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2012年7月 8日 (日)

逃避本能丸出し状態

去年10月、滋賀県大津市で当時中学2年の男子生徒が自宅マンションから飛び降り、自殺しました。

 

 「(学校は)事件当日から『誰かに聞かれても無視しとけ』」
 「このこと(自殺の件)は、あまりしゃべらないようにとか。口止めみたいな」(同じ中学の生徒)

 男子生徒の自殺後、学校は在校生に対し、生徒個人やいじめについて口外しないよう、口止めしていました。大津市の越直美市長も、この口止めを認めています。

 「昨年、この事件があったとき、『いろいろ聞かれても無理に話す必要はない』と言ったことは聞いた。新しく何か(口止めについて)言ったという事実はなかったと聞いている」(大津市・越直美市長)

 しかし、6日。
 「きょう(校内)放送あった。全校集めた(校内)放送で、『変なことしゃべるなよ』って」(同じ中学の生徒)

 市教委は、「不確かなことを話さないように指導しているもので問題はない」としていますが・・・
 「かん口令というのは、情報をコントロールする手法。生徒の証言をコントロールすることになる。事実解明に消極的に作用することを危惧する」(原告の弁護人・石川賢治弁護士)

 男子生徒の死亡からまもなく9か月。越市長は、教育委員会による調査が不十分だったことを認め、再調査に乗り出すことを決めました。(07日16:42)

最終更新:7月7日(土)23時22分TBSニュース

この事件に関しては2度目の記事となる。

明らかに学校側はいじめの実態を知っていての、緘口令だったのだろう。ひどすぎる話だ。今まで塾教師をやってきて、保護者の方々から多くのいじめについて相談を受けてきた。学校側の対応は、『そのような事実は掌握していません』というケースがほとんどだ。ひどい先生になると、被害妄想じゃないですかと、宣戦布告をしてくる。

実は放射能に対する学校の対応も根っこは同じで、責任放棄。起こっている事態はすべて上任せ。そして上に君臨する権力者は、逃避本能丸出し状態だ。

自分の教育生命をかけて立ち上がるトップの姿を、震災後の放射能問題に対しては、残念ながら一人も見ることが出来なかった。何のためのトップだろう。僕はことごとく絶望感を味わった。

長とつく公(おおやけ)の方々は、子どもの命より自分の保身の方が大事らしい。一応僕の名刺にも校長という肩書きがついている。大験セミナー校長と(・・苦笑い)。ただし僕の年収は、本物の校長先生方の1回分のボーナスにも及ばないが・・・。

現場で働く先生方が声を出したくても、トップが抹消してしまう。そして学校中に諦観という2文字が蔓延する。

事なかれ主義の病巣が、尊い人命を失わせてしまったことを反省しなければ、学校教育に対する信頼は失われていく。

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コメント

Aの母です。いつも ありがとうございます。
娘がいじめについて小学6年の時に書いた作文があります。
いじめは恐ろしいものです。いじめる人は、軽い気持ちでやっているかもしれません。でも、いじめられている人は、怖くて、怖くて学校にも来られないでしょう。自殺してしまうかも。いじめのせいで、たくさんの人が傷ついています。いじめる人は、どうしていじめるのでしょうか。うらみがあるのでしょうか。気分転換にとか、遊びの感じなのかもしれません。いじめは 絶対にしてはいけません。どんな理由があろうと、決して、してはなりません。

かねごん先生もご存知 の学力の作文ですが 娘の精一杯の思いだと思っています。
教育委員会は、必要でしょうか。子供を一番に考えない 守ってくれない 組織は、要らないです。先生の中でも いじめが あると聞きました。 そんな学校でいじめが解決する訳がありません。いじめられている娘が障害児として 授業が進められています。どのように高校進学を考えたら いいのか悩んでいます。 子供たちが自ら 命をおとす 国。おかしくないですか?

(かねごん)
Aさん母様おはようございます。
自分と異質なものを排除しようとするのは、子どもたちが抑圧された生活を強いられているからです。
いじめはもちろやってはいけないことですが、いじめている生徒を止めない周りはもっと悪いですね(先生を含めて)。
30年間いや50年間いじめる側の人間を見てきましたが、そういった方々は過酷な人生を歩んでいます。因果応報という不文律がしっかり働いていますよ。
生意気な言い方ですが、入るべき高校は必ずあります。縁が彼女の人生を救って行きます。大丈夫ですよ。

「いじめられる方にも理由がある」というのをよく聞きますが、そういう場合でも、恐喝や暴行は認められないわけですし、そういうことを唱えるコメンテーターや知識人と称する連中を持ち上げてきたメディアもやはり信じてはなりません。そして、その倫理を受け入れた社会も同様です。もっとも、学校にいる時間が長すぎるのも原因だと他のサイトでは言っていましたが。

(かねごん)
大河様コメントを頂きありがとうございます。
そうですね。理由のない事象は存在しませんね。
原因があり結果があるわけですが、その段階を表面的に捉えている先生がほとんどの状況では、いじめは消えないでしょうね。
子どもの魂の叫びを聞いて欲しいですね。

学校は生徒の自己責任で通う場所になったのでしょうか。このような学校には、命懸けで通うほどの学びと意義があるのか疑問を持ちます。
重要なポストにいる人々の中にアンパンマンの精神(他人の為に身を削る)を持つ人がいなくなったということと理解しました。
恥という言葉と概念もなくなるのでしょうか。

因果応報でもあまりにも犠牲が大きすぎます。

(かねごん)
たんた様コメントを頂きありがとうございます。
僕は仕事柄、学校の先生とは付き合いが多い人間だと思います。
苦労してきた先生は、人間力が凄いですよ。問題なのは、自分の能力を過信して、想像力が欠如しているボンボン先生方ですね。話にならないですよ。
採用した人間を疑いますね。

先生こんにちは♪

いじめと言う言葉に違和感を
感じます!

一人の人間を死に追いやった
行為をどうしていじめと言うのでしょうか?

いじめは幼稚園児が相手を
叩いたりして泣かしたりする
レベルの事で今回の事件は
殺人、恐喝、傷害などと
表現すべきではないでしょうか?

いじめと言う曖昧な言葉を使うから
子供自信も事の重大さを理解出来ない
のではないでしょうか。

震災があり生きたくとも生きる事が
出来なかった多くの方がいる一方で
無限の可能性をひめた若い命が
失われる事に心が張り裂ける
思いです!

加害者本人、加害者の親、担任、
学校、教育委員会、警察、裁判所
何を信じ誰に救いを求めれば
良いのでしょうか!

先生教えて下さい

(かねごん)
ナノナノさん。
僕は震災後、文科省が放射能の安全基準値をマックスに押し上げた時から、日本のトップには、子どもを本気で守る教育者が不在であることに確信を持ちました。お蔭で心置きなく真っ向勝負で僕は批判文を書いています。
言葉は悪いですが、腐れています。
自分の懐と、地位の安泰のみを考える人間たちです。
だから今回の事件も、平気で学校は平気で責任逃れが出来るのです。
しかしです。

現場に携わる人達の良心を僕は信じたいですね。
希望はあると思いますよ。
そうじゃないと、学校は崩壊します。間違いなく。

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