉した。AO入試が主流になり、いわゆる記念受験や冒険受験がなくなった。一回の受験料が4万年、5大学を受験すれば、20万円が飛んでいく。バブルの頃は、10大学を受けた生徒もいたものだが、近頃は堅実な生徒が増えた。

震災が起きて、東北の経済は厳しい状況下だ。東京の直下型地震が懸念される今、関東の大学への進学希望が増えるとは思わない。

時代に即した授業料の設定や、奨学金の整備が急務だろう。私立大学の生き残りをかけた戦いはこれからが正念場だ。我々塾業界も冬の時代から氷河期の時代に入った。雪解けを待っていたら廃業するしかない。頑張らなければ。

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2012年8月 1日 (水)

天国からのサポート

歩んでも歩んでも到達できない終着点に、時に人は戸惑う。

人はたとえ命が途切れても、終わりじゃない。未来永劫続く道のりを、人が知ってしまったなら、今生を生き抜く元気が出てこないだろうと、神様は僕らの過去生の記憶も、そして未来生の記憶も、消去してくれたんじゃないのだろうか。そんな気がする。

様々な国、地域、民族、そして時代を越えて、僕らは学んできた。そして魂の中に刻まれた多くの想いは、今生を生きる糧となり、僕らの人生を彩って行く。

一見遠回りと思えるような生き様さえも、間違いなく僕らを成長させ、新しいステージへと背中を押してくれる。それが人生じゃないだろうか。

震災後厳しい塾営業を強いられている僕だが、精神的にもっと辛い時代もあった。母が癌を患い入院し、その後僕までも体調を崩した年、自分の身体をごまかしながら、なんとか指導を続ける毎日だった。

営業をやれず、もちろんブログを書く以前のこと、自分の信念を発することも出来ず、途方にくれていた。

しかしその翌年の春は、不思議なほど中3生が入ってきた。友達の紹介が多かったように記憶するが、25名もの生徒が一気に入ってきた。

そんな春の日に、僕は教室で何気なくつぶやいた。『どうして今年はこんなに中3生が一気に入ってきたのだろう・・・』

『僕のソウルメイト達だよ、お父さん』 僕の心の中に、ピアノの調べのような言葉が響いいてきた。

涙が溢れて止まらなかった。

僕ら夫婦には、6歳違いの息子が二人いる。その間に、この世に生まれてこれなかった息子がいた。生まれて成長してしていればその年、高校受験を迎える中3になっていたはずである。

天国にいる息子が、窮地に立たされている僕をすくってくれたのだ。彼の存在を忘却の彼方に押し込んでしまっていた自分の不甲斐なさと、そして息子の優しさに、ただただ涙が止まらなかった。

人生は多くの人たちの愛と真心に支えられている。目に見えるものがすべてではない。僕たちは歩み続けなければならない。すべてのために。

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石川佳純がベスト4に

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女子シングルス準々決勝で、19歳の石川佳純(全農)が4―1でユエグ・ワン(シンガポール)を下し、シングルスの日本人勢では男女通じて史上初の4強入りを決めた。

 第1ゲームは8―11で落としたものの、「サーブが効いていたし、焦らずにプレーできた」と言葉通り、2ゲーム目から11―5、11―4、11―8、11―4と4ゲーム連取。「前よりもラリーで強いボールを打てるようになった」というサウスポーは一気に勝負を決め、初の五輪で準決勝の舞台まで駆け上がった。

各国の卓球代表選手には中国から帰化した選手が多い。世界のベスト4はいつも中国人同士の戦いだが、オリンピック初出場の石川が、中国の壁と対戦する。

石川の武器はバックショートの多様さと、サウスポーから繰り出す強烈なファードライブだ。身体のバランスが、彼女の細い身体からパワーを生み出している。

左足の強靭な力が、ドライブのタイミングを支えている。左右に揺さぶられても軸がぶれないホームが、安定した返球を可能にしている。

オリンピック史上初の卓球のメダルが、日本にもたらされる可能は十分ある。伸びしろがまだまだある19歳。幼さが残る愛くるしい表情の中に、気迫の闘士がみなぎっている。

世界ランキング6位の石川佳純だが、3球目攻撃は、世界のトップクラスだ。自信をもって準決勝に望んで欲しい。

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