サラ・ボーン My favorite thing & NEN先生
一関市ではFMアシモが開局した。先日同僚である一関修紅高校のNEN先生がライブ出演した。一発録りの生出演だったが、さすがミュージッシャン、自作の曲を熱唱された。カッコ良かった。思わず目頭が熱くなった。
NEN先生は、美術の先生なのだが、作詞作曲をし、自らギターを片手にソウルフルな歌を歌う生粋のアーチストだ。ラジオの中でおっしゃっていたが、19歳で曲作りを初めて以来、自作の曲は140曲を超えるという。プロのミュージッシャンとのジョイントライブもやっいて、いつも独特の音楽空間を醸し出す素敵な方である。
NEN先生の出演したFMを聞いていて、自分の曲が初めてFMで流れた時のことを思い出していた。
生まれて初めて自分の曲がFMから流れた日は、そりゃ最高の気分だった。その時録音したカセットテープを今だに後生大事に持っている僕だが、そのラジオ番組はジャズが多くかかる番組で、僕の歌が流れる前に、サラ・ボーンのMy favorite thingが流れた。
手前味噌の話で恐縮だが、番組の最後に、番組中に流れたアーチスト名と曲名が紹介されるのだが、サラ・ボーンの名と僕の名前が聞こえたきた時には卒倒もんだった。たかだか地方のFM曲で流されただけなのに、僕は舞い上がり、調子に乗ってギターを弾きまくる日々だった。
ジャズやブルースがなぜ好きかと尋ねられることがあるが、いい曲はジャンルに関係なく好きだ。美空ひばりも聞くし、バリバリのロックンロールも聞く。
で・・・あえてジャズを多く聞く理由は、学生時代通ったジャズ喫茶へのノスタルジアだと思う。煙草の煙とコーヒーやバーボンの香りが漂う、暗い不健康な空間、その中で妄想する青臭い思想は、間違いなく勘違いのマスターベーション的錯綜なのだが、今でも当時聞いていた曲が流れると、遠い昔の匂いが漂ってくる。
職員室では、NEN先生の机と僕の机がすぐ近くなので、よく音楽話に花が咲く。ここだけの話だが、NEN先生も僕も曲を作るのだが、譜面が書けない(・・笑い)。
NEN先生はいつでも自分の曲が歌えるから凄い。僕は歌詞ノー卜の上にコード譜とタブ譜をメモしているだけなので、30年間で50曲程が忘却の彼方に埋没してしまった。残念である。
NEN先生のライブがいくつかYouTubeにアップされている。承諾を得ず書きしたためている今日のブログなので、勝手に貼ることが出来ないが、先生から承諾を頂ければ後日紹介したいと思うかねごんである。
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