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2012年6月10日 (日)

崩壊を止めるのは真実の言葉だ

崩壊していくものを止めることは難しい。つまりは、壊れていくものにはそれなりの理由がある。

存在が必要なくなるゆえの消滅なのだが、そこに介在する根本の理由は神のみぞ知るである。

僕ら人間の都合で食い止めようとしても、如何せんそこは欲望と利便さを追求する悲しい性ゆえ、全体の視野が見えない。何が善で、何が悪であるかさえも、時に僕らは判断することが難しい。

夜明け前の闇は深い。今文明が抱える闇は、一寸先は闇どころか、漆喰の闇である。

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政治が悪い、教育が悪いと僕らは批判しているが、全体の流れを作っているのは僕ら人間であり、そのことに責任を持つことは最低限必要なことだろうと思う。

快楽と愉悦が人生を優先させ、お金のために奔走する生活の日々が悪いとは思わない。それが生き甲斐であったり、生きる糧となっている方々も多い。僕もその一人かも知れない。

ただ人生の中で虚無感に襲われる瞬間を見過ごしてはいけないと思う。完璧じゃない自己、未熟な自己を忘却した人生ではいけない。

崩壊はいつも内部から始まる。心をごまかしてばかりいると、人生の本流からどんどん遠ざかって行く。そのことを知らず快楽に身を任せていると、知らぬ間に自分が崩壊の中心になっている。

人を形作って行くものは言葉だと僕は思っている。言葉は間違いなく思いの表出だ。言葉に耳を傾けていると、その人の風景が見えてくるものだ。

偽りの言葉には、虚構の光景しか放射してこない。しかしだからと言ってその虚構に慣れてはいけない。傍観してはいけない。

崩壊を止めるのは真実の言葉だ。

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コメント

今晩は
かねごんさんの今日の記事を読んで
20年前の年配の知人を思い出しました
彼は言霊にとてもこだわっていて
日本語の曖昧さがいけないといっも力説していました
その時はまだ彼の力説がピンときませんでしたが
今は亡き知人ですが
彼の言っていたことが正しかったと実感しています

(かねごん)
yaeko様コメントを頂きありがとうございます。
若者の言葉が乱れ始めて、日本の文化や産業が衰退し始めたと感じるのは僕だけでしょうか。
若者たちが今言葉を発しないのは、残念でしょうがありません。

実は以前、大河として投稿しました。それはともかく、原発は事故が起きなくても放射性廃棄物の問題があり、安全性とは別に震災瓦礫の受け入れ問題というのは放射性廃棄物の全国への拡散のための予行演習とさえ思えてしまいます。
もし、原発廃止で関西で事前に公表されていた計画停電とは別に停電するという話が事実であれば、大飯原発は福井県に頼んで動かしてもらう、その代わり、原発を廃止しても問題ない地域は即刻廃炉にするというのが最大に譲歩出来るところだと思っています。

(かねごん)
まっしゅ様コメントを頂きありがとうございます。
大阪の某市長もそして東京の某都知事も、全面に正義感が漂っていますが、原発についてはどうも胡散臭いところがあります。
権力を持った人間は、弱者を救済しようとする言葉とは裏腹に、限りない欲望の渦に飲まれていきますね。
原発問題はそのまさに象徴だと思います。

かねごん先生、こんにちは。

[夜明け前の闇は深い。今文明が抱える闇は、一寸先は闇どころか、漆喰の闇である。]
この先どんな社会になるのか、想像力を働かせてみてはいますが、どうにも描けない、悶々とした日々を送っています。先が見えないというのはこういうことかと。

よく原発を止めたら生活水準が逆行するという言い方をする人がいますが、私はそれも良いと思っています。
自分が生まれたころ、風呂は薪、電話は借りに行く時代。
そこからの「進歩」はあっという間の気がします。
ここ何年かは、「すべてが行き過ぎ」だと感じていました。

改札が機械化され、自動販売機が喋りだしたりした頃から自分の中でイライラが増えました。
機械による過剰サービスに対する反発や不快感も大きかった。

人件費削減のための機械化で、就職先が少なくなって失業者が増え、自殺者は増え、自分の言葉を持たぬ人間が増え、未来への希望や幸福感を持てなくなり、・・・一体何がしたかったんでしょう。

(かねごん)
しろ様コメントを頂きありがとうございます。
そうですよね。こどもの頃テレビが家に無くて、小学校の校長室でテレビを見させてもらったことを思い出していました。
風呂の水を井戸から汲むのが大変でした。
でもあの頃、不便でしたがなんだかほのぼのとしていましたよね。
時代は錯綜し、大切なものを失ってきてしまいました。残念です。

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