僕らは国から軽んじられている
ようやくコタツが茶の間から消えた。僕の花粉症もおさまってきた。
塾の教室に今年初めてクーラーが入った。つまりは暑かったということだが、湿気が少ない分、まだまだ清々しい。
相変わらず磐井川の土手の工事は終わらず、塾横の道路は閉鎖されたまま、4っつ目の季節を迎えてしまった。
中学校の中間テストが終わってほっとしたと思いきや、来週からは高校のテストが始まる。それが終わると中総体が始まり、その1週間後今度は中学の期末テストだ。夏期講習の準備も入る。
岩手県県北の海水浴場の水質検査が行われたようだ。セシウムは検出されず、泳ぐのには大丈夫だとのことだが、今年あの海で泳ぎたいと思う人はいるだろうか。行政のやることは、どうも理解不能だ。
理解不能と言えば、食品の安全基準値の設定も理解に苦しむ。水は10ベクレル以下が安全基準で、お米は100ベクレル以下だと言う。水が厳しいのは毎日飲むからだと言うが、お米だってそうじゃないだろうか。そのくらい小学生だって分かることなのに、いい年をした大人たちが何を言っているのだろう。
国の言うことを真面目に受け取って、今までどれだけの人が甚大な被害を受けてきただろうか。訴訟を起こせた人はまだしも、多くの人が泣き寝入りだ。
薬害や放射能に限ったことじゃない。教育も労働条件も、そして我々の命までもが、国から軽んじられている。国を動かしている者たちがどんな人間たちなのかを、知らなければならない。
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国の言うことを真面目に受け取るなんていう勇気は持っていません。毛頭ありません。
薬害訴訟、環境汚染、公害問題、どれも国はお金の計算や一部の人の名誉や利益を優先し、そっぽをむき逃げてきました。記憶に新しい薬害エイズ問題でも。
その被害者の長く辛い悲しい思いの訴えを知っている私たちは、国や政府の「問題はないだろう」という判断や対応を信じることはできません。
インターネットなどが普及し、自分から情報を広く知ることができる今、尚更です。
(かねごん)
たんた様コメントを頂きありがとうございます。
国は支援する振り、国民を守る振りをしているだけです。巨大な国家権力は、金脈のある方向にだけ便宜をはかり、それ以外はごまかしの連続です。
僕らは飼い慣らされたペットになってはいけないと思います。
投稿: たんた | 2012年6月 3日 (日) 09時21分