変化に慣れてはいけない
僕のブログは、放射能や原発関係の記事を書いた日と、そうじゃない日のアクセス数が極端に異なる。僕のブログは本当は塾ブログなので、教育のこと受験のこと、子どもたちの話題を書くべきなんだろうけれど、どうも僕に求められているものは違うらしい。
この福島第1原発から170キロ離れた岩手の地の汚染状況や健康被害、市や県の対応を、読者の方々は知りたがっている。
実は僕のところには、多くの方々から原発関連の情報を頂いている。もちろん福島の状況についてもである。衝撃的な内容も多々ある。しかし事実を照らしあわせて確認していない情報を、そのまま載せるわけにはいかない。
ブログが炎上しかねない内容もあるわけで、臆病な僕は打ち込めない状況だ。特に健康被害に関しては、新聞やマスコミが取り上げないが、深刻な状況が進行している地域もある。
昨年僕の町で、中学生が亡くなった記事を書いた。その記事には、あれ以来40万件を超えるアクセスがあり、今も増え続けている。
東北では震災以後、不可解な子ども達の死が相次いでいる。放射能とは関連ありません。そんなコメントばかりだ。
東北や北関東の地から多くの方々が、関西や九州、そして北海道に避難された。誰かがコメントをくれたが、「避難するのも地獄、しないのも地獄」だと。
天文学的な数字の放射能が拡散した東北の太平洋岸地域。土壌の汚染もさることながら、海洋汚染も深刻だ。沈黙していたマスメディアに於いて、唯一NHKが放射能汚染に関して一歩進んだ報道を始めている。しかしそれとてまだまだオブラートに包まれた感じだ。
皆さんは知っているだろうか。現行の日本の生命保険は、放射能による疾病を保証しない保険がほとんどであることを。
つまり放射能が原因による癌だと診断が下った状況で、保険が効かなくなるのである。したがって多くの人たちが、放射能を疑いながら、黙殺してしまう。これは政府と保険会社の陰謀以外の何ものでもない。嘘だと思ったら、今お手元にある生命保険の規約書を、虫眼鏡を使って見て頂きたい。小さく小さく書いているはずである。
3・11以降日常が変わった。その変化に慣れてはいけないと思っている。
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